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「なぜ戦争は起きるのか」を11歳女児と-綺麗事かもしれないが。

娘「どうして戦争が起きるんだろう。戦争は嫌なことだって、みんなわかってるはずなのに」
私「そうだねぇ…。わかってるはずなのにね。」
娘「人間は、今まで戦争で嫌な思いをたくさんしてきて、しない方がいいってわかってるはずなのに、それでも戦争は起きるよね。」
私「そうだねぇ。しない方がいいよね、絶対。」

娘「じゃあ、なぜ戦争は起きるの??」

私「ママは政治的なこととかは詳しくないから良くわからないけど、戦争をする人には戦争をする人なりの、正義や事情があるんだと思う。」
娘「そんな他人の事情に巻き込まれて戦争で死んじゃう人たちは、たまんないよね。」
私「そうだよね…。どうすれば戦争って無くなると思う??」
娘「うーん…。わかんない。始まる前に誰かが止めるとか?」
私「それも大切だよね。始まらないのが一番いいもんね。」

娘「戦争が始まっちゃうのは人間がバカだからなのかな?学習能力が無いからなのかな??」
私「うーん…。でもママは、それだけじゃないと思うんだよね。」
娘「じゃあ、他には?」

「戦争を無くすには…。周囲の人を大切にすれば良いんじゃないのかなぁ。」
娘「えー?そんなことで戦争なくなるの?」

私「まあ、わかんないけどさ。自分も大切。家族も大切。そこまでは当たり前。だけどさ。それ以外の人たちのことだって考えるのが大事だとママは思うのね。知ってる人も知らない人も、世界中の全部の人のことを大切に考えたら、戦争を始めようとは思わないんじゃないのかなぁ」
娘「戦争したら絶対に誰かが傷つくもんね。全部の人を大切に思うならわざと傷つけるようなこと、しないもんね。」

私「そうなんだよ。だからママは、なるべくみんなと仲良くするように気を付けてる。人とは、いざこざしない。いざこざしそうな相手とは深く関わらないように距離をおく!笑」
娘「距離おくんだ!笑」
私「だって合わない人と近くにいると嫌な気持ちになって心がトゲトゲして、いざこざしたくなるかもじゃん?」
娘「あー、それもそうだね。」

私「世界だって、個人の集合体だからね。個人個人が平和な気持ちで生きていられたら戦争は起こらなくなるかもと私はいつも考えているんだよ。」
娘「平和な気持ち、かぁ…。」
私「そのためには自分を知ることだよね。どんな時に嫌な気持ちになるのか、嫌な気持ちにならないためにはどうするのがいいのか。それがわかれば平和に生きられるんじゃないのかなぁ??」
娘「なるほどねぇ…。そういう考え方もありかもねぇ…。」
私「だからさ、仲良くしよーぜ??まずは我が家の平和から。」
娘「だねー。」


もしかしたらここまで読んで。
子ども相手だからって綺麗事かよ!?
と思う人もいるかもしれない。

でも、私、本気で、そう思ってる。

まずは自分が平和で。
それから周囲の「平和な気持ち」にひと役買って。
その連鎖で世界中が平和になるんじゃないだろうか、って。

どんなふうに生きるかは人それぞれ。
そんなに綺麗には生きられないって思うのも当たり前。
だって私も、そうだったから。

だけど。
さんざん嫌な気持ちで生きてきて。
周囲も嫌な気持ちにさせてきて。

半世紀も生きて今さらだけど、思う。

もう、嫌な気持ちや辛い気持ちになるのは嫌。
周囲の人たちを嫌な気持ちにさせるのも、もう嫌。

人を攻撃するのも人から攻撃されるのも嫌。

半世紀かけて、お腹いっぱい、やってきた。

だからこの先は、できるだけ。
綺麗なこと言って気持ち良く生きていきたい。


だいたいさ。
オトナが綺麗なこと言わなくてどうするのさ??
この世は素敵な場所だってこと、オトナが子どもに見せてやらないで、誰がするのさ??

この世は素晴らしい。
生きるって楽しい。
戦争はとっても嫌なことだけど世の中を平和にする方法を私は知っている。
だから大丈夫。
心配いらない。

オトナは。
子どもの。
生きる希望であるべきだ。

と、私は思う。