やったー！推しカプ（BL）どうじんし出したよ！
この記事は同じ人が「しずかなインターネット」にあげたやつのお引越しです。あとこの人間は推しカプの同人誌を出すたびにやったー！と言っているので別にはじめてではありません。
推しの同人誌を出しました。
わーい ミシン目で 切ると チケット付きになるよ！ 切らないと読めないよ！
制作開始から私にしては二転三転した本でした。
一月に申し込んでおいた六月のイベント、へ合わせた本を四月の前半に書き始めました。
最初に決まっていたのは「推したちが知らない町を歩く、クラフトで推しカプの上に空が広がっていてそこに雲を……アバロン箔で押してみたい！」
利用印刷所さんのアバロン箔説明ページ！https://www.starbooks.jp/doujin/foilInfo/?i=50&m=i
というわけで書き始めました。同時進行で表紙のこともやらないとなりません。表紙のイメージ的にイラストが欲しいのですが、四月半ばまでやる気が出なかったから依頼が出来ません。あと、雰囲気をすごくラフでゆるゆるさせたい。
描きました。adobe frescoに貰い物のあっぽりぺん（初代）、滑らかさをめちゃくちゃ高くしたベクターブラシの丸でぐりぐりするのみです。
最初は「トレーラーを盗んだ二人が海のそばに行く話」一本だけ、25000字程度の本にする予定でした。なのでトレーラーがいます。白押さえつきオンデマンド印刷前提。だいぶシンプルでしたね。あとアバロン箔の面積がこれだと50cm2です。
四月下旬におたくと会った時もこの原稿をしていました。おたくとおたくは言い合いました「クラフト紙の表紙で（キャラが）街歩きの本を出したい」「いいね……」
帰ったら本が収録本数5本の短篇集、総計42000字程度になりました。つまり表紙がこれじゃなくなりました。
こうなりました。表4には収録作の一本に登場するクレーンゲーム機を置き、線装飾を増やして賑やかに、色を落ち着かせたいので雲と人物、クレーンゲーム内の字以外は白押さえ抜きとすることにしました。
タイトルはこの雰囲気でフォントを使うのがしっくりこなかったので、基本的なゴシックをペンでなぞって書きましたら「こんなに面積なくてもタイトル大丈夫だな」と分かったので箔面積が半分になりました。ちょっとだけ印刷費が下がったよ！
短篇集になってページ数が倍になったと思ったら更に欲が生まれました。
「このコンセプトで原作より短篇集をするなら……あっちもまとめた本にしたい！」
webで少しずつ書いていた「推しが現代転生」して普通に日常のお出かけをしたりする本も対として置こうと思いました。
はい。
対の本なのでこちらも箔押しにしようと思いましたが、印刷代のかさみと〆切の問題により銀＋カラー印刷に。人物の下に銀を敷く「銀押さえ」をやってみたので、人物がうっすら輝きます。
この二冊のセット販売を考えたところで短篇集の最後に出てくる「飛行機」モチーフで何か作ろうと思いました。
原作世界から現代転生するアノヨ飛行機のフライトチケットになりました。（試作品の写真なので実際に頒布するものと少し違います）クラフトペーパーデュプレを使っており、裏面のクラフト色が表の白へ少しムラに透けるのがかわいいです。
チケットとして存在感を出そうとミシン目カッターを使ってみたり、印刷サイズを考えたりしているうちに「A3長辺を使った長さに印刷し、ミシン目カッターを活用して切り取れる帯を作る」という案に収まりました。
同時にふと、もう入稿しちゃった話の番外篇も書きたくなったんだなー！
はい。
こうして本が増える中で「クラフト尽くし」「角丸で統一」は絶対やりたいと思ったことでした。最初に角丸R5を選んだのはたまたまですが、他の印刷所もまたぐセットになる過程で「R5を選んでいなかったら揃わなかったな……」という事態が発生したりしたので、よかったです。
クラフト尽くしはノベルティチケットや遊び紙にも及んでおり、遊び紙は全て「D'CRAFT」というエンボスがかわいいクラフト紙の柄違いになっています（廃盤に伴う品切れにより、三冊目の追加納品分のみ異なるものになっています）やったー。
全体の仕上がりはこんな感じです。ここまで後手後手で要素を付け足しても……めちゃくちゃかわいくまとまることがある！
装丁メモ
いっさつめ：モダンクラフト／白＋カラー／マットPP／アバロン箔／遊び紙D'CRAFTキューブ／STARBOOKS
にさつめ：モダンクラフト／銀＋カラー／マットPP／遊び紙D'CRAFTフラワー／STARBOOKS
さんさつめ：クラフトボード アース／全面箔パープル／遊び紙D'CRAFTブロック／おたクラブ
ノベルティ：クラフトペーパーデュプレ／紺＋ネオンレッド刷り／レトロ印刷