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私がガレキ美少女を泣かせた理由。「ソフィア・F・シャーリング」制作記 ~完結編~
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良い時代である。美少女ガレキの塗り方ひとつとっても、探せば最適なHOW TOとツールがすぐ見つかる。
参考になったのはモデグラ2021年2月号のアイペイントHOW TO。模型紙の作例モデラーの何が凄いって、適切な工具の選択と手順、失敗しない為の知恵が凄いのだ。手先の器用さは多分そんなに私と変わらない。誌上では経験に裏打ちされた段取りをしかも複数人が惜しみなく披露してくれているので、よく読んで、これだ!と思ったHOW TOを取り入れたら意外とあっさり出来てしまった。モデグラありがとう。
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台座代わりのシグナルに、身体のパーツを接着していく。ふと手が止まる。完成してしまう寂しさだろうか。否、接着したからだ。これは空飛ぶバニースーツなのだから、シグナルと接着されていてはいけない、空を飛んでなければいけないのだ。空飛ぶバニースーツって何だ。
バニースーツを飛ばす為にはどうすればいいのか。私が考えた方法はひとつ。ソフィアさんには泣いてもらうしかなかった。ごめん。
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完璧だ。ドジっ娘属性を付与しながら、シグナルと接触する整合性が取れてしまった。ホントは改造してシグナルをクラッシュさせた方が絵としてわかりやすかったんだけど、思いついたのは接着した後だったからまぁこれはこれで。衝撃のエフェクトに使ったのはコチラ。
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足をぶつけた設定に合わせて、キリッとした眉毛から困り眉にリペイントした。涙はタミヤの多用途接着剤(クリアー)を乾燥させたもの。目線を変えてしまったのだが、それだけでフィギュアとしての正面が変わるという発見もあった。
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このカラーリングはぶっちゃけるとBGVとして見ていたアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の登場人物中、最も天才性を発揮していたギタボの喜多ちゃんのCVが長谷川育美だった為、EDのクレジットが流れるたびに「ミホノブルボン(ウマ娘)の声優じゃん!」という奇声を夜な夜なあげ続けていたせいでミホノブルボン(ウマ娘)に寄せてしまったことを白状します。ミホノブルボン(ウマ娘)はその勝負服のデザインからして、ナダレ先生にイラストをリクエストしてみたいウマ娘ランキング不動の1位だからしょうがないですね。
大変だけど楽しかった!エルドラモデルのソフィア・F・シャーリングは、たわわな造形ヨシ、色の塗り分けもヨシの、大満足キットでした。飛ぶほどカワイイぞ。
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