2022.09 道内周遊22秋<2・3日目:道東>
バスのダイヤの関係で前日入りが必要なので、夕方に札幌を出発した。
札幌 1725→釧路 2149 JR千歳線・石勝線・根室本線 特急おおぞら9号 釧路行
途中の幕別で高校同期の乗るおおぞらとすれ違った。
釧路からは釧網本線の最終列車に乗車。日中は観光客で混んでいる釧網本線も、この時間はガラガラだった。
釧路 2209→磯分内 2308 JR釧網本線 普通 摩周行
磯分内で降りたのは自分だけ。待合室は広くて綺麗だった。
24時前には灯りも消え、少し肌寒いがよく眠れた。
翌朝。よく晴れた早朝の無人駅は気持ちが良い。
磯分内 0534→標茶 0544 JR釧網本線 普通 釧路行
拠点駅の一つ、標茶駅で下車。町役場は釧路川を渡った向こう岸にあり、30分の乗り換えでは行けなそうだった。川だけ眺めて駅へ戻る。
標茶駅から旧標津線に沿って走るバスに乗る。これを逃すと次は夕方で、この便に乗るためには標茶〜摩周に泊まらなくてはならない。
標茶駅前 0615→標津営業所 0828 阿寒バス 標津営業所行
根釧台地の開拓集落をつなぐように走り、2時間で標津に到着。
すぐ近くに根室標津駅の跡地がある。蒸気機関車や転車台が保存されていた。
役場も訪問。黒を基調としてスタイリッシュなデザインである。
標津からは国後島が望め、北方領土の資料館もある。北方領土についてはそこそこ詳しくなっていたつもりだが、見学した。
今度来る時はサーモン科学館や遺跡にも行きたい。
行きとは違う集落を経由し、中標津へ戻る。
漁協前 1017→中標津ターミナル 1050 阿寒バス 市立病院前行
中標津のバスターミナルは駅跡に隣接している。頭端式のバスターミナルが都会らしい。
第二の帯広とも呼ばれるだけあって、店も多く栄えていた。
標津川を渡って町役場へ。
丸山公園にある郷土館を見学した。農業の集散地として栄えた歴史をよく学べた。
次は標津線厚床支線の跡に沿って南下する。
中標津ターミナル 1230→別海役場前 1314 根室交通 厚床駅前行
別海町役場を訪問。
隣にある町民憩の森公園を散策した。緑が眩しい。
少し歩き、JA道東あさひのミルクハウスへ。別海町は乳牛の飼育頭数が日本一で、別海産の牛乳を使ったアイスを食べられるのは嬉しい。
同じ名前のバス停が2つあり、路線バスと空港連絡バスで分かれていて少し迷ってしまった。
別海高校前 1413→奥行 1425 根室交通 中標津空港連絡バス 有磯営業所行
空港連絡バスを短区間で利用。このバスのおかげで本数が多いのがありがたい。
バス停から少し歩くと、駅逓所の建物が残っていた。月曜日なので中には入れないが、立派だ。
標津線の奥行臼駅跡も残っている。ホームも当時のまま残っているほか、線路はトロッコの復活が進められているため綺麗に整備されていた。
続いて旧別海村営軌道の跡地へ。こちらは軽便鉄道の車両や駅が残されている。奥行臼だけで3世代の交通の遺産を見ることができるのは凄い。
少し時間が余ったので、ヒグマに怯えながらも道を進んで行った。
根釧台地らしい風景が広がっており、市街地を歩くだけでは得られない感動を味わった。
あとはバスとJRを乗り継いで札幌へと帰る。
奥行 1530→厚床駅前 1543 根室交通 中標津空港連絡バス 有磯営業所行
厚床に降り立ったのは今回が初めて。根室らしく、ロシア語併記の信号や北方領土の看板が見られた。
列車まで1時間以上ある。標津線の廃線跡を散策しに行った。
跨線橋の跡が残っていた。
根室本線と分岐した後の廃線跡も入れたが、熊が怖いのですぐに引き返した。
途中のセコマで軽食を買い、駅へ戻ってきた。
青春18きっぷのポスターにも使われた厚床駅。入れない2番線ホームにもベンチや駅名標が残されており、夕陽も綺麗で最高の時間を過ごせた。
道東にいるのもあるが、日没が随分早くなってきた。
厚床 1707→釧路 1853 JR花咲線 普通 釧路行
釧路 1859→札幌 2302 JR根室本線・石勝線・千歳線 特急おおぞら12号 札幌行
厚床から陸路で6時間かけて札幌へ帰着。片道の移動だけで6時間はなかなかなものだ。
2022/09/25-26
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?