見たアクション映画まとめ番外「錆つかない剣を持て!」
Web上で小説を発表しているおひさまの日向満家と申します。
※著作リスト→ https://note.com/hyuga_mitsuie/n/n1330bce1f7b8
今まで数百本見てきたアクション映画ヲタでもあります。2023年視聴分からまとめていこうかと思います。(今更ww)
「錆つかない剣を持て!」(2024・日)
視聴日:2024.04.17
視聴方法:YouTube
出演者:髙橋未来虹 高本彩花 濱岸ひより 小西夏菜実 山口陽世 森本茉莉 清水理央 竹内希来里 渡辺莉奈 高瀬愛奈 石塚瑶季 平岡海月
いつも最初は超短いあらすじを書くんですが、今日はまず見てください。見ましょう。所要時間は5分44秒です。
……見た? 見た。はい、見ましたね。ありがとうございます。
はい。MV(ミュージックビデオ)ですね。アイドルグループ日向坂46の中の1チーム、ひなた坂46(ひらがなひなた)が歌う楽曲「錆つかない剣を持て!」です。
見ていただいた通り、カンフーがモチーフになってますね。
曲のタイトルから、アクションで行こうとなったんでしょう。坂道グループのMVではおそらく初めての試みだと思います。
なぜこのMVを取り上げようと思ったのか、まぁ私がおひさま(日向坂46のファン)であるということが一番なんですが、何ってそう、クオリティが高い。何これ。
これはMVっていうよりはまずショートムービーとしてアクション映画関係者、アクション映画愛好家の方にぜひ見ていただきたい。
そう思ったんですが私はアクション映画マニアとしての活動はnoteでしかほぼしていないため、ここに紹介記事を記していきます。まぁ普段から別にアクション関係者・愛好家に読まれているわけではないんですが。
まずは全体的な感想。
皆やっぱりサマになってる。これはデカいです。
アクション映画界のレジェンド、倉田保昭氏も言っておられることですが、やはり構え(アップ撮影)の時にちゃんとキマるかっていうのはアクション俳優としてはとても重要な要素なんですが、メンバー皆めちゃくちゃ格好良い。流石。強さに説得力が出ますよね。
あとは皆やっぱり身体能力がめちゃくちゃ高い。
今回はやられの演技がほとんどなく、見る限りではそれっぽいところは確認できなかったことと、MVでダブルを使う意義はそんなないと思うので本記事では誰もダブルを使っていない前提で書きますが、でも普通のアクション映画ならダブルを使っていてもおかしくないような動きのところも沢山ありました。
日向坂46のメンバーはマジで身体能力が高い子が多いので有名ですが、その名に恥じることなく、皆、素晴らしい動きをされていましたね。
では、以下個別でいくつかピックアップします。
(ここから下のリンクはいきなりその秒数飛びます)
はい、約30秒時点のひよたん(濱岸ひよりちゃん)の足上げですね。彼女はバレエ経験者でめちゃくちゃ身体が柔らかいんですが、このシーンで一気にこのMVのガチさを印象付けてくれます。
約49秒時点とその少し後にある、こにしん(小西夏菜実ちゃん)とたまちゃん(石塚瑶季ちゃん)の手合わせのシーンですね。まぁ軽くカンフーの型に則ったような手合わせですが、なんかマトリックスのキアヌ・リーブスとローレンス・フィッシュバーンの稽古シーンを彷彿とさせてテンションが上がります。
この2人はこのまま終盤でも素手ゴロで戦い抜いてくれるので要注目です。
約1分40秒時点から始まるあやちゃん(高本彩花ちゃん)の剣捌きですね。元々バトンが得意な子ですが同じような感覚なのかな? 思わず目を引くほど美しい動きです。
タイトル表示後、あやちゃんの前のりなし(渡辺莉奈ちゃん)から、みっちゃん(平岡海月ちゃん)、まなふぃ(高瀬愛奈ちゃん)、きらりんちょ(竹内希来里ちゃん)、まりもと(森本茉莉ちゃん)と続きますが皆かっこいいですね。ここの一連のシーンはこのMVの中でも屈指の見どころかもしれません。
はい、約1分54秒時点。ついにみくにん(髙橋未来虹ちゃん)戦闘態勢です。楽曲のセンターを務めるこの子は言ってみればまぁ主役ですよね。テイスト中華なのに日本刀抜いて忍者と戦ってるのめちゃくちゃ面白いんですけど😂、ね、やっぱ日本刀は使いたいじゃないですか。刀剣の中で世界トップクラスで優秀だし。『キル・ビル』もそうじゃないですか。『ハイランダー』もそうじゃないですか。
まぁこのあとラストに至るまで断続的に彼女が魅せてくれるわけですが、やっぱタッパあるし凛々しいしマジでよく似合ってます。画面が引き締まる。
この後魅せてくれる動きも非常にダイナミックで、ちゃんとこのMVの顔になってますよね。
武侠モノの流れを汲むようなワイヤーアクションも披露してくれますが、体幹が良くて姿勢が綺麗✨✨
さぁここですよね。約2分25秒時点から始まるりおたむ(清水理央ちゃん)。いや、これはマジでスゴい。あれだけの長物の武器ですから結構重いと思うんですけど、あれだけ振るって回転しても、軸がブレてない。とてつもない体幹だと思います。素晴らしい。
さぁここから再びこにたま、そしてぱるちゃん(山口陽世ちゃん)と続きますね。結構相手との絡みが多いシークエンスなので段取りを覚えるの大変だったと思うんですけど、すごいです。
約3分13秒時点、ここからまたひよたんですね。うん、先程書いた通りやはり身体が柔らかいんで蹴りの打点が高い高い。ターンも含め、全てが華麗ですね。なんかもう泣きそうです。
約4分29秒時点からメイキング付きエンドロールです。ジャッキー世代のおひさま達がみんな沸き立ってましたね😅
まぁジャッキー映画のように痛々しいNGシーンがあるわけではないですが、メンバー達の素の表情、ギャップを楽しんでいただけたらと思います。
さて、このエンドロールを見ていると、「アクション監督 五代新一」の文字が。申し訳ないことに名前を聞いたことがあるくらい……の感じなので改めて調べてみました。
結構アクションの振付は舞台の方が多い方とのことで驚きました。映像と舞台では結構アクションの組み立て方が変わってくると思うので。
アクション監督という役職は一般的に、今回もいらっしゃったアクションコーディネーター、それからスタントコーディネーター、アクションコレオグラファーといった役職よりも権限が強く、編集なんかにも立ち会って監督と共に作品を作り上げていきます。
アクション監督自体、香港映画由来の役職なので日本の作品で置かれることは珍しいんですが(アクションメインの作品でもコーディネーターで済ませることが多い)、まぁ今回実際どれだけの権限を持っていたかはわからないまでも、アクション監督というポジションを置いた事自体に、このMVのガチさが見て取れますね。