今週の気になるK-POP TOPICS vol.1
発売まで次々に公開されていくティザー(予告)写真や動画のワクワク感はK-POPの楽しみのひとつではないだろうか?というわけで、個人的に気にいったものを紹介したい。
今週のティザー:SHINee KEY(キー)
日本オリジナルシングル『Tongue Tied』(8月7日発売)のティザーがセンスありすぎる
先に出たティザー写真のおしゃれ感にいつもながら感心。まずは正統派の美ビジュアル。上質さとキッチュ感をうまく合わせるKEYのセンスは、今作でも健在。
作り込んだ虚構の世界観にちらりと愛犬のコムデとギャルソン(言うまでもなく、コムデギャルソンにちなんだ名前である)を登場させ、KEY自身を感じさせるしかけも。
と思ったら、突然インターネット黎明期によくあった広告っぽいテイストの写真が登場。今回のシングルの初回生産限定盤(Freaky Ver.)コンセプトが「"Freaky Fortuneteller" 〈奇妙な占い師〉」で、KEYが「ハッとするほど素晴らしい助言をくれる占い師「MR.FREAK」となり、思い悩んで言葉を詰まらせていた人々の心をほぐしていく相談所」をイメージしていることからこのようなティザーイメージになったようだ。
現在K-POP界では、NewJeansやRIIZE始め、90年代の空気感を取り入れたビジュアルイメージが流行っている。今回のKEYのビジュアルイメージは、そんな流行りに乗りつつも、今風のアレンジを効かせすぎていないところがそれらと一線を画している。
あえてそのまま持ってきたような印象を与えつつも、それが新しさも感じさせるは、製作陣のセンスと共に、KEYのコンセプトを消化する力ゆえだろう。
そんな空気感そのままの、プロモーション用のHPも登場。Mr.Freakによる占いサイトになっていて、ユニークな回答画像が楽しくてついいろいろ相談してしまう。
昨年9月発売の2nd Mini Album 『Good & Great』では、「Notion」 を使用したサイトを準備するなど、毎回違うアプローチで世界観を伝えてくれるKEY。今回も遊び心とセンスに溢れたプロモーションに、楽曲への期待が高まる。
今週のビジュアル:パリファッションウィークで輝いて見えた人
WayV WINWIN(ウィンウィン)
パリのファッションウィーク中ということでさまざまなK-POPアーティストがゲストとしてショーに登場。その中で個人的に目を引いた写真のが、KENZO(ケンゾー)のショーに参加したWayVのウィンウィンのショット。会場のパレ・ロワイヤルと思われる場所で撮影された写真は、初夏の緑の中に佇むウィンウィンのみずみずしい美しさを感じさせる。意志を感じさせる眼差しがはっきりとした柄のスーツに映えていて、思わず惹きつけられた。