面白いノベルゲー・ADVとはなにか考えてみる
アニメでも何でもそうだが「面白い、までが長い。」というのはエンタメにありがちな事である。
「後半から!6話から面白くなるから!」ってばあい前半6話までがダレる。
どうでもいいキャラ自己紹介や世界観紹介で尺が潰れる、その日常会話ややりとり要る?の応酬、がツートップ。
講習ビデオみせられてる気分。要は舌が肥えたのだ。一目みたらタダモンのシーンじゃないこたぁ分かる
面白い部分だけ見せてくれぇ!って我が儘
じゃあ面白いって何さね…?
面白さは伏線・積み重ねあってのモノだと思う。
フルコースなのに前菜ぬいてニクだけ食らってどうするよ?っていう(ソレが好きなヒトはB級映画好きへと流れるんだろう)
面白いアニメ・ゲームは共通して「続きが気になる。」
見てたら時間が飛ぶ。一気見しちゃって朝4時前とかなってる。ハマった熱で感想をかき更に時間が飛ぶ。
前回「名作は総じて演出が上手い」って話をしたが、好奇心の導線をうまく敷けていると思う。
「つまらない」「気になる」「考えだす」
中でもつまらないに意識を向けさせない、これが徹底されている
物語のテンポ、スピード感は一つの答えなのでは?
「続きが気になる」の中でも「テンポが良い」のは肝だとおもった
フィクションが面白くなるのはだいたい事態が急展開
→テンポよくゴロゴロ話が転がりだす頃であるのに気付いた
我々はスピード感を求めてるのかもしれない。さながらユルい試合してんじゃねーぞオォン!?とヤジ飛ばすプロレスファンみたいである
ライブ感…というかアラが出ても押し通し話を転がしてくのは
戦法として通用するのでは?と思うのだ。
ミステリーでも動機や経緯は雑でもハナシとして機能するし、トリックやキャラが面白いパターンも結構見る
ソコこだわっても面白くないよね→見られていないから無茶が利く、
短所よりも持ち味を優先し生き残った例かもしれない
ノベルゲー=文章とシナリオだけで戦う総合格闘技
まとめるとテンポ良くすすみ続きが気になるゲーム!無茶をおっしゃる。
キャラゲーでも、シナリオの良さがそのまま評価になりがちで
ノベルゲー=文章とシナリオだけで戦う総合格闘技といったところ。こんなんプロしか無理じゃ!
自分の初ノベルゲームがクラナドだったのだが
最初のうちはスルスル読めても
なんかだんだんダレてきて積んでしまったのである。
アニメ版は最後まで見れたし演出最高だったのだがノベルゲーになると…集中力かな…これが老いかな…ごはんはまだかのう…?