【バトスピ】速度特化型波契約
どうもハイスラです。今回は私が最近気に入っている波契約について紹介します。
どういう思考でこのデッキになったのかについて主に説明しています。波契約を組みたい方の助けになればと思います。
環境が激変した契約編真2章ですが、残念ながら波契約からは新規パーツがゼロでした。
私事ですが、大学院入試があって最近はバトスピをあまりプレイできていませんでした。
よって私が今から話すことは、1章時点での考察がメインです。そこのところご了承ください。
デッキの特徴
とは言ったものの、波契約は相手に依存せず、自分の動きを押し通すことができるデッキだと考えています。なので、2章を踏まえても恐らく内容に大きな変化はないものと考えられます。
波契約は弱いという印象が契約編界4章で付いてしまいましたが、実は真1章で大幅に強化されています。
私の構築では、かなり安定して先3killのLO速度を出すことができます。
長所
ライフを削るタイプのデッキでは先3がデフォに近い昨今のバトスピですが、LOデッキでその速度を出すデッキはあまりいなかったように思います。
LOデッキは相手のライフを削らないため、ライフ減少カウンターを踏むことも、相手にコアを与えることもありません。このデッキはそれなりに盤面焼きのカードが入っているので、そこで相手にテンポロスを与え、削りきってください。
除外テーマであるため、破棄メタをすり抜けてLOすることができます。それなりに破棄カードが入ってはいるのですが、なんとか勝てます。
先1ゴッドブレイクされても勝ったことがあります。
短所
Sコア無し煌臨がプチ族には与えられていないため、復帰の弱さが否めません。その他相手の妨害に対してかなり脆いです。
そのあたりはほとんど割り切って速度を意識して構築しています。
1ゲームで10回近くアタックすることになるので、相手にフラッシュ権を大量に渡してしまいます。フラッシュが強いデッキは苦手です。
他の波契約との差別化
地元には波契約使いはいない(プチシャネクロを除く)ので、他所に遠征したときに波契約使いと当たるとちょっと興奮します。サリンジャックが出てきたときには「おぉ！！」と声が出ました。
しかし実際に戦ってみると全然デッキの中身が違います。ドローマジック等を入れてのんびりと構える人が多いようです。その構築が悪いとは言いませんが、私の構築はそれとは全く違う思想で組まれています。
私が目指したのは速度と安定感です。ドローマジックや大型スピリットを抜いたことで、他の波契約よりも1ターンも2ターンも早い動きを実現しています。
レシピ
波契約を組む上で最も重視すべきなのは、「如何に早く安定してC2を達成できるか」です。C2が無ければシャック&アビサルアンカーを乗せることができません。C2にならないとプチシャックの復帰すらおぼつかず、1ターンをロスしてしまいます。
デッキのカードは以下の3つに分類されます。
初動札(C2達成要員)
中盤札(C2達成以降欲しいカード)
その他
このデッキに大型スピリットは必要ありません(ヤドカリは大型スピリットではない)。そして、大型スピリットを入れている余裕なんてありません。邪魔です。
フィニッシャーはバイナレーターが担ってくれます。
波契約では初動札を担うカードは大抵の場合終盤役に立たない場合が多いのが構築を難しくしています。
その点優秀なのがフィッシュボーンです。手札消費無しでC1を供給してくれます。終盤でも追加打点がありがたい場面があります。
召喚時もたまに使うくらいには優秀です。ただこの召喚時を使うかどうかの見極めが難しく、このデッキで唯一プレイスキルを要求してくるカードでもあります。
多分珍しいカード
波契約を組みたい人にとっては入って当たり前のカードとかの説明は要らないと思います。バイナレーターも回せばその強さが分かるはず。
蒸貴賊サリンジャック
初動札の1枚。C+1,1コアブに加え、追加でコアかカウントが増えます。波契約ではヤドカリ等が意外とコアを要求してくるので入れました。一時期3枚にしていましたが、復帰札の少なさから1枠をローデベイクに譲りました。
サイドホイール・ゴレム
テキスト改めて見ると「強くね？」となるカード。除外5枚が厳しいので敬遠されがちですが、相手の意識の外からほぼ確実に1ターン返してくれる優れもの。
採用理由は後述のスキッドメインの相手ターン起動要員でした。こいつ自体が破壊要員なので、スキッドメインを使うまでもなくガードできちゃったりします。
幕張大会ではピン積みのこのカードが2回も命を救ってくれました。
スキッドメイン
こいつのおかげで波契約の速度が格段にアップします。赤みたいな相手の生き物を餌にするこの能力。これに対して対策するようなプレイングを取った人は今のところ当たったことがありません。
このデッキで2番目にプレイスキルを要求するカードではありますが、見たら分かる程度のことなので、特段解説する必要は無いでしょう。
覇王爆炎撃
波契約はアタックステップにドローするのでバーストとは相性が悪いです。そんな中手打ちも可能なこのカードは使い勝手が良いです。
海蛇眼があるので、バーストセットすることもしばしば。
絶甲等他にも選択肢がある枠でもあります。
フェイタルジャッジ
波契約はダークタワーを貼られると何もできなくなるので、それ対策にネクサス割りを入れています。コアブが地味に偉く、ヤドカリのアタキャンにも使います。
このカードの価値自体に気づいている人が少ないように思います。コモンじゃなかったら急に高騰しそう。
プレイング
相手に合わせてどうこうしない(できない)デッキであり、処理は複雑ですが、プレイ順なんかは見たら分かる程度のものが多いです。
提示タイミングに注意
スキッドメインやヤドカリやカエルは破棄(/除外)に対して誘発します。これはプチシャックのドローと同時タイミングになります。そのため、ドローする前に手札等から提示することを忘れないで下さい。
ヤドカリは提示だけしてやっぱ止めるということもできるのでとりあえず提示しましょう。
C2から一気にC6にする方法
プチシャックにシャック&アビサルアンカー(略しにくいのどうにかして)にアビサルアンカー合体までいった。でもC2だからアビサルアンカー(ブレイヴの方)の回復までできない、という場面。
別の小型で殴って1カウント進めるのもありですが、フィッシュボーンの召喚時を使うという選択肢もあります。そのために手札からネクサスを捨てずにフィッシュボーンで踏み倒すというプロセスが必要です。
アビサルアンカー(スピリットの方)のアタック時でトラッシュから配置できるので脳死で捨ててしまいそうになりますが、意識して捨てる札を考えましょう。
実は捨ててもいい
海蛇眼のテキストをよく見ると、「破棄する自分の手札の枚数を-1枚できる。」と書いてあります。
そのため、場合によっては敢えてカードを捨てる場合があります。特にカエルは、破棄→プチシャックドロー→カエル回収の順に処理すれば手札4枚にすることもできるので、覚えておきましょう。(捨てたカードを即座に回収できるわけではない。)
フィッシュボーンを捨てるのはターンの最後の方
まだLOが続くのであれば、フィッシュボーンを一旦温存して最後の方に捨てて出した方が良い場合が多いです。
ただそのあたりは手札と相談になるのでプレイスキルが要求されます。
まとめ
読んでいただきありがとうございました。良きプチシャックライフをっ！