2020.03 高尾山遠足
無事に高校を卒業し、合格発表までの不安な期間が始まった。
友人3人と高尾山へ登った。
京王線で高尾山口へ。普段なら徒歩で登るが、今回はケーブルカーかリフトに乗れる高尾山きっぷを使用した。
リフトで12分かけて山上駅へ。山上と言っても中腹にある。
併設された展望台からは都心まで見通せた。日本一の急勾配を誇るケーブルカーも見えた。
家から徒歩で来たという猛者と合流し登山を始める。少し登るとサル園があるので寄り道。
これだけ景色が良いところで飼育されていると開放感があって良いが、逃げ出さないのだろうか。その辺りは上手く設計されていそうだが。
坂を登ると約1300年前に開山された薬王院に着いた。
小学生の頃に泊まったがよく覚えていない。
薬王院から15分ほどで登頂。標高599mとあまり高くはないが富士山の景色が綺麗だった。コロナが騒がれ始めた頃の平日なだけあって、登山者数世界最多の山にしては人が少なかった。
下山は滝の見える6号路を利用した。登山靴では無かったので少々不安だったが、比較的整備されていたので助かった。
高尾山口駅まで降りてくると商店街が広がっている。薬王院の門前町といった雰囲気だろうか。
昼食には名物のとろろそばを戴いた。
友人宅へ歩いて向かうという他の3人と別れ、高尾をもう少し散策することにした。
高尾山の北のには南浅川が流れ、いくつかの梅郷がある。ちょうど良い時期に訪れることが出来た。
小仏関所跡に到着。甲州街道に置かれた関所で跡はほとんど残っていないが、梅や蝋梅が綺麗に咲いていた。
少し進むと駒木野宿跡がある。甲州街道で八王子の次の宿場だったが、街道筋の街並みが残るくらいだった。
中央本線の湯の花トンネルもこの近くにあり、訪れた。1945年8月5日に列車が執拗な機銃掃射を受けた事件が起きた。
中央道と圏央道の八王子JCT直下にある湯の花梅林を散策した。無骨に聳える橋脚に興味をそそられる。
バスで高尾駅へと戻った。
蛇滝口 1500→高尾駅北口 1515 京王バス 高01 高尾駅北口行
梅郷の帰りの人が多かったからか、バス車内はかなり混んでいた。
この車内で後期試験が中止されセンターのみによる評価となることを知ったが、センターの点数は良かったので安堵した。
社寺風の駅舎は大正天皇の大喪列車の仮設始発駅の物を移築したもので、関東の駅百選に認定されている。
一度も行ったことが無かった多摩御陵へ参拝した。
大正天皇、貞明皇后、昭和天皇、香淳皇后が眠る武蔵陵墓地は広大な敷地を有し荘厳な空気が漂っているが、参拝者はほとんどいなかった。
この後は友人宅のある八王子みなみ野へと移動した。
高尾 1604→八王子 1610 JR中央線 中央特快 東京行
八王子 1617→八王子みなみ野 1622 JR横浜線 各停 東神奈川行
初めてこの駅で降りたが、駅周辺が開発されていてニュータウンらしい駅だった。
翌日はいよいよ合格発表である。
2020/03/06
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