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P.V.L.日記 父子入院2日目 訓練

PVL(脳室周囲白質軟化症)から独歩をめざしリハビリ入院、
3歳児と父親が入院という名の合宿生活。
OT15時5分から。PT16時20分から。


5月3日(祝)
リハビリのスケジュールは5日分くらいまとめて配布される。2日目の予定はOT=作業療法が15時05分から、PT=理学療法が16時20分からで1回1時間。息子の場合は運動機能の障害だけなのでST=言語聴覚療法はない。

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OTでは靴下を履く、脱ぐというった基本動作から始める。股関節が硬く足に痙縮があるため「お着替え」の動作も平均的な3歳児からは大きく劣る。まず上半身を静止させることが難しかったため安定してバランスを維持できない。伸びない手を精一杯伸ばして靴下を履く動作はなんとも可愛らしいのではあるが、半年前まで万歳しても耳の横まで手が来ず、毎晩ストレッチしていた成果がでてきている喜びが勝る。10秒伸ばすそのストレッチを妻は「12345678910体操」(いちにさんしごーろくしちはちくーじゅー体操)と名付けていた。なるほど。名案である。

「今日も、いちにさんしごーろくしちはちくーじゅー体操やるよー」

立位台も最近少し痛いといっていたので、ベルトと高さを調整。しかし立位台はいつみてもややかわいそうな「矯正しばられ装置」なことよ。

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PTでは、体の様々な部位を測定。ちょっとだけクラッチ(つえ)の練習もしてみたが、前掲姿勢になるのと力の欠け具合が腕力主導になるので、できればクラッチは使わない方針でいきたい。明日、相談だ。

リハビリはチームでやるものである。集中リハの時間よりも家庭で過ごす時間のほうが圧倒的に長い。だから親も常日頃勉強して情報を集めるとともに、些細なことでもなるべく伝えるようにしている。たとえば、PCWという歩行補助器を使って幼稚園に通う状況が3ヶ月でどのように変化したとか、へっぴり腰でバランスを取るのが楽だと気付いて「おじいちゃんです〜」と老人の真似をし出したとか。あるいは、YouTubeの影響でYouTuberのチャンネル紹介を模すと俄然やる気になるとかも伝えておく。

「はいどうもー●●チャンネルです!今日のチャレンジは、片足で立つ、です!」

これで、リハのプログラムは大抵乗り切れる。
約40分(掃除込み)のお風呂があるので入ってきます。
また明日。(続く)

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