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また原作が壊されるのか

NHKのお正月ドラマで「幕末一撃必殺隊」をモチーフにしたドラマが放映されると知りました。

もうずいぶん前にコミックで読んでいたので、
今更感が否めません。

脚本は宮藤官九郎だし、はっきり言って無理だと感じました。
宮藤は舞台用の脚本家です。

ドラマには向いていないことは、大河ドラマの
「いだてん」でわかったのに、なぜ似たような失策をするのかわかりません。

「いちげき」とは、農民が武士になるドラマですが、
農民としての生活のキツさを、それこそ泥にまみれて表現できなければ、このドラマは失敗でしょう。
主人公であるウシ、結構重要な役である島田様など、一人一人のキャラクターに個性があります。

たった6日指導を受けただけの農民が、
一撃で仕留められるのはなぜか?
悲しみを背負うものの強さとはなにか?が表現できなければ、視聴者にも伝わらないと思います。

これが島田様。妻の顔も思い出せない冷血感のように思えるが…


近寄れば臭ってくるような泥臭さがなければ、視聴者には伝わらないように感じます。