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2022全ツレポ-Road to 神宮-

 どうも、ひょうたんです。乃木坂ちゃんの全ツは地方公演を完走し神宮を残すのみとなりましたね。本当にお疲れさまです。自分は愛知2日目という地方公演最終日にようやく全ツに参加でき、神宮の初日と千秋楽に参加するので僕にとっての夏は今からみたいなところありますが、神宮前で一区切りだろうということでちょっとnoteまとめたいと思います。
 ちなみに愛知二日目の席はアリーナの2列目とかいう神席だったんですがレスもらえた―みたいな話してもしょうがないかなと思うので、愛知二日目のセトリをもとに概観を語ろうと思います。1公演しか行ってない人の解像度ですが悪しからず。

「君の名は希望」~「ひと夏の長さより・・・」
”時代の流れる方向は?”

 夏曲とMCの後から始まった「君の名は希望」。1,2期生がそこで語ったこのツアーの趣旨を聞いてなんだかとても切なくなってしまった。3期生が選抜に本格的に入り始めた20thの頃から世代交代はずっとこのグループの至上命題として表に裏に様々な形で表出していたわけであるが、1,2期生も自分たちのアイドル人生があり、リソースを割かざるを得ない輝きを放っていた人達がたくさんいたため、世代交代の色は常に抑えられてきた。そんな1,2期生もほとんどがグループを去ったものの、残された5人もステージを持たせるのに十分な力があるわけで、1,2期生のノスタルジーに浸るパートがもっとあってもおかしくなかった。そこで1,2期生が選んだのはそんなパートを「君の名は希望」の1曲に集約させ、後輩にリソースを割くこと。自分たちのキャリアの完走を度外視した決断だった。それだけの決断をさせる乃木坂46というグループがいったい何者なのかよくわからなくなってしまった。これは決してマイナスな感情ではなく本当に文面等身大の感情である。
 そこから始まったユニットコーナー。曲の威力を抑えてメンバーの力にパフォーマンスとしての威力を依存する形は、前述の趣旨に沿っていて良かったと思います。見た人それぞれにいいと思ったメンバーがいると思うのでそれでいいと思いますが、ちなみに僕は梅澤さんのパフォーマンスの向上、掛橋の歌声の独自性の確立が印象に残っています。(レイちゃんは不調だったので評価対象にあらずでした)
 キャンプファイヤー演出の「泣いたっていいじゃないか?」「ひと夏の長さより・・・」良かったです。「ひと夏」は特にフルパワーの披露が期待される曲ですがそれは神宮まで取っておくとして、威力を抑えて乃木坂の歌声を引き継いでいく意思を各公演で見せたのは僕が好きなスタンスですが、「グループとしてそういうスタンスを捨てていなかったんですね」とも思った。僕は46時間テレビの「Actually…」初披露の前フリを聞いて以降、生田絵梨花を失った乃木坂46がどうしたいのかずっとわからなくなっているので、おそらくこの手のパフォーマンスを聞くたびに毎回こんなことを思ってしまうだろう。その時点で「Actually…」は大正解なのかもしれないがやはり癪である。アルノさんには申し訳ないが、やはり癪である。

「絶望の一秒前」「バンドエイド剝がすような別れ方」
”凄すぎるな”

 曲が良い。これ以前のユニットブロックが曲の威力抑え目だったのでなおさら感じた。あと全員パフォーマンス能力が相当高い。僕が好きなパフォーマンスは井上和ちゃんと小川彩ちゃんですが他のメンバーによさがあることも理解はできるので本当に楽しみでである。ただ推しメンに選抜に入ってほしいただのオタクの側面の自分としては怖いくらいに魅力的だ。

「ごめんねfingers crossed」との向き合い方

 ごめfin時期から特に選抜メンバーの卒業が相次いだので去年の夏の曲とは思えないほどオリメンがいない曲であるにもかかわらずフロントは去年からずっと主力の方々がさらに実力をつけた状態でいるのでなかなか見方が難しい曲ではあるなあとは感じた。インフルほどパフォーマンス曲としての地位を確立すれば常に質が保たれると思うのですがまださくちゃんの曲という印象を受ける。インフルはごめfinよりゆっくりメンツが変化したのでパフォーマンスの質を保つことができたと思うが、ここまで急にメンツが変わりフォーメーションの再編もあまり精力的に行われないとなると(2列目中央付近の空き方が酷い)そりゃ質を保つの難しいだろうとは思う。ライブの構造上毎回でんたまやんあたりで補填するのも難しいと思うがここぞという時のパフォーマンスくらいはちゃんとフォーメーションを再編して披露されることを期待したい。ここぞというときに披露されるべき曲だと思うので。

「好きというのはロックだぜ!」「君に叱られた」
”賀喜遥香ちゃん”

 「好きロック」は初めてパフォーマンスを見たので普通に楽しかったなあと思うのが感受性の限界だったかしら。ピアノイントロ部分から振りがついていて意外でした。タオル回すのも楽しかったですが如何せん狭くて回しにくい。神宮に向けてまあボルテージが上がってきているところだな、と感じたのでやはり花火と神宮に完成させてもらいましょう。
 本編ラストは「君に叱られた」、意外でした。ユニットコーナーがあったからか賀喜遥香ちゃんのライブだった!という感じはそんなに受けなかったのに本編ラストでこれを持ってくると去年の東京ドームの二番煎じになってしまった感は否めない。(地方公演で東京ドームの威力を超えるべきとも思っていないので別に悪いことではないが)しかし、そんなことを差し置いて楽しい時間にしてくれる力が賀喜遥香ちゃんにはあった。流石今の乃木坂の主人公の一人だなと思う。さくちゃんと山下とのバランスも含めて最高です。
 少し話はそれますが、久保さんと梅澤さんもグループの主軸から少し離れたところで乃木坂のメインキャストをやっているなと感じている。30thの選抜メンバーに期待するのは、どんどん個の力をつけて、誰がメインキャストかわからないようになっていくこと。2017~2018のどこを見ても強い乃木坂が帰ってくる準備がメンバー側は整ったのであとは作品をちゃんと決めてほしいというのが30thだった。結果的にかなりいい線は行ってるので神宮でしっかり好きロックを完成させてほしい気持ちは強くある。

「僕が手を叩く方へ」
"3期生、めっちゃ1期生"

 アンコールは壮大な茶番から始まった。誰でもいいけど考えたやつの顔は1回見てみたいね()おそらく現地入った人以外には伝わらないので説明はしませんがさくエルと山下がずっとツボだった←その全力の茶番の後にあのパフォーマンスできるメンタルのイカれ方、めちゃくちゃ1期生とダブってしまったね。9th1期ラが顕著な例だが、1期生の振れ幅大好きな人なので(故に生田推し)今回の3期生の振れ幅は非常に刺さった。3期生が「僕が手を叩く方へ」を歌えるようになった2022年、なんだか本当に時代が移り変わったんだなあと切なくなった。喜ばしい変化ですが。

神宮に期待すること
”完成”

 神宮に期待することとしてはシンプルで、真正面から威力の高いライブをやってほしいということ。おそらくセトリもベースは一緒だろうが、望み薄な期待をしておくと「ひと夏の長さより・・・」を「きっかけ」レベルに真正面から回収しに行ってほしい。やはり日産に振られたひと夏の長さより・・・君を救いたいので。これは余談だが生田さんが自身のソロコンサートで唯一の乃木坂の曲としてひと夏をやったので、それを超えなければいけないのでやはり真摯にパフォーマンスに臨まれたい。「僕が手を叩く方へ」「ジャンピングジョーカーフラッシュ」は回数を重ねなくともいいレベルに達していることが想像されるが(JJFは生で聞いていないので想像だが)「好きというのはロックだぜ!」は神宮でしか完成しない曲であり、完成させなければいけない曲。賀喜遥香ちゃんにはいつも背負わせてしまっているが俺たちが全力で応援するので何とか乃木坂を引っ張っていってほしい。

 今回は以上です!神宮楽しみましょう!(レイちゃん元気に出演してほしい…)




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