2022版|法人向けクラウド会計ソフト10選比較!
近年、働き方改革やリモートワークの普及にともない、自宅からでも経理事務が可能なクラウド会計ソフトが注目されています。しかしソフトの種類は多く、どのソフトを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、代表的なクラウド会計ソフト10種を比較しながら見ていきます。自社の業務内容・業種に最適なソフトを選ぶことで、経理事務をより効率化しましょう。
クラウド会計ソフトとは?
クラウド会計ソフトとは、従来の会計ソフトをクラウド化し、クラウドサーバーでデータを管理する会計ソフトです。これまではPCにインストールする買い切り型の会計ソフトが主流でしたが、働き方改革やリモートワークの普及にともない、クラウド会計ソフトを導入する企業も増えてきています。
クラウド会計ソフトの中には、金融機関と連携したり、仕訳の自動化によって会計業務を効率化したりすることができるものもあります。どのような企業であっても必須の確定申告を効率化できるという点からも、クラウド会計ソフトは注目を集めています。
クラウド会計ソフトの選び方
クラウド会計ソフトを選ぶ際に気をつけるべきポイントは、大きく分けて3つあります。
ソフトの利用対象を確認する
会計ソフトには、個人事業主向けと法人向けの大きく2つに分類できます。企業であれば税金は法人税となり、税の計算方法が変化するため、必ず法人向けのソフトの中から探しましょう。これに加えて、大企業向けと中小企業向け、初心者向けと税理士向けでは、それぞれ求められる機能が異なります。無料体験が可能なソフトもあるため、迷った場合は活用してみましょう。
カスタマーサポートを受けられるか確認する
ソフトによってはメールサポートの他に、電話やチャットのサポートが受けられることもあります。さらにソフトの機能に関する問い合わせ以外にも、会計関係の相談や、経営に関するアドバイスまでサポートしてもらえることもあるため、サポート体制については事前によく確認しておいた方がいいでしょう。
セキュリティレベルは十分か確認する
近年のクラウド会計ソフトはデータの暗号化やデータセンターの監視など、セキュリティ対策を万全にしているところがほとんどですが、セキュリティ対策が万全であるかも確認しておきましょう。
法人向けクラウド会計ソフト10種を比較!
①|freee会計
freee会計は、freee株式会社が提供しているソフトです。メリットとしては、簿記の知識がない方でも使いやすい設計になっており、帳簿の作成から確定申告までを簡単に行うことができます。チャットやメールでのサポートも充実しているほか、クレジットカードや銀行口座の明細から勘定科目を推測し、自動で仕訳をする機能が搭載されています。
デメリットとしては、初心者向けの構造になっているため従来の会計ソフトと使用感が異なります。30日間の無料体験が可能なので、使用感を確かめておくとよいでしょう。
②|弥生オンライン
弥生オンラインは、弥生株式会社が提供するソフトです。会計ソフトの老舗であり、圧倒的なシェアを誇ります。メリットとしては、料金プランが他社と比較すると安く、それでいて非常に充実したサポートを受けることができます。また、税理士の方も「弥生」を使用していることが多く、同じソフトを導入することでデータのやりとりが簡単になる点もあげられるでしょう。
③|マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計は、株式会社マネーフォワードが提供しているソフトです。金融機関や電子マネー、POSレジなど3000以上のサービスと連携可能で、データ取り込みを非常にスムーズに行うことができ、自動で仕訳候補を作成する機能もあります。さらに、AIが仕訳を学習し、使えば使うほど自動仕訳の精度が向上していくという特長があります。
④|勘定奉行クラウド
勘定奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供しているソフトです。メリットとしては、仕訳の自動入力をはじめ、電子申告や電子納税、請求書の支払い業務などもソフト内で行うことができ、業務時間が9割削減できると言われる(※)ほど、業務を大きく効率化することができます。
※https://www.obc.co.jp/bugyo-cloud/kanjo
⑤|ジョブカン会計
ジョブカン会計は、株式会社DONUTSが提供するソフトです。機能が豊富であることに加え、他のジョブカンシリーズと連携できる点が強みです。さらに5ユーザーまでならジョブカン会計の利用料金のみで他のジョブカンシリーズの機能をすべて使用することもできます。
また、2022年に改正された電子帳簿保存法にも対応しており、扱いやすいクラウド会計ソフトであると言えます。
⑥|PCAクラウド会計
PCAクラウド会計は、ピー・シー・エー株式会社が提供しているソフトです。日々の伝票入力から自動仕訳が可能なほか、建設業、公益法人、医療法人といった特定の業種に特化した会計ソフトがリリースされているのも特長です。これらに該当する業種であれば、会計処理をさらに効率化することができます。
⑦| MA1
MA1は、ソリマチ株式会社が提供しているクラウド会計ソフトです。主に会計事務所で導入されている管理システムであり、日々の仕訳を自動で転記し、元帳から決算書まで自動で作成してくれます。最大の特長は、蓄積されたデータを活用し、経営診断やリアルタイム分析指標などのコンサルティング資料を出力することができるという点です。
⑧|HUE AC
HUE ACは株式会社ワークスアプリケーションズが提供するシステムです。財務会計業務を効率化する大企業向けのサービスであり、連結資産や資金管理、不動産管理といった大企業向けの機能が多く搭載されています。HUE AC上で業務を完結させることで、グループ全体の決算を早期化できるほか、日本の商習慣に寄り添った機能を多く搭載しています。
⑨|Oracle NetSuite
Oracle NetSuiteは、元々NetSuite社が提供していたERPシステムでしたが、2016年にアメリカのOracle社が買収しました。Oracle NetSuiteは会計だけでなく、経営に必要な機能のほとんどを単一のシステムとして提供しており、特にグローバル事業を展開する企業に多く導入されています。世界中の言語や通貨、制度にも対応しており、会計管理を統括できるため、グローバル企業でも短期間で連結決算が可能になります。
⑩|GLASIOUS(グラシアス)
GLASIOUSはビジネスエンジニアリング株式会社が提供する国際会計・ERPソフトです。世界31カ国1200社以上の企業で継続利用されており、海外ビジネスを行っている国内企業で多く導入されています。最大の特長として、世界各地の会計事務所とIT企業が一体となり、コンソーシアムを結成しているという点です。システム以外の現地の課題について、国際会計の専門家からサポートを受けることができます。
ソフトによってターゲット層が異なり、日々の会計業務がどのように行われているかによって、最適な会計ソフトは変わります。
日々更新されていく機能などをチェックして、自社に適したクラウド会計ソフトを使うことを心がけましょう。
まとめ
クラウド会計ソフトは業務効率化を推進する
クラウド会計ソフトは多種多様で、それぞれ違うターゲットを持っている
自社に最適なソフトを選ぶことが重要
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