PTAのような活動に熱心な人を求めて。
おつかれさまです。
本記事は「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマにしたマガジン「ユタカジン」への初投稿です。
今回はこの話の続きです。
PTAのような活動に熱心な人は意外と多く存在しているはず、という話です。
◇◇◇
僕はここ数年、割と気軽にPTA会長などの役員を引き受けてきました。
「大変でしょ」「よくやるね」といった周りの人の反応から、これは特殊なのか?と少し不思議に思っていました。
でも改めてPTAなどの会議やイベントで周りの人を見ると、それなりの数でやる気のある人たちがいます。
1~2年の任期を終えても自主的に延長して役員を引き受けている人
継続的にイベントの運営を手伝ってくれる人や組織
資源回収に自分ちのフォークリフトを持って駆けつけてくれる人
こんな人はどのくらいいるのでしょうか?
日本には小中学校が合わせて約2万9千校あります。
ほとんどの学校にPTAがあり、少なくとも1名はやる気があると考えてみると、日本には約2万9千人もいることになります。
やる気のある人は子どものサッカーやフットサルでも見かけます。
自分の子どもがいるわけでもないのに代表などの役員を引き受けている人
自分の子どもはとっくの昔に卒業したけど未だにコーチ(指導者)をやってくれている人
水などの物資やお金を寄付してくれる人(商売の絡みがあったとしても)
代表的(だと思っている)子どものスポーツは、スポーツ少年団(スポ少)です。スポーツ少年団の指導者はR5年度で約 9万2千人もいるそうです(団の数は 2万6千)
クラブチームも含めると、もっと多くの人が指導者として存在するのでしょう。
合計すると約13万1千人です。
・・・メッチャおるやん。
なぜこんなにたくさんいるのでしょうか?
自分や周りを見ると、多くの人は最初から積極的なワケではありません。
投票や順番など消極的な理由でこの手の活動に参加し、それなりの居心地の良さを感じ、意義を感じ、恩義を感じ、自分が役立てるなら、と積極的に活動できる人になります。
僕もそうでした。
そう考えると、PTAなどで悪名高い投票や順番のように、やる気もない人に強制的に役目を与えるのは、長期間で考えると持続可能なシステムなのかもしれません。(少子化で維持できなくなったところももちろんあります)
ひとつ残念?なのは、交流の機会があまりないことです。
PTAは基本的に学校内の話で、他校との交流はほとんどありません。
スポ少は指導者であれば他チームの指導者と交流がありそうですが、チーム内の役員であればそれほどありません。
これをケアするためかどうか分かりませんが、これらには上位組織があります。
PTAにもスポ少にも市の、県の、全国の組織があります。
またスポ少には横の組織として、体育協会やスポーツ協会があります。
たいていは小さな単位の役員の一人が、当て職として上位組織の役員として活動が求められます。例えばある小学校のPTA会長が、市のPTAの役員も兼ねたりします。このような繋がりの中に居場所を見つける人がいても不思議ではありません。
胸に手を当てて「PTAのような活動に熱心な人と交流したいか?」と考えるとそれはそれで相手によるとしか思えませんが、少なくともこれまで交流してきた人たちは、温和で、それなりのコミュ力があり、他人のために動くことができる人が多かったように思います。
現在のところは居心地の良いコミュニティに参加できていて満足度は高いので、子どもが成長して強制力が働かなくなるまでは活動を続けようと思います。