不登校児の”母”が保健室登校してみた
保健室登校&五月雨登校中の娘。
自宅にいても、それなりに成長しているし、習い事にも休まず通っているし、特に世間も狭まっている感じがしないのでそんなには焦っていないのだけれども、どうしても気になるのは「運動不足」
娘、コロナのお休みで3キロ増量しまして。汗
もう戻りましたが、さすがに焦った。
このペースで増量したら追い越されちゃう。涙
というわけで、本日の私の休業日を「徒歩で登下校の日」と決めて約束した。
娘に
「学校に行かなくてもいいけど、歩いて往復してみよう?」
と声をかけると
「うん!いいよー。一緒に学校行くの久しぶりだね。」
と快諾。
「学校に行かないって決めてるなら、 カバン背負わなくても良いよ?」
と出発時に声をかけたけれど
「うーん、でも、一応、背負ってく」
とのこと。
久しぶりの徒歩登校。
楽しくおしゃべりしながら、学校に到着。
「どうする?」と声をかけると、気の進まない様子。
「行く?このまま帰る?」
「うん。帰る。」
「じゃあ、遅刻って連絡してあるから、休みにしますって言ってくるね」
と、娘と一緒に昇降口から保健室へ。
保健の先生に挨拶すると
「せっかく来たのに。」
と残念がってくださって
「せめて給食だけでも食べていかない?」
と声をかけてもらうも、その気にはならない様子。
「もうすぐ音楽会もあるから、その話もしたいし。ちょっとだけでも、保健室で話していかない?良かったらお母さんも、どうぞ。」
と誘って頂いたので
「じゃあ、ちょっと話してもいい?」と娘に聞くと「いいよー。」とのことで一緒に保健室へ。
知っている女の子がいて話が盛り上がったり、保健の先生と話をしたり。
そうこうしていると、保健室登校をしている他の女の子たちが「ドッジボールやってきて疲れた!」体育館から戻ってきた。
「こんにちはー。」と声をかけると。「こんにちは。え?誰??」と怪訝そうな顔。
「○○の母ですー」と挨拶すると「ああ、お母さんも一緒に来たんだー」と納得の様子。
しばらくすると、ドッジボール組の男の子が来て「人数が足りなくてドッジボールにならないから戻ってこい」と女の子たちを呼びに来た。
「えーやだ。もう疲れた!」
「だって人が足りないと、ドッジボールできないじゃん!いま、二人しかいないんだよ!」
確かに、二人じゃ、ドッジボールできないよねぇ。
で、思わず、立候補。
「私、一緒にドッジボールやろうか??」
「え?いいの??」と嬉しそうな男の子。
「いいよー、ヘタだけどねー。」
と体育館に向かうと、娘も、保健室の子たちもついてきた。
小学生に交じって、本気ドッジボール!笑
でも、ホントにヘタで、マジで小学生低学年レベル!笑
時間になったので、また保健室に戻る。
塗り絵したり、折り紙したり、おしゃべりしたり。
図書館に行って、図書館の先生と話したり、ちょっと顔を出してくれた担任の先生と話をしたり。
でも、落ち着かないで保健室から飛び出したりする子も。
この子たちの相手を毎日しているのか。
保健の先生の気苦労を考えると・・・。
確かに、血圧も上がりますよねぇ。汗。
本当にいつもありがとうございます!!!
10歳ぐらいの女の子には、まだまだ好かれる要素が私にはあるらしく、女の子たちが、代わる代わる、私と遊んでくれる。
私のことを怪訝そうに見ていた女の子もいて、最初は遠巻きでツンケンしてたけれど最後には打ち解けてくれて「おかあさん、すっごく、面白い人だねー」と褒めて頂きました♡
最後に、給食を子どもたちが食べている様子を見ながら、あれこれおしゃべりし「給食たべたから帰るー。」という娘と一緒に徒歩で帰宅。
学校って、今までは、参観日とか運動会とか「外の世界から遠巻きに見る」視点しか無かったけど、こうやって、中に入らせてもらって、保健室に来る子たちの姿を見て触れあって。
先生たちの生の声も聞けて。
すごく学ぶことがたくさんあった。
そして娘が「今日は休む」と言いたくなる気持ちも、保健室で過ごしてみて、肌で感じることができた。
今日思ったのは、いままで私「娘の気持ちを尊重する」気持ちが強すぎて「誘う」ってこと、あんまりしなかったなーって。
保健の先生が、何度も誘ってくれた。
だからこその、今日の素晴らしい体験。
私も、ただただ、娘の気持ちを聞いて「そうなの」と、さっと引くだけじゃ無くて、たまには(嫌がられない程度に)押す(誘う)姿勢も大切なのかもしれない。
さじ加減はとっても難しいけれど、たまにはやってみよう。
今日の経験で自分の視野も広がったように感じた。
こんな貴重な体験、なかなかできない!
誘ってくださった保健室の先生に感謝!!!