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ビジネスチャット「Chatwork」有料版のススメ

Chatworkのフリープランのサービス内容が2022年10月6日に変わりました。まだフリープランのまま使っている企業は、以前と何が変わっているのかを確認し、そのまま使っていても業務に支障がないのか、アップグレードするべきなのか検討しましょう。

フリープランの変更点

フリープランで変更があったのは次の5点です。中には、条件がよくなったものもあるため、使い方によってはフリープランでのメリットが広がったと捉えられるケースもあります。

グループチャット

1ユーザーにつき、累計7個まで制限付きだったグループチャットへの参加が無制限になりました。

メッセージの閲覧

無制限から、直近40日以内5,000件までとなりました。
この制限は、組織全体でのものです。個人で利用しているなら所属人数が一人としてカウントされますが、ユーザー管理機能を用いて複数ユーザーを追加している場合は、ユーザー全員のメッセージが合算してカウントされます。

つまり、1組織に5人のユーザーが登録されている場合、一人あたり平均1,000件までしかメッセージが表示されないことになります。これには、他の組織とのメッセージやマイチャットも含まれます。

40日より前、または5,000件を超えるメッセージには以下のように表示されますが、データは保存されているので、閲覧制限されている部分も有料プランにアップグレードすれば無制限に見ることができます。

メッセージの検索

最大100件から200件になりましたが、以前のフリープランにあった検索オプションがなくなりました。
有料プランの検索オプションでは、除外キーワード、発言者、発言日で検索内容が絞り込めます。

<フリープランの検索画面>

<有料プランの検索画面>


フリープランと有料プランの違い

Chatworkには、「フリープラン」「ビジネスプラン」「エンタープライズプラン」の3つのプランが用意されています。フリープランで制限がかかっているのは、上記のメッセージの閲覧、検索以外に次の4点です。

ストレージ容量の制限

フリープランは、ストレージ容量が組織全体で5GBまでです。もし5人の組織なら1ユーザーあたり1GBまでになってしまいます。

ビジネスプラン・エンタープライズプランなら、1ユーザーあたり10GBです。10人の組織ならトータルで100GBです。組織ごとのカウントとなりますので、極端にいうと一人のユーザーが100GB全てを使うことも可能です。

ブックマークの制限

メッセージにブックマークした場合、該当メッセージに閲覧制限がかかってしまうと表示することも、ブックマークを外すこともできません。

ビデオ通話参加人数の制限

フリープランでのビデオ通話は2ユーザーまでしか参加できません。3ユーザー以上参加した場合は、自動的に音声通話に切り替わります。

ユーザー管理機能

フリープランでも、100ユーザーまで管理者が追加・削除することができます。ただし、ビジネスプラン・エンタープライズで利用可能な以下の機能は使えません。
■ユーザー情報の変更
■ユーザー登録の一括インポート/エクスポート

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法人なら有料プランがおすすめ

Chatworkのチャットのみ使用するのであれば、フリープランでも問題はないでしょう。
しかし、ビジネスでChaworkを使うメリットは、業務内容の履歴を残せることにもあります。過去の業務でどのような経緯があったのかを調べることが出来れば、異動や退職による引き継ぎの際に非常に便利です。

また、登録ユーザー数が増えると、フリープランではストレージ容量の少なさもネックになるでしょう。
フリープランでは広告が表示されますが、有料プランなら非表示になりますので画面がその分広くなります。

ビジネスプラン/エンタープライズプランの違い

上記2つの有料プランの違いは、セキュリティ面です。
エンタープライズプランのみ、社外ユーザーの制限、IP・モバイル制限、ファイル送受信制限などの管理が可能なサービスがあります。

ビジネスプランは1ユーザーからの登録が可能なのに対して、エンタープライズプランでは5ユーザー以上となっています。個人事業主や従業員4名以下の法人ならビジネスプランでの契約しかできませんが、5名以上の組織で、システム管理者がいるのなら、エンタープライズプランの選択を考えてもいいかもしれません。

料金は、ビジネスプランが1ユーザーにつき600円/月(年間契約の場合は1ユーザー500円/月あたり)、エンタープライズプランは1ユーザーにつき800円/月(年間契約の場合は1ユーザー960円/月あたり)です。

なお、フリープランからアップグレードする際に気をつけなければならないのは、有料プランからフリープランへのダウングレードはできないこと、組織内の全員が同じプランにしなくてはならないことです。正社員のAは有料プラン、派遣社員のBはフリープラン、といった契約は不可能ということになります。
ただ、契約ユーザー数の増減は可能ですので、短期契約の従業員が入ってきた場合でもその期間だけ有料プランで登録することをおすすめします。

まとめ

  • 2022年10月、フリープランで多くの制限が追加

  • ビジネスユースなら有料プランがおすすめ

  • セキュリティを重視するならエンタープライズプランを

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