愛のかたち
わたしなら大切にしてくれるだろうと、着物をいただきました。
洗い張りに出そうとしたのですが、あちこち点検していたら、とても凄いことを発見しました。
こちらです↓。
身八つ口と袖口に裂け止めとして作ってありました。
今までたくさん着物をみてきましたが、これを見たのは初めてでした。
着物はよほどの理由がない限り、丈出しや幅出しできるよう、傷んだところを補修する以外のハギレは出ません。
袖口、身八つ口と片袖に3箇所、両袖で6箇所丁寧に縫い止めてあり、かわいいご息女のために縫われただろうお母様のお気持ちが痛いほど伝わってきました。
ですが、ですね💦
そでは一般的に21cmが多いのですが、これだと手を上げたときに着崩れしてしまうのです。だから、現在では23cmにして、身八つ口のほうもその分だけ下に下げなければなりません。
寸法を測ったら、やはり21cmでしたので、洗い張りと仕立てに出さなければなりませんが、注文できるならば、この方法で補強をしていただこうと思いました。
愛がなければ、こんなことはしませんよね。
先日いただきました。
本当にありがとうございました✨