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「私は幸せ」って言いたい。
具体的な話だと思わぬ誰かを傷つけてしまう可能性が否めないので「たとえ話」でお送りします。まあ、たとえ話だとぼんやりしちゃうんだけどさ。それも承知の上で。
知人が食べたAというお店のモンブランがめちゃくちゃ美味しかったそうだ。それで、その知人が私にAのモンブランをオススメしてくれた。
「Aのモンブランがめちゃくちゃ美味しくてね~。あんな美味しいモンブラン、初めて食べたよ~。」
の後に続くセリフが3パターンあったとする。
①「もしAに行ったらモンブラン食べてみて?あ、でもモンブランじゃないケーキも美味しそうだったから、もちろんあなたが好きなケーキで!」
②「もしAに行ったら絶対にモンブランを食べてね?他のケーキじゃなくて絶対にモンブランを食べるべき!」
③「Aに行ったらモンブランを食べてね。モンブラン以外のケーキなんて…。食べる価値ないから!」
で。
①のような話し方をする人が私は好きだ。
「○○が良かった。もし良かったらどうぞ。でもあなたの好きなようにしていいよ」
とても尊重されている気持になる。
私もできるだけ、そういう接し方をしようと心がけている。
②のように話をする人は…。
子どもっぽいのか、距離感バグってるのか?って思う。正直。
「○○が良かった。あなたにも絶対に良いはずだ。だからやるべきだ」
ものすごく親しい相手なら別だけど…。
ただの知人でしょ?
アナタハワタシノナニデスカ?
③のような話し方をする人が私は本当に苦手。
「○○が良かった。○○以外は全部悪い。」
なんだかなぁ。
どうして良いモノを伝えるだけで終われない?
どうして他のモノを悪く言う必要がある?
他者を貶めないと自分の価値を確立できないのか???
※こう書いている時点で自分もビミョーに③であることは認識しているのですが、ちょっとした憤りもあり上手く表現できず申し訳ない…。同じ穴の狢っていう自覚はありますです。
ああ…。
全然遠い話になってしまった…。
誰かに伝わっているのだろうか…。
伝わってる気がしないよ。苦笑
と、自分の、たとえ話をする能力に、がっくりしたところで本題です。
誰かが。
良いと思うコトを人に伝えるのは良いと思う。
でも「誰かの良いと思うコト」を私に押しつけられるのはイヤ。
「誰かの良いと思うコト」以外を貶めるような話をされるのは、もっとイヤ。
他人と比較して自分の立ち位置を確保しているうちは、のびのびと幸せに生きることには近づけない気がする。
「私は○○より幸せ」
っていうのは脆い。
「私は幸せ」
っていうのがいい。
私はね。