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Deleriumの新アルバム?
皆さんはDeleriumをご存知でしょうか?
そうですね(?)、カナダの電子音楽バンドです。Wikipediaの写真を見ると激しめな曲を作るバンドみたいですが、少なくとも自分が持っているアルバム「Karma」「Poem」「Chimera」「Mythologie」にはそんな曲はありません。ゴシックで壮大な感じがあるも、女性ボーカルの声が乗るポップで聞きやすい曲です。
私はこのDeleriumが好きです。特にアルバムの「Chimera」は大好き過ぎて、15年前に買ってから少なくとも週に1回は聞いています。(入院中は除く)。
余談ですが、この記事のトップ絵は(Tome館長さんの描かれた)天女です。Chimeraのアルバムジャケットが天女っぽいので、天女の絵を選びました。
下は、Chimera収録曲の中でも特に好きな曲です。
話が脱線しましたね。
Deleriumが22年5月に過去の作品をリマスターして再販しました。これらはDeleriumデビューの89年から94年までに「Dossier」というレーベルで発表された7枚のアルバムです。タイトルとリンクは以下の通りです。
これらアルバムを知る切っ掛けはSpotifyでした。Spotifyで「Syrophenikan」が最新リリース アルバムと出ていたためです。
「Syrophenikan」を聞いてみたところ自分のイメージしていたDeleriumっぽくない曲ばかりでした。ゴシック風の音はありますが、聞きやすさが余りないです。女性ボーカルの曲もないですし。聞いていて、SPKの「Zamia Lehmanni: Songs of Byzantine Flowers」を思い出しました。そして、曲に乗りの良さもあるので、EBMっぽいとも思いました。もともとDeleriumはEBMの大御所バンドFront line assemblyのサイドプロジェクトなので、最新アルバムは原点回帰したのだと思いました。
その後オフィシャルサイトやwikipediaなどを調べて、彼らがデビューからの過去作品をリマスターし発売したことを知りました。つまり「Syrophenikan」は原点回帰と言うよりは、EBMという原点から「Chimera」などの聞きやすい曲に変化する過渡期のアルバムだったのです。
因みに、「Syrophenikan」は超おすすめです。他の6作品も聞いてみます。Spotifyで聞けるので皆さんも是非ともお聞きください。