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「フツー」に縋るとあるオトナの哀しみ-不登校児のお昼ごはん事情

いつになく辛辣な記事なので心が不安定な方はご遠慮ください…。


小5の娘は学校に行っていない。
平日のお昼ごはんは自分で作る。
包丁で野菜を刻んで味噌汁を作る日もあれば、レンチンソースでスパゲティの日もあれば、お茶漬けの日もある。
自分で作ったスイーツの味見で満腹の日もある。
私はそれでいいと思ってる。
食器を出してから後片付けまでの工程を自発的にすることも生きるのに大切だし、家にいると運動不足になるから些細な家事でも動けば儲けもの。

だが。

そうは思えない人もいる。

私の母親。
娘の祖母だ。

車で数分の近居なので平日の昼に我が家にやってきては、スーパーのお弁当やら、コンビニのお弁当やらを置いていく。
量もカロリーも多めなヤツ。
娘は育ち盛りだ。
目の前に美味しそうなものを置かれたら何も考えずに平らげる。

だが。
もりもり食べて。
運動量が少ない生活をしていれば…。
それは太るよね…。

それで「痩せたい」とか言われてダイエット飯を作ったところで…。

あれ??こういう時のことわざ、なんだっけ??←マジで度忘れ。笑


昨日帰宅すると。
スーパーの寿司、スーパーのポテサラ(大)、フルーツ盛り合わせ、生クリームとフルーツのサンドイッチ。

の、空になったプラ容器の山…。

私「おばあちゃんが来たの??」
娘「そうそう!」
私「これ、全部ひとりで食べたの??」
娘「おばあちゃんが私に、って…。ママも食べたかった?残しとけば良かったね!!」
私「優しさ…。いや…。そうじゃなくて…。量、ヤバない??」
娘「あ、確かに…。」

ここで娘に憤っても仕方ない。

それに母は…。
「昼間学校にも行かずにひとりぼっちで家にいる孫娘が心配で心配で不安で不安で仕方なく」
食べ物を買い込んでこの家を訪ねるのだろう。

だ!
が!!

要らねーのよ!
そういう「自分の不安を消すためだけの、本当は相手のことを考えてない行動」は!
💢

で、理由を聞くと「だってかわいそうで…。」とか言うのよ。
不安を抱えているあなた(※)の方がよほど、かわいそうな人ですが?
※実母限定の悪口ですので、読んだ方々は、思い当たったりしませぬよう。祈。

怒りの口調で責め立てても仕方ない。
(ちなみに私の実母は私に叱られると自己肯定感が爆下がりしてメンタルやられちゃうので、口では強く言わないようにしてる。)

かといって文字を打つ時間は無い。
強い口調にならないよう気を付けて電話する。
私「いつも、ありがとう。娘のことが心配なのはありがたいけど、本人が求めない限り手助けは要らないからね?自分で食事の準備と後片付けをするのは、生きていく上でとても大切なこと。なんでもやれば出来る子だから、本人にやらせたいの。いい?」

母「そうよね。元気だものね。なんでも出来るものね。フツーよね…。」

フツー…。
だ???

ここで心の声モロ出し。

「はぁ??フツーって、ナニ??」
そして鼻で嗤ってから我に返る。

やべ…。
ダダ漏れた…。

母「そうよね、わかった。大丈夫なのよね。さくらの言うとおりにします。」

あ、バレてなかった!
まあバレてもいーけど。笑

私「わかってくれて、ありがとう。」

それで電話を切る。

はーあ…。呆

フツー、フツーってさ。

「フツー」にすがって生きてきてさ。
「フツー」で縛って私を育ててきてさ。
いま、あなたは不安定な心で生きてるよね??

兄弟の職業とかさ。
夫の収入とかさ。
子どもの学歴とかさ。
孫の入学先とかさ。
全部それ、あなたのモノじゃないよ??

もう「フツー」や「フツー以上」なんて、手離せばいいのに…。

って数十年話してきたけど理解してもらえなかったなぁ…。

ちなみに。
この母。

元夫に
思考回路がそっくり…。

「自分の人生の加害者は自分」てことに、どうにか気が付いて、自力で幸せになってくれますように。