11日目 シーパップから始めよう
こんな日に限って家の前が道路工事中。通行止めである。午後から島根に行くため仕事先の長田まで車移動にしたら、いきなり迂回である。只本屋島根浜田店でフリーペーパー専門店を出店するため積み込むものが多い。テント、モバイルバッテリー、ソーラーパネル、テーブル、サーキュレーター、衣装ケース、只本屋ののれん、シーパップ、スティールパン、ルービックキューブ。最近息子がはまっているルービックキューブを持ってこいとの指示。スティールパンは出店のにぎやかしに。シーパップ??シーパップとは睡眠時無呼吸症候群の対処機器のこと。最近、福山雅治もラジオでシーパップのユーザーであることを公言し、ユーザー仲間を「シーパッパー」と呼んでいる。つまり、いびき治療である! I'm “シーパッパー”!
10時。長田区役所の地下二階駐車場の車を止めて、市民ライター講座の講師に。私はライターはエンジニアと思うようにしていて、いい文章は編集者と読者が決める。いい文章は目的と機能によって変わるということを伝えている。そして、編集者との共同作業である。「書くことは、書き直すこと」である。受講生とこの後、市民ライターとして長田区の魅力を伝える記事を4本取材・執筆する。ユブネも半年間、取材や編集で伴走する。講座修了後に、お店がレゲエシンガーだというミラクルカフェでキックオフ懇親会をした後、島根へ出発した。
まずは給油である。1987年製のフォルクスワーゲン・カラベル(ヴァナゴン)はすぐにガソリンが減るので、できるだけ満タンにしないと安心できない。万が一渋滞にはまってしまうと胸の動悸が止まらない。一度、夜の高速で渋滞を迂回をしようと下道に降りたらグーグルマップにより山道を迷走。真っ暗な一本道の行き止まりの先に、引き返してくる車が見えて詰んだ。
17時。眠気が来ないように音量大きめで音楽をかける。11月にツアーがあるフィッシュマンズを流す。夜の高速で聴く「ナイトクルージング」はいつも本当にしみる。
18時。エアコンを切って。窓を開けると湿っぽい風と秋の虫の鳴き声が心地よい。しばらくすると空一面が光り遠雷が。
19時。スマホからDAZNの音声を流す。セレッソと鹿島。ここ勝てば優勝できるかもという試合でまたしても鹿島に負けるセレッソ。上位が全く勝ち点上積みしてなくてまだ可能性を残したが厳しい。優勝かけて新潟に行きたいので踏ん張って欲しい。
21時。休憩2回。給油2回。7時間かかって浜田市の義母宅に到着。エンジン音が大きいのでなるべく早く着きたかった。高齢者の多い共同住宅で21時はギリギリだろう。
明日は中国リーグのサッカークラブ「ベルガロッソいわみ」のホームゲームに2度目の出店だ。しっかり寝よう。しまった、シーパップを車中に忘れてしまった。
20230916