31日目 玉ねぎからはじめよう
年中さんの体育参観日で、息子が園庭を自分で走って一周した。と妻から連絡があった。他の子よりも遅れても走り切った。去年の今頃は10メートル歩くのがやっとだったのに。大成長だよ。妻が泣きながら駆け寄ったときに息子がかけた言葉が最高だ。
「走ったぐらいでなんで泣くんよ、泣くのは玉ねぎ切ったときやん」
それでも父は泣くぞ。
偶然だが、10月6日は世界脳性まひの日である。息子は出産時のトラブルにより細胞が壊死し脳室周囲白質軟化症という主に運動系に麻痺が出る障害がある。リハビリとの付き合いももう3年近くなる。歩行装具は足と本人の成長に合わせて毎年作り変えていて、今週も作り変えの時期のため病院へ診察に行っていた。今履いているもので3代目。黄色、ピンク、黒と色も変えて次は何色を選ぶだろうか。とびきりサイケデリックなやつとかどうかな?と父は思う。
宇陀市勤務につき、参観できず朝早くに手を振って見送っていた息子を思った。宇陀はもうかなり寒い風が吹いていた。起業支援の事務手続き等で市役所に立ち寄り、月次報告書のとりまとめなどを進める。春になれば6年続いたこの仕事も一区切りするのかと思うと少し寂しくなる。息子もベビーカーに乗って何度も一緒に出勤した。電車に乗って2時間近く移動するのがよほど楽しかったのか、また宇陀行くといってごねた日もある。
夕方。オンラインで塩屋とつなぐ。空家対策モデル事業の定例ミーティング。ウェブサイトなどの構成の相談。プロジェクト名も決定しないといけない。テキストも書こう。どんどん動いていく。
三宮に戻ってファシリテーション研修のゲスト講師の高田先生と打ち合わせ。連休あけたら直ぐ研修の日だ。終日7時間の研修を引き受けるのははじめての試みで入念にやっている。
明日は神戸市西区で「西神中央クロッシング」の3回目。ユブネは企画側ながらmannaさんのチラシ講座がとっても楽しみ。参加メンバーの区民の方も企画の実現に向けてグループLINEのやりとりが活発だ。
長田区の「そばめし」の連載記事も新着が出たし、その発展となる市民ライタープロジェクトもコンテンツ名が「ながたもん」に決まり、いよいよ取材に出る。来年の自治会フォーラムのプログラム運営の仕事も決まった。どんどん動いてくね。
11月から始めるユブネ5周年企画イベントもオファーを進めよう。色々とやることがつまってても、「泣くのは、玉ねぎ切ったとき」だな。
20231006