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2023バス帰省<4日目:野辺地→久慈>
4日目。引き続き青森県を南へと進む。
日が昇ってからバスまでだいぶ時間があるので、野辺地の街を散策する。
まずは北にある十符ヶ浦へ。散歩やランニングをしている人も多く、心地よい朝だ。
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街中に入り、町役場を訪問。街中に突然現れた趣のある庁舎だ。
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野辺地八幡宮に参拝。江戸時代に再建された本殿は歴史を感じられた。
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海沿いにある常夜燈公園へ。1827年に設置された日本最古の常夜燈である。
近くには復元された北前船も置かれていた。
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この後乗るバス停を確認してから、野辺地戦争戦死者墓所を訪れた。
戊辰戦争の激戦地の一つ・野辺地戦争における新政府軍の死者を弔っている。この付近が津軽と南部の境の地であったことを認識させられた。
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バス停へ戻った頃にはだいぶ暑くなってきた。
十和田観光電鉄のバスに乗り、野辺地を後にする。
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野辺地案内所 0651→十和田市中央 0805 十和田観光電鉄 三本木営業所行
七戸を通り十和田市へ。住宅街からの街中の雰囲気はまさに立派な地方都市だった。
交通ターミナルが整備されており、コインロッカーをすぐに見つけられたのもラッキー。
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疏水百選にも選ばれている稲生川を見に行った。三本木原の開拓に必要不可欠だった水路は、今も十和田の街を潤している。川沿いには十和田観光電鉄の十和田市駅もあったようだが、跡地は再開発されていた。
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市役所を訪問。県内第4の街なだけあって立派だ。
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市役所のある道は官庁街通りとして整備されている。碁盤の目状の街並みや広い道幅が街路を美しく整えており、日本の道百選にも選ばれている。
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十和田はかつて馬の産地として栄えた。その名残もあり、街中の至る所に馬の意匠が取り入れられていた。
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来てみたかった十和田市現代美術館を見学。街中のアートも相まって、アートの街としての魅力を感じられた。
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町の東側にある新渡戸記念館へ。三本木原は新渡戸家が中心となって開拓したため、新渡戸稲造や開拓に関する資料が保存されている。耐震性などを巡って裁判が行われたこともあったが、ボランティアの方が親切に案内してくださった。
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十和田といえばバラ焼き。昼食にこれを食べようと決めていたが、バスまで時間が無い。
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量も満足でき、非常においしかった。しかし満腹で走れるはずもなく、バスを逃してしまった。
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発車案内を見ると、乗る予定だった十和田観光電鉄以外にJRバスでも八戸まで出られるらしい。元の予定通り六戸にも立ち寄れそうだ。
十和田市まちなか交通広場 1159→六戸 1218 JRバス東北 おいらせ22号 八戸駅西口行
H5系を模したカラーリングの大型車両でほぼ満席だった。というのもこの路線は、八戸から奥入瀬渓流や十和田湖へ向かう観光路線である。
十和田市から乗って次の六戸で降りる人などいるはずもないが、一番前の席に20分座らせてもらっただけなので許してほしい。
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六戸の滞在時間は30分くらいしかない。急いで町役場を訪問。
ここも官庁街通りと呼ばれているようだ。
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道の駅の敷地に移築された苫米地家住宅を見学。当地の由緒ある住宅を少し知れた。
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六戸の中心街にある十和田観光電鉄のバス停へ。三本木へ向かうのに栄えたのだろうか、宿場町のような街並みだった。
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六戸中央 1255→緑ヶ丘 1355 十和田観光電鉄 八戸中心街行
おいらせ町を経由して、いよいよ八戸へ。あたりの風景も変わってきた。
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20分ほど歩き、根城へとやってきた。荷物をロッカーに入れたいが博物館の中にしかないようだ。涼むついでに見学することにした。
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南部の歴史についてよく学べた。博物館を見学してから根城を訪れることにして良かった。
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根城は100名城にも選ばれた南部氏の城。江戸時代初期に廃城となったが、戦国時代の主殿が復元されており、東北地方の戦国期を垣間見ることができた。
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予定では早い時間の十和田観光電鉄で中心街へ行くはずが、博物館を見学したことで八戸市営バスに乗れることになった。
根城(博物館前) 1600→八戸中心街八日町 1610 八戸市営バス ラピア行
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八戸の本当の中心に来た。さすがは県内2位の人口を誇る街。これだけの都会は函館以来だ。
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八戸中心街のバス停はいくつかに分かれているが、方面別なので思いの外わかりやすかった。
名物のせんべい汁を食べようと店を探すも、16時台に開いている店は少ない。カフェで南部せんべいの乗ったアイスをいただいた。
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煎餅はあっても困らないのでスーパーで数枚調達。スーパーで様々な味の南部せんべいがばら売りされているのは嬉しい。
南部バスに乗り、いよいよ岩手県へ。南部バスが岩手県北自動車の支社となったのを、調べるまで知らなかった。
青森から岩手に抜けるには軽米経由もあるが、翌日の乗り継ぎの関係で大野経由を選んだ。
八戸中心街中央通り 1658→大野 1800 南部バス 大野行
県境をぬるっと越えて岩手県洋野町に着いた。八戸の街を抜けたあたりから自分しか乗っていなかったが、こうしたことは今後も少なくないだろう。
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大野のバス停は陸中大野駅の名がつけられている。かつてJRバスが乗り入れていた名残だ。
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2006年に合併するまでは大野村だった。かつての村役場を訪問。
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夕暮れの山間の小さな街を散策するのは心地が良い。
街中には特に目立った観光地もないが、その分55分の滞在をのんびりと過ごせた。
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翌朝の乗り継ぎのため大野からまだ進まなければならない。
だいぶ暗くなってしまったが再びバスに乗車。できるだけ夜に移動したくはないが仕方ない。
陸中大野 1855→久慈駅 1944 岩手県北バス 久慈駅行
久慈市内からの高校生の帰宅便の折り返し、1日3便だけであり、乗客は他にいなかった。
無事に久慈駅に到着しこの日は終了。八戸から久慈は鉄道で1時間半かかるが、バスでも乗り継ぎを除けば2時間弱で着けたのは意外だった。
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夕食は近くの良さげなレストランでハンバーグ。名物という訳ではないが、こうした地元のお店に入ってみるのも良い経験だろう。
この日の移動は137.3km。南部地方を観光したのも初めてで、充実した1日だった。
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2023/08/24