Hasselblad 500CM Planar 80mm F2.8 T*
今まで一度だけハッセルで撮ってもらったことがある。
このカメラで撮ると、レンズの向こう側にいる人が自然に笑うのだ。
いままではなんでだろう?って思っていたんだけど、撮られてみて初めてわかった。
「しゅぼっ」っていう独特のレリーズの音がとても気持ちいいのだ。
このカメラ、ブローニーと言われているサイズのフィルムを使う。
サイズは60mmx60mmの正方形。
ファインダーというかフォーカシングスクリーンには等倍のサイズで投影される。
手に入れて暫くの間、ピントをあわせるのが難しかった。
でも慣れてくると、ある程度ピントを合わせたら微調整は自分が前後に動けばよいことがわかってきた。
毎日持ち歩いて気になったものを撮っていた時期がある。
朝、フィルムを入れる。
120というフィルムで12枚まで撮れる。
AEはついていないので露出計を一緒に持ち歩く。
夜、帰ってきて現像する。
大抵はしょぼくれるのだ。
うまく撮れなくて。
でもいいのだ。
ハッセルで撮った写真はすぐに分かる。
そのくらいこのカメラは特徴のある写真が撮れる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?