2020.03 卒業旅行小笠原<2日目>
2日目。せっかく小笠原に来たので、まだ父島をあまり歩いていないが母島へ向かった。
7時の出札開始に間に合うようフェリーターミナルへ。
ははじま丸のターミナルが数百メートル離れており急いで移動する羽目になってしまった。
父島(二見) 0730→母島(沖) 0937 伊豆諸島開発 ははじま丸 母島行
小笠原諸島なのに伊豆諸島開発だった。
父島から母島は近いのでずっと電波が通じており、雨や激しい揺れもあって客室でのんびり過ごしていた。
そこまで小さな船でもないのにアップダウンが激しいのは外洋ならではだろう。初めて船酔い気味になった。
定刻より7分遅れて母島に到着。滞在が4時間半と短いので急いで南へ。
段々と雨が降ってきたが、山間を通る道から海を望めた。
目的地は母島最南端の小富士の予定だったが、雨と足の疲れを考え、都道最南端で折り返すことにした。稜線に沿って道が伸びるためアップダウンが結構ある。
かわいらしいヤドカリ横断注意の看板を見つつ、都道最南端に到着。
ツアーの方々から、海岸に降りて森を進むと都道に戻れるという話を伺った。せっかくなので森にも入ってみる。
泥落としや酢酸を靴にかける等、外来種対策は厳密だった。
海岸は結構狭かったが秘境感が漂っていた。万年青と書いて「おもと」と読むのは知らなかった。
近くに漁具が捨てられていたが、昔はここで漁が行われていたのだろうか。
しばらく登ると先ほどの都道に合流した。
母島ヘリポートに寄り道。現在は使われておらず、市街地から離れているため星空観察で有名らしい。
途中、御幸之浜に寄ろうとしたが、雨が強くなってきたので断念した。この後も強くなりそうなので早めに市街地へ戻り資料館やお店を巡ることにした。
郷土資料館であるロース記念館へ。残念ながら臨時休館だった。
母島の開拓に尽力したドイツ人・ロルフスラルフの名を冠したロース石に由来する。
役場の支所もあった。母島はこの沖集落にすべてが集約されている。
飲食店は営業時間外だったため売店で軽食を購入した。
一旦フェリーターミナルへ。世界遺産の認定書があった。
歩き足りなかったので友人を置いて展望台へ行く。
母島で見る東京都のマンホールは格別だ。
港のすぐ近くにはウミガメのための砂浜があった。
雨が強かったが、東屋が見えたので展望台へ。登ってみると棒が組み合わさっているだけで雨を防げなかったが、景色はなかなか良かった。
タイミングが良ければ鯨が見えるらしい。
帰りは森の中を歩いて帰ったが、泥で靴が汚れてしまった。粘土っぽい赤土で洗い流すのが大変だった。
靴は濡れたままだが時間もないので急いで乗船した。
母島(沖) 1400→父島(二見) 1600 伊豆諸島開発 ははじま丸 父島行
島の人たちのお見送りを受け母島を後にする。北側には全く行けなかったので、今度は晴れた日に来たい。
鯨が見えないかと思いしばらく甲板で過ごした。
かなり揺れが激しく耐えるのが大変だったが、鯨も5頭くらい見えた。
途中からはカツオドリと並走。
母島の島影が遠ざかり、客席へ戻った。
ひと眠りしているとすぐに父島が見えてきた。
上陸後は靴のこともありすぐに宿へ。
夕食は近くの居酒屋で島料理を食べた。ウミガメの刺身は意外にも美味しかった。島寿司も良い。
宿へ戻り翌日の行程を立てた。父島を一周する予定だが伊豆大島での苦い思い出を考慮して、1人で徒歩で行くことにした。
翌日の疲れを考え、夜景を見に行くことにした。宿で一休みしてから二見の街へ。
島の夜は静かだった。走っている車もパトカーだけ。
昨日登った神社へ向かったが、街灯などまったくない。スマホのライトをつけて恐る恐る石段を上ったが、途中で怖くなってしまった。真っ暗で静寂の石段を一人で登るようなことは金輪際しないと決めた。
鳥居で一休みしてから展望台へ。
良い景色だった。これで集落の半分なので小さな島であることがよくわかる。撮影に夢中になっていたが、周りを見ると昨日のトーチカがあったり怖さを思い出してしまった。
2020/03/15
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