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「素敵」って言えるあなたが素敵!-常に良い観客でありたいと願う私もいつかは…。

私は。
常に。
「良い観客でありたい」と思っている。

ステージで何かを演奏している人がいれば
そのひとに伝わるぐらいに大きく
リズムに合わせて身体を動かす。

ステージ上から
「一緒に歌おう!」と言われたら
躊躇なく大きな声で歌う。

手拍子を求められれば
大きな音で手拍子をする。

ステージが終わった瞬間に
誰よりもたくさんの拍手をする。

自分がステージに立った経験があるからこそ
「良い反応をする観客」の存在が
どんなにか心強いかを知っている。

だから私も彼らの
「心強い存在」になりたいと願う。

たとえ、そのひとときだけでも。


はじめて行ったお店でも。

運ばれてきた料理を見て
「美味しそう」とか「綺麗」とか
良い言葉を出すようにしている。

食べてる最中は
「この料理の、ここがいい!」
と、良いと感じたところを言葉にする。

店を出るときは必ず
「美味しかったです、ごちそうさま」って
お店の人に言葉で伝える。

それも
「良い観客でありたい」と思う気持ちからだ。

自分が飲食店で働いていた経験があるからこそ
「良い反応をするお客さん」の存在が
どんなにか心強いかを知っている。

だから私も彼らの
「心強い存在」になりたいと願う。

たとえ、その一度だけでも。


誰かが何かをしたときに
「良い反応」を出せるような
自分でありたいと思っている。

それはステージ上の人に対してだけではなく。
提供された料理やお店に対してだけではなく。

身の回りにいる人たち、全てに対して。

彼らがした「素敵なこと」に対して
「素敵」って迷わずに声をかけられる。
そんな自分でありたい。

どんなものでも。
どんなことでも。
どんなひとでも。

必ず良いところはある。
必ず素敵なところがある。

そこにフォーカスして声をかけたい。

「うざっ。」
って思われても。
「はぁ?」
って思われても。

私は常に良い観客でありたい。
そんなふうに思って暮らしている。


このところ。
ちょっとしたことで。
「素敵」って声をかけてもらう機会があって。

娘と一緒に初めて入ったお店の方が
いろいろ雑談したあとに
「カッコいい素敵なお母さんだねぇ」
と娘に向かって声をかけて下さったり。

35年振りに行った喫茶店の方が
「高校生の頃来てくれてたでしょう?」
と私のことを覚えていて声をかけてくれて。
あまりの嬉しさにマジ泣きしていたら
「あの頃はやんちゃな子どもだったけれど
すっかり素敵なお母さんになったねぇ」
と褒めて下さったり。

同じ会社に勤めている方が私に会うなり
「さくらさん、今日のコーディネート、本当に素敵~。とっても似合う!」
と褒めて下さったり。

ちょっとしたことでも。
誰かに「素敵」って言ってもらえると。
素直に嬉しい。

「ああ、良い日だったな」って思える。
単純?笑

良い言葉をかけて下さったのは。

どの方も、女性で。

どの方も、素敵な方だった。

そうして、ふと思った。

「素敵」って言ってくれる、あなたこそ素敵。

そうか!

迷わずに
構えずに
自然に

相手に「素敵」って伝えることができる。

そんなひとたちが「素敵」なんだな。

私も。

「常に良い観客」であろうとすることで。
誰かに素直に「素敵」って伝えていきたい。

そして誰が私の、その言葉で
「良い日だなぁ」って。
感じてくれたら良いなぁ。

そうして。
それが連鎖して。

「今日は良い日だった」って。
みんなが思えるような。

そんな世の中になって欲しい。