2023春旅行<2日目:函館→東京>
函館の友人宅を出て、一人で松前に寄ってから東京へと向かう。
七重浜 0701→木古内 0755 道南いさりび鉄道線 普通 木古内行
いさ鉄の遅い始発で木古内へ。海の向こうに函館山が見える景色はやはり綺麗だ。
木古内に来るのは3年ぶり。
コインロッカーに荷物を預け、身軽になって街へ繰り出す。
今回も曇りなのが残念だ。
前回来なかった町役場を訪問。
バスまでの乗り継ぎは1時間。町外れにある新幹線のビュースポットへと向かう。
途中で旧江差線と交差した。向こうには新幹線の高架橋もあるが、新幹線開業前に廃線となったのが残念だ。
少し急ぎ目で歩き、展望台に到着。
展望台は新幹線のトンネルの真上にあり、望遠を効かせると遠くから新幹線が真下にやってくるのが見えた。ちょうどはやて93号の時間に合わせたのでビュースポットを満喫。
速足で街中に戻り、木古内より少し先のバス停からバスに乗る。駅まで戻っていたら間に合わなかったがここで乗れば間に合うのに気づけたのは我ながらよくやった。
新道 0912→青函トンネル記念館前 1001 函館バス 松前出張所行
知内では内陸部を通り、青函トンネルの入り口も見えた。
福島町に入り、まずは青函トンネル記念館を見学した。
外観が青函トンネルの形をしており、中も原寸大の展示があるのは嬉しい。
川を渡り、町役場を訪問。かつて渡島福島駅があった地だという。
松前へと続いていたかつての街道を歩き、横綱千代の山・千代の富士記念館を見学。2人の横綱がこの町で生まれたというのは驚きであるし、相撲に関する資料館を見学したのは初めてで新鮮だった。
道の駅に寄り道してから福島大神宮へ。この辺りは山が海に迫ってきて、狭い範囲に漁港が築かれている。
相撲が盛んな町らしく境内に土俵があるのが印象的だった。
福島漁港前 1207→博多 1241 函館バス 松前出張所行
再びバスに乗車。北海道最南端の白神岬を通ったが、この辺りにバス停が無いので公共交通での訪問難易度は高い。
松前の中心部を過ぎ、博多で下車。近くには唐津などの地名もあり、北前船で内地と古くから繋がっていた歴史を感じられる。
高台にある松前駅跡へ。昭和63年に松前線の廃線に伴って廃止された。
駅跡地には石碑が残るだけだったが、かつての観光案内所の建物もあった。
道の駅で昼食。津軽海峡はやはりマグロが有名であり、松前のマグロも美味しかった。
道の駅の目の前には、かつての松前藩の波止場の跡がある。
遠くには本州もうっすら見え、ここを北前船が発着していたと想像を巡らせた。
道の駅からは町の中心部と松前城がよく見えた。
歴史をコンセプトにした町なだけあって、中心街はレトロな色調で統一されていた。江差にどことなく似ている。
いよいよ松前城跡へ。道内唯一の日本式城郭であり、国の史跡や100名城に選定されている。
天守は冬季休業で入れなかった。昭和36年に完成した鉄筋コンクリートの復元天守で、木造での復元計画があるらしい。
城から東に下ったところに町役場がある。街中にある落ち着いた雰囲気で、道内の他の役場とも少し違った雰囲気な気がする。
大松前川に沿った谷戸に沿い、徳山大神宮に参拝した。渡島国一宮とされている。
城内に戻り、寺町や松前家墓所を訪れた。
古くから和人が入った土地なだけあって、東北のような雰囲気の街だ。
城は高台にあるため、周囲は湿地で囲まれている。
ここも公園として整備されており、憩いの場となっていた。
帰りのバスまでまだ時間があるので、行きのバスで車窓に見えた松前線の跡まで歩いた。戦後の開業であり、コンクリートの橋脚が立派だ。
バスで木古内へと戻る。このままでは木古内で時間があるため、少し手前で降りることにした。
向磯 1604→建川 1720 函館バス 木古内駅前行
曇りなのでもう薄暗い。ギリギリ知内町にある建有川塞門跡を訪れた。
木古内側は幕府、知内側は松前藩の領地で番所が置かれていた。
30分ほど歩いて木古内に帰ってきた。
3年前にも訪れたみそぎ浜へやってきたが本州は見えない。
駅へ着いた頃にちょうど雨が降ってきた。
最終の新幹線で東京へ。北海道の小さな街から新幹線1本で東京まで行けるとは、凄い時代になったものだ。
木古内 1854→東京 2304 JR北海道新幹線・東北新幹線 はやぶさ48号 東京行
先頭車両を取ったので盛岡まではガラガラだったが、盛岡と仙台でかなり混雑してきた。需要が偏っているのは仕方ないが少し心配になってしまう。
新幹線で帰る時は東京駅まで乗る方が旅情を感じられて良いので、東京駅に来るのが慣習になってきた。
2022年度の旅行はこれで終わり。上半期は部活が忙しいので、次は夏。
2023/03/23
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