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娘が悩んでいる。その理由とは。

娘が悩んでいる。
かれこれ3ヶ月ぐらい。
なかなか答えが出ないようなので、今朝、ちょっと口を出した。

もちろん、これはルール違反。

親であろうが誰であろうが、人の悩みに勝手に口を出すなんて、してはいけないこと。
相手が助言を求めた時点で、はじめて口を出す権利が与えられるのだ。

たかが親ごときが子どもの悩みに口を出すなんて、もってのほか。

それがわからないで一方的に口を出す親は、子どもから信頼関係を断たれてしまうのだ。

あ、これ、息子を育てたときの経験からの自虐です…。苦笑。


娘の悩みごととは。

「別居親である父親が小学校最後の参観日に行きたいと希望しているが、自分は来て欲しくないけど断れない」

ふーむ。
疑問点があったので、ちょっと質問してみたら素直に答えてくれた。
「どうして来て欲しくないの?」

【来て欲しくない理由】
①学校で父親に話しかけられるのが嫌。できれば関わりたくない。
②学校の友だちにはママしかいないって思われてるのに今さら説明するのがめんどくさい。
③父親が学校に来ると悪いことしか起きない。嫌な思いしかしてない。
(入学式に勝手に参列して娘を驚かせて泣かせたり、登校中に待ち伏せして話しかけたり、学童保育に突然押し掛けてきて話をしようとしたり…。一方的な愛情の押し付けは恐怖だ。本人に自覚はないけど、やってることはストーカー。もちろん当時、学校と警察に相談して対策をとった。連れ去りも怖かったし。)

うんうん。
なるほど納得だ。

じゃあ…。
断れない理由って、なんだ???

私「お父さんの願いを叶えてあげたいの?」
娘「うーん、それも、あるけど。」
私「参観日に来るのを断らなかったら良かったって後悔しそう?」
娘「いや?それは無いよ???」

それならば!!!
と。
母親のクソバイス発動!

私「お父さんの気持ちはお父さんの気持ち。お父さんの希望はお父さんの希望。でも、それは、あなたのことじゃない。混ぜたらだめだよ。彼は彼。あなたはあなた。彼の願いを叶えるために、あなたが自分のしたくないことをするのは違うと私は思う。」
娘「ああ、うん。」
私「学校はあなたのテリトリーだし、学校を楽しむのもあなたのため。最後の参観日、いろいろ準備して楽しみにしてるよね?その楽しむ気持ちが、お父さんが来ることによって、しぼんじゃうなら、断って良いと思うよ。学校生活は、あなたのものだから。」
娘「そう…。なんだけどねぇ」
私「ちなみに私だって、あなたに来て欲しくないって言われたら行かないよ?」
娘「ママには絶対に来て欲しい!準備してるし!!」
私「うん、ありがとう。あと私に気をつかってるなら、それは要らないよ?私、お父さんと会っても大丈夫だよ?」
娘「それは、わかってる。そこは気にしてないよ~」
私「それなら良かったけど。」

娘「あのね。嫌なのはね?」
私「うん?」

娘「断ると、ぐちぐち言われるのがめんどくさいの!行きたかったなーとか、ずっとずっとずーっと言われそうで…。ウザい!!!

な。
なるほど…。苦笑

さすが娘。
良くわかってらっしゃる。

元夫が、ぐちぐち言ってるの、目に浮かぶわ~。笑

私「それが理由なら、ぐちぐち言わないで欲しいってことも含めて、私からお父さんに説明してもいいよ?」
娘「うーん、もう少し考える…。」
私「うん。自分で考えて決めて大丈夫。こんな考え方もあるって伝えたかっただけ。いつでも手助けするから何かあれば言ってね?」
娘「そうする!お願いするかもしれない。ありがとう~。」

一件落着!
(娘の悩みに結論が出るのが着地点ではなくて、自分のことは自分で決めて良いって伝えることが目的だったので、これで決着。)

ちなみに。
「卒業式には行きたい」という父親の希望には「絶対に話しかけないで遠くから見てるだけなら」って条件付きでオッケー出したそうで。

ちゃんと選んで決められるんだねぇ。
我が娘ながら素敵だわ!

にしても。
来て欲しくないけど断れない理由が「あとでぐちぐち言われるから」って…。

娘を愛する気持ちは理解出来る…。
でも押すばっかりじゃあ退かれちゃうのよ。

そこがわかんない人だから、離婚したんだなぁ、私。

親子と言えども他人。
夫婦と言えども他人。

相手の気持ちは「そう思うんだねぇ」で棚に置いておいて自分の気持ちを見つめ直すって大切な作業だ。

「幸せを感じる自分」を手に入れるためには。

「自分で決める」が第一歩。

ね?