美味しい鶏そぼろの作り方-嫁姑キッチン
長男家族と同居中。
来月中旬に引っ越しの日も決まり、同居期間も残り1ヶ月を切った。
そんなある日、あーちゃん(息子の妻)が言った。
「もうすぐ引っ越しで、そしたら自分で料理を作らなくちゃいけないんだけど、不安で不安で仕方ない。さくらさん、引っ越しまでのあいだに、料理を教えてくれない?」
おお。
良いねぇ。
自分で考えて自分で言い出すって素晴らしいことだ。
「でも、さくらさんの料理って、どれも美味しいから難しそうに感じるんだよね…。私に作れるかなぁ。」
こういうところで、さらっと褒め言葉を入れてくるあたりが、あーちゃんの素晴らしいところである。
そうか、なるほど。
難しくない料理…。
「じゃあ、鶏そぼろ、は?」
提案してみる。
「鶏そぼろ!私、鶏そぼろが大好きで、セブンで鶏そぼろ弁当を買っちゃうぐらい、好きなんだよね!さくらさんの鶏そぼろは、セブンのあの味に似てて、大好き!」
こういうところで、さらっと褒め言葉を…。略。笑
「でも、難しいんじゃないの?」と不安がる、あーちゃん。
「大丈夫、大丈夫。小学六年生の末娘でも、できるから」
ということで。
さっそく鶏ひき肉を購入してきて、まずはお手本。
【さくらん流鶏そぼろの作り方】
①鶏ひき肉 250g を小鍋に入れます。
(火にはかけない)
②下記の調味料を①に入れて、よーく混ぜます。
砂糖、醤油 各大さじ2
酒、みりん 各大さじ1
③よーく混ざったら、火にかけます。
④焦げないようにひたすらかき回し続けます。
⑤鶏ひき肉に火が通ったら(色が変わったら)火を止めます。
⑥そのまま鍋の中で冷まします。
「はい、これで、出来上がり」
あーちゃんに鍋の中を見せる。
「ええ?もう?それだけ??それなら、私にもできそう!」
嬉しそうな、あーちゃん。
数日後。
鶏ひき肉を再購入。
今度は、あーちゃんひとりで鶏そぼろを作るところを、隣で見守る。
難なく成功!
「できた!なんか、自信ついた!」
嬉しそうな、あーちゃん。
よかった、よかった。
あ「さくらさんは、キッチンを勝手に使われるのは嫌じゃない?」
私「別に嫌じゃないよ?」
あ「おばあちゃんと一緒に暮らしてたんだけど、キッチンを勝手に使われるのが嫌な人だったから、さくらさんはどうなんだろうって思って使わないでいたけど、さくらさんが嫌じゃなかったら、キッチン使って自分でも色々作ってみる!」
そっかー。
料理が苦手って言ってたけど、経験が無いものは、ずっと苦手なままだよね。
そして、色々ちゃんと考えて、遠慮してくれてたりしたんだね。
そりゃあ、姑と同居するって、大変だよね。
あーちゃんなりに気を使ってくれているんだよなぁ。
ありがとうね。
私「遠慮無く使って?また、作りたい料理があったら、一緒に作ろう?」
あ「ありがとう!人に料理をちゃんと教わるのって、はじめてかも…。ママも教えてくれようとするんだけど、適当、適当、とか言ってるだけで、良くわかんないんだよねー。さくらさんは教えるのが上手!」
こういうところで、さらっと褒め言葉を…。略。笑
息子家族との同居期間、残り一ヶ月弱。
双方穏やかな気持で、お互いを思いやりながら、この同居期間を、良い想い出にできれば良いな。