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28日目 ACLから始めよう

家族の誕生日を安定して覚えることができない。今日は母の誕生日である(だよな・・・)なぜか母と三男の誕生日だけ間違えてしまうのである。ある年は自信満々に三男に向かって10月23日が誕生日やんな?言ったが実際は11月12日である。(だよな・・・)朝から母と電話で話したのでどうやら今年は間違えていないようだった。他の家族は覚えているのになぜなんだろうか?私のダメなところである。

会社の誕生日といえば設立記念日だが、2日遅れで嬉しいプレゼントがあった。初めてユブネで働きたいという学生が現れたのだった。こんな世界の片隅で細々と活動している会社を見つけてくれてありがとうだ。三宮のオフィスであるCOCCAに遊びに来てくれた。聞けばユブネで制作編集を担当していた大学の1年生向けタブロイドを大事にとってくれているという。ちゃんと学生に届いていてよかった。

夕方。夕食を作りながらACL(アジアチャンピオンズリーグ)の配信を観る。川崎と蔚山の試合。2014年のACLは私もセレッソを追いかけて韓国と中国のアウェイに行った。海外で自分の応援するクラブを観る経験はなかなか思い出深いものがある。サポーターの方が手配したバスで2時間以上かけてスタジアムまで行ったり、公安警察に警備されながら専用バスでスタジアム入りしたりもした。莫大な資金力でアジアを席巻した広州恒大も親会社の破産で今やチーム名も変わり2部に落ちている。10年経てば色々と様変わりするものだ。

試合の後、広州から深圳に電車で移動して深圳に住んでいた友人に会って船で香港から飛行機で帰る予定が、LCCは船でのチェックイン対象外だと判明。離陸まで時間がない。慌てて白タクっぽいのに恐る恐る乗ると、現金でしか行けないという。途中でATMに寄ってもらい人民元を引き出して何とか空港をめざしてもらった。ところが、5分も行かないうちに車は地下に潜っていく。ここまでのやりとり、中国語は全く話せない中でやっている。照明の消えた香港ノワールでよく見るような地下駐車場に車は止まり、降りろという。目の前のワゴンに乗れという。いよいよどうするだ。

結果、何てことはなかったのだが、ちょっと覚悟したのも事実。ホテルから発つビジネスマン2人と同乗にさせられ空港まで1時間のドライブは、当然無言だった。いつかまたACLを現地で参戦したい。

ちなみに、そのACLから6年後に仕事でヤンマーの「FOOTBALL IS OUR ENGINE」という企画サイトのライターを担当することができ、幸運にもセレッソの選手やチームスタッフにインタビューすることができた。サッカーの仕事もまたやってみたい。

20231003

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