自分が思い通りに出来るのは自分だけ
タイトルを読んで。
当たり前だろ!笑
と。
笑い飛ばせる人は、私からするとマトモな人だと思う。
しかし。
本当に本当に、そう思えているのか。
常に私は自分に問うている。
掘り下げてみると、違うこともある。
そんなときは素直に自分を省みる。
例えば。
自分が子どもだったとして。
拗ねたり泣いたり怒ったり喚いたりひっくり返ったりすれば、思い通りに動くオトナがいるだろうと考えることは無いだろうか。
例えば。
自分に恋人がいたとして。
「それをするなら別れる」と。
別れをちらつかせて、自分の思い通りの方向にモノゴトを進めようとした記憶は無いだろうか。
例えば。
自分が親だったとして。
「宿題をしないならオヤツ抜きよ」と。
のび太くんのママみたいなセリフを吐いたことは無いだろうか。
例えば。
「親が学費を出しているんだから、親の思い通りの成績が出せなければ、支払いを止めるからね!」
などと言ったことは無いだろうか。
例えば。
「その男と結婚するなら、式には出ないぞ?」などと言ったことは無いだろうか。
(ちなみに私は言われた経験があります。笑)
駆け引きのように感じるかもしれないが、それらは全て「自分以外の人間を自分の思い通りに動かそうとする行為」だ。
厳しい話だけれど。
誰ひとりとして。
自分の思い通りにはならないのだ。
だから、そのような考えは捨てたいと私は考えている。
自分に近しければ近しいほど。
大切であれば大切であるほど。
誰かを「自分の思い通りに動かそう」なんて。
考えてはいけないし、やってはいけないことだ。
難しい。
とても難しい。
それでも。
自分以外の誰かに対して。
決定権を奪うような行為をしてはいけないと。
自由を奪うような言動をしてはいけないと。
私は肝に銘じながら生きている。
だって。
私のことは、私が決めたい。
だから。
あなたのことは、あなたが決めたらいい。
それが愛だと、私は信じる。
そして、ひとりのオトナとして。
あとに続く人たちに、その姿勢を見て欲しい。
そうして。
それぞれが自分で決めて。
その結果。
大切なひとたちと。
選んだ未来が同じ方向だったら。
それは奇跡的な幸せ。