ドラキュラ一家のドタバタキャンプ ー ドラキュラと赤いチョコレート 2次創作外伝
まえがき
漂流工房と申します。m(__)m
鈴蘭さんがクラブハウスで毎朝5時に朗読をしている「ドラキュラと赤いチョコレート」今井雅子先生 作 の時に私がネタとしてコメントに書き込んでいたものをある程度まとめた2次創作になっております。
今井雅子先生の「ドラキュラと赤いチョコレート」のお話が大元になっていますのでこちらを先に読んでからお楽しみいただけると幸いです。
今井雅子先生、作品を元にネタにしてごめんなさいです。
ありがとうございます。m(__)m
(今まで書いてた言い訳はあとがきの方へ。)
もうすでに2次創作と言っていいのか?迷惑なんじゃないのか?とも思いつつ1つ目のキャンプネタ書いた後「これ続き書いたほうが良いよなぁ」と思ってしまったのが運の尽き。
このままシリーズで行ける所まで行っちゃえ〜〜と、ネタコメントが暴走しちゃいました、、、、。
気がつくとめっちゃ大作になっちゃいました。
お暇なときにでも読んでいただければありがたいです。
お話の途中に日付と(漂流解説)が入っていますがストーリーとは無関係ですので読み飛ばしてもらって大丈夫です。
日付はネタコメントをした日です。
娘ちゃんの設定年齢は5〜6歳です。
ドラキュラ一家のドタバタキャンプ
計画編
2024/06/19
ドラキュラ「なあ、嫁様、今度の休みに娘ちゃん連れてキャンプに行かないか?」
嫁様「キャンプか〜〜。娘ちゃん楽しめるかなぁ。」
嫁様「でもうちにテントとかのキャンプ道具は無いわよ。」
ドラキュラ「あるよ。若い時に使ってたやつが実家にあるよ。」
嫁様「えっ。あなたってキャンパーだったの??めっちゃ意外だわ。」
ドラキュラ「そうか?結構昔はよく行ってたんだよ。」
嫁様「でもキャンプだと虫が出るんだよねぇ。」
ドラキュラ「そこは蚊取り線香と虫除けスプレーで。」
嫁様「え、あなたそれでいいの??」
ドラキュラ「何が?」
嫁様「だって蚊はあなたの手下でしょ。下っ端とはいえ蚊取り線香で大量虐殺していいの??」
ドラキュラ「あ、忘れてた。」
下っ端の蚊に嫁様と娘ちゃんの血を吸わないようにこんこんと説教するドラキュラさんなのでした。
Wed, 5:27 AM
娘ちゃん説得編
2024/06/20
嫁様「娘ちゃん、パパがね、キャンプに行かない?って言ってるんだけど行ってみる?」
娘「キャンプって何?」
嫁様「山や海でテントを張って自然の中でご飯作ってテントで寝ることよ〜」
娘「テントにエアコンはあるの?」
嫁様「エアコンはないわよ。」
話を聞いていたドラキュラさん、娘の説得は難しそうって思って話に入ってきました。
ドラキュラ「娘ちゃん、山の上なら涼しいんだよ〜。」
ドラキュラ「川にいけば水遊びもできるし楽しいぞ〜〜」
娘「う〜んどうしようかなぁ???」
ドラキュラ「そんな事言わずに行こうよ〜」
娘「チョコinフルーツくれたら行く。」
ドラキュラ「良いよ。チョコinフルーツ持っていってみんなで食べよう!」
こうしてなんとか娘ちゃんをお菓子で釣って説得に成功したドラキュラさん一家がキャンプに出発することが決まったのでした。
(漂流解説)
話の流れからなんとなくドラキュラさん一家のキャンプシリーズになりつつあります。(笑)
買い出し編
2024/06/21
休みの時にキャンプに行くことが決まって嬉しいドラキュラさん、仕事帰りに実家に帰って昔のキャンプ道具を引っ張り出しています。
ドラキュラ「確かこの辺にキャンプセットをしまったはずなんだけど、、、」
ドラキュラ「あったあった!テント発見。」
ドラキュラ「あ、結構ホコリだらけだなぁ。」
ドラキュラ「調理器具セット発見。」
ドラキュラ「あ、ソロキャン用品ばっかりだわ。そりゃそうだよなぁ。グループキャンプしたこと無いもん」
ドラキュラ「そうなると嫁様と娘ちゃんのご飯が作れないぞ。よし、アウトドアショップによって足らないもの買い揃えようっと。」
アウトドアショップにて
ドラキュラ「おおっ!こんなに便利な道具があるのか!何、使い捨て炭付きバーベキューグリル?これも便利そうだ。」
どんどんいろんなものを買い込むドラキュラさん
たくさん買ってニコニコしながら家に帰ってきたのでした。
ドラキュラ「ただいま〜」
嫁様「おかえりなさ〜い。あら、何この大きな段ボールは?」
ドラキュラ「足らなかったキャンプ道具買ってきた」
装備の便利さを嬉しそうに語るドラキュラさんでしたが嫁様の角が伸びてるのに気がついていません。
嫁様「あなた、こんなに買ってきて高かったでしょ?」
ドラキュラ「うん、5万円ほど」
嫁様「そのお金はあなたのおこずかい貯金からだしておくわね。」
ドラキュラ「ええっ、そんなわしの小遣いなくなるやん」
嫁様「おだまり!」
嫁様「水鉄砲とか絶対いらないでしょ。」
ドラキュラ「うっ。おもちゃ買いすぎたか。」
今日も叱られるドラキュラさんなのでした。
(漂流解説)
テントとかの大きな装備品ってキャンプ場でレンタルできるから最初はキャンプ場で借りるのがおすすめ
コテージ借りるのは一見高そうに見えるけど装備や部屋ごと借りれるので高価な装備買わなくて済むし、エアコンや冷蔵庫や電子レンジなどがあったりするので外でアウトドアを楽しんで寝る時は快適にコテージの中って楽しみ方もできます。
準備編
2024/06/22
ドラキュラ「嫁様に怒られたけどキャンプグッズが新しくなったのは嬉しいなぁ。」
ドラキュラ「お小遣いの犠牲は大きかったけど全額カットだけは回避できてよかった。」
いそいそとキャンプ道具を車に積み込んで準備しているドラキュラさん
嫁様「あなた、これも積んでおいて。」
嫁様が大きな箱を持ってきます。
ドラキュラ「なんだいこれ?」
嫁様「私の調理器具セット。」
ドラキュラ「キャンプの時はわしが料理するよ。」
嫁様「うん、それはやってもらう。娘ちゃんにお菓子を作ってあげようかなと思ってね。」
嫁様「お菓子のことは娘ちゃんには内緒よ。びっくりさせるんだから。」
ドラキュラ「え、でもキャンプ行く代わりにチョコinフルーツあげるって約束してるんだけど、、、。」
嫁様「チョコinフルーツ以外なら問題ないわ。」
ドラキュラ「それもそうか。」
嫁様とドラキュラさんは「娘ちゃんドッキリお菓子作戦」の作戦会議を初めてしまいました。
しばらくしてどうやら作戦がまとまったようです。
嫁様「これなら絶対娘ちゃん喜ぶはず。」
ドラキュラ「うんうん、これなら大丈夫だ。」
嫁様「まさかキャンプ場でこれが食べられるとは思うまい。」
作戦成功を確信しながら出発準備を終えたドラキュラさん一家なのでした。
ドラキュラ「明日出発楽しみ〜〜」
Sat, 5:26 AM
出発編
2024/06/23
今日はキャンプに出発の日。だけど朝から騒々しいドラキュラ一家
ドラキュラ「キャンプ道具よし、野菜よし、ジュースよし、娘ちゃんのおもちゃよし、肉、、、これは途中で買って、、、、」
嫁様「娘ちゃ〜ん!早く起きて!!!置いてっちゃうわよ〜〜」
娘「むにゃむにゃ。ん〜〜〜〜〜〜な〜〜に〜〜〜〜」すやぁ
嫁様「娘ちゃん起きてってば〜〜」
娘「すやすや」
嫁様「娘ちゃんが起きないわ。どうしよう。」
ドラキュラ「娘ちゃんまだ起きないの??」
嫁様「どうやら昨日楽しみすぎて眠れなかったみたい」
ドラキュラ「仕方ない、寝てるけどそのまま車に乗せよう。娘ちゃんの着替えとかあるよね?」
嫁様「うん、積んでるわよ。」
娘ちゃんを抱っこして車に乗せる嫁様
嫁様「チャイルドシートOK」
嫁様「娘ちゃんもうちょっとまっててね。」
ドラキュラ「嫁様は準備出来た?」
嫁様「うん大丈夫」
ドラキュラ「それじゃしゅっぱ〜つ!!」
動き出した車の中で娘ちゃんが起きたみたいです。
娘「ふわぁぁぁ〜〜。おはよ〜〜〜〜」
ドラキュラ「娘ちゃん起きたか。おはよう娘ちゃん。」
娘「パパ、おしっこ」
ドラキュラ「ええええ!!今なの??仕方ない家に戻るぞ!」
出発後2分で戻って来たドラキュラさんでありました。
なんとかセーフ。
その後改めてキャンプに出発したドラキュラさん一家でした。
ドライブ編
2024/06/24
出発直後に家に戻ってきたりとドタバタだったもののなんとか出発できたドラキュラさん一家
娘「パパ〜、キャンプ楽しみ〜〜〜」
娘「あ、あの丸いおっきいのはなに〜〜??」
嫁様「丸いの?どれのこと??」
娘「ほらあそこに2つある丸いもの!」
嫁様「ああ、ガスタンクか。娘ちゃん、都市ガスっていうガスをためているタンクよ。」
娘「なんか高い棒から雲が出てる〜〜」
走行中の車内から見えるものがすべて珍しくて興味津々の娘ちゃん。
その話を聞きながらニコニコしながら運転しているドラキュラさん
車はどんどん山を超えて川をわたってまた山を超えて走って行きます。
娘「わぁ〜〜むこうにでっかい池が見えるよ!」
ドラキュラ「娘ちゃん、あれは海だよ〜〜。」
娘「海!海に行くの?」
娘「泳ぎたい〜〜。」
ドラキュラ「ごめん、今回は山のキャンプ場。でも川があるから泳げるよ。」
ドラキュラ「それに涼しいからね〜〜」
ドラキュラ「川の中のお魚さんも見えるよ〜〜」
娘「お魚?お皿にのってるやつ?」
嫁様「それはお魚の切り身よ。wwww」
嫁様「生きてるお魚が見れるのよ〜〜小さいけどね。」
そんな事を話しつつ車は無事にキャンプ場に到着しました。
テント編
2024/06/25
キャンプ場に到着したドラキュラさん一家、管理棟へ
管理人「ドラキュラさんいらっしゃい。場所はD3だよ〜。」
ドラキュラ「D3、、、ドラキュラ さん。なんてナイスな番号!」
管理人「言われてみたらそうだねぇ。キャンプ楽しんでね。」
キャンプサイトでテントを張り始めるドラキュラさん
ドラキュラ「ええっとこのポールどうやるんだ??」
嫁様「あなたキャンプ慣れてるんじゃなかったの?」
ドラキュラ「慣れてるのは昔ながらのテント、新しいテントははじめてなんだよ。」
嫁様「説明書見せなさいよっ!」
嫁様「ふんふん、なるほど。こうすればいいのか。」
嫁様「ほらあなた、ここにポール通して。ああっ、そっちじゃない!」
ドラキュラ「え、こっちに通すのか?」
嫁様「そうよ。それからここのマジックテープとめて。」
嫁様の指示でテント完成。
嫁様「それじゃテントの周りにペグ(杭)を打っておいてね。」
ドラキュラ「え、こういうときこそ嫁様のパワーが、、、」
嫁様「私がペグ打ったら一撃でペグがひん曲がるけどいいの?」
ドラキュラ「そうだった。このペグじゃ耐えられないよなぁ」
ドラキュラさんが手に持ったペグを見るとペグがなんだか涙目で「嫁様のパワーは勘弁して(泣)」という顔をしているような気がしてきました。
ドラキュラ「手加減して打ってやるからな。」
ドラキュラ「ハンマーでエイッ!カンカンカンカン!」
ペグ「くにゃ。」
ドラキュラ「ああっ、こんなに手加減したのに曲がっちゃった。」
ドラキュラ「もしかしてこのペグすっごく弱いんじゃ??」
娘「パパ〜私もやる〜〜」
ドラキュラ「そうか、じゃあやってみな。」
娘「はんまー。あた〜っく!!ごんごんごんごん」
ペグ「くにゃくにゃ」
ドラキュラ「娘ちゃんパワーにも負けたか、、、、。」
ドラキュラさんはテントに付属してるペグが細すぎて弱いのをはじめて知ったのでした。
(漂流解説)
ちなみにテントに付属品のペグの通称は「すぐ曲がるペグ」と言われています。
気合の入ったキャンパーさんは「ソリットステーク」という丈夫な鍛造(たんぞう)ペグを買い足します。
めっちゃ丈夫なんだけど値段はかなり高いです。
バーベキュー編
2024/06/26
ドラキュラ「テントがなんとか建ったので次はご飯だな。」
テーブルや調理器具をどんどん広げるドラキュラさん
嫁様「ちょ、ちょっとまって、片っ端から車から降ろさないでよ。」
ドラキュラ「え、ダメなの?」
嫁様「何もかもテントの中に入れたら寝る所無くなっちゃうじゃない。」
ドラキュラ「それもそうか、、、。」
嫁様「とりあえず布団とかは降ろさなくてもいいでしょ。調理器具と食材だけにしてよ。」
ドラキュラ「あれ?調理器具どの箱だったっけ??」
なんとか調理器具を探し出して調理を始めるドラキュラさん
娘ちゃんと遊びながらゆっくり見ているつもりだった嫁様なのですがどうやらドラキュラさんは苦戦している様子。
晩御飯はバーベキューの予定ですが炭に火がつかなくて煙ばっかりです。
嫁様「う〜ん、このままじゃご飯食べられなくなるわね。」
嫁様がゴソゴソとなにかを取り出します。
嫁様「じゃ〜ん!ガスバーナー!!」
ゴオ〜〜〜という音とともに炭に着火完了
無事にバーベキューが始まります。
娘「お肉美味しい!バーベキュー楽しいね〜〜」
ドラキュラ「嫁様、なんでガスバーナーなんて持ってたんだい?」
嫁様「ん?ガスバーナー?ピザとかの焦げ目つけるためよ。」
ドラキュラ「嫁様ほんとにありがとう。」
いつも嫁様に助けられているドラキュラさんでした。
(漂流解説)
炭火でバーベキューする時はガスバーナーがおすすめです。
慣れるとほんとにマッチ棒一本で点火できるけど最初はガスバーナーで点火するのが確実です。
火吹き竹もありますがそれよりもうちわがおすすめです。
少人数ならアルミのお皿の中に炭が入った使い捨てバーベキューグリルがあるからこれが一番簡単。
ほんとにマッチ一本で火がついて待ってるだけで焼けるようになります。
花火編
2024/06/27
娘「もうお腹いっぱ〜い。」
娘「ママ〜、花火したい〜。」
嫁様「今はまだ明るいから暗くなるまで待ってね。」
嫁様「とは言ったものの花火OKなのかしら?ちょっとあなた、管理棟まで行って花火OKか聞いてきなさい!」
ドラキュラ「はい、行ってきます〜〜」
管理人「花火?テントサイトでは花火禁止だけどまんなか広場の中央にあるキャンプファイヤーの場所なら花火OKだよ。」
ドラキュラ「ありがとうございます。それじゃ夜になったら花火をやります。」
管理人「あ、打ち上げ花火とか大きな音が出るやつは禁止だからね。手に持ってやる花火だけOKだよ。最後にゴミと火の始末だけはちゃんとやってね。山火事だけは起こしたくないんで。」
ドラキュラ「わかってます〜〜〜」
娘ちゃんのところに戻ってきたドラキュラさん早速報告。
ドラキュラ「まんなか広場なら花火OKだって。ここじゃダメだけど後で行こうね。」
娘「わ〜い、花火花火」
その夜、まんなか広場で花火を楽しむドラキュラさん一家。
娘「わぁ〜〜きれいだね〜〜。きらきら〜」
嫁様「キレイだね〜〜」
ドラキュラ「キレイだね〜」カシャカシャ
おや?カシャカシャってなんの音でしょう?
ドラキュラ「いいよ〜〜、その表情!シャッターちゃ〜んす。」カシャカシャ
ドラキュラさんは花火をやってる娘ちゃんと嫁様の写真撮りまくっていたのでした。
ドラキュラ「いい写真が撮れた〜〜!!」
ドラキュラ「待ち受け画面に設定しとこうっと」
大満足のドラキュラさん一家なのでした。
(漂流解説)
キャンプ場で花火禁止の所は多いので管理人さんに確認してくださいね。
花火OKのキャンプ場でも打ち上げ花火とか音が大きな花火(爆竹など)や地面から吹き出す花火は禁止です。
どちらもゴミが回収できないのと危なくて迷惑になるからなんですね。
花火はルールを守って安全に楽しんでくださいね〜。
花火その後
2024/06/28
花火を楽しむドラキュラさん一家。もう最後の線香花火です。
嫁様「娘ちゃん、線香花火は揺らしたらダメよ。そ〜〜っと持っておくのよ。」
娘「うん。そお〜っと、そお〜っと。」
娘「わ〜キレイ〜〜。あっ、落ちちゃった。」
娘「ママ〜、次の花火ちょうだい」
嫁様「ごめん娘ちゃん、もう全部花火無くなっちゃった。」
嫁様「もう片付けてテントに行きましょ。」
娘「うん、、、、。」
ドラキュラ「娘ちゃんの動きがゆっくりになってきたような、、、、。」
ドラキュラ「あっ寝ちゃった。」
嫁様「だっこしてテントに帰りましょ。」
娘ちゃんを抱っこしながら嫁様が話し出します。
嫁様「あなた、ありがとう。」
ドラキュラ「ど、どうしたんだい、いきなり。」
嫁様「今ふっと、あなたと結婚してよかったって実感したの」
嫁様「ボッチだった私が偶然丘であなたを見かけて声をかけてから今まで沢山なことがあったなと思ったんだけどこんなに幸せになれると思えなかったの。」
ドラキュラ「わしも嫁様と結婚してほんとに良かった。あの時夢中でプロポーズしてほんとに良かった。」
ドラキュラ「わしも幸せだよ。嫁様ありがとう。」
ドラキュラ「これからも娘ちゃんと一緒に暮らそうね。」
嫁様「そうね。これからもよろしくね。」
娘ちゃんが寝たスキに愛を確かめ合う嫁様とドラキュラさんでした。
キャンプの朝ごはん
2024/06/29
キャンプ場の朝は早い。なぜかみんな早くに目が覚めちゃうんですよね〜〜
ドラキュラ「嫁様おはよ〜。」
嫁様「おはよーあなた。」
嫁様「娘ちゃんはまだ寝てるわね。もう少し寝かせてあげましょ。」
ドラキュラ「朝は簡単にホットサンド作るか。」
ドラキュラ「えっと、食パンにチーズと昨日のバーベキューで残ったハムと、野菜と。ケチャップてきとーにかけてホットサンドメーカーに挟んで焼くだけっと。」
カセットコンロでパンを焼き始めたドラキュラさん。だんだんいい匂いがしてきます。
ドラキュラ「そろそろ焼き上がりかな〜〜?」
ドラキュラ「嫁様、そろそろ娘ちゃん起こしてくれ〜ご飯できるよって。」
嫁様「娘ちゃん起きて〜。朝ごはんよ。」
娘「ふぁ〜、ママおはよ〜。」
娘「朝ご飯なに〜?」
嫁様「ホットサンドよ。」
テントからでてきた娘ちゃん、ホットサンドを初めてみて大興奮
娘「ホットサンドって面白い形してる〜。」
ドラキュラ「できたよ〜。みんなで食べよう。いただきます。」
娘「いただきま〜す」
嫁様「いただきます」
娘「パクっ!美味しぃ〜〜〜!!」
嫁様「あ、これ美味しいわね。ピザみたい。」
ドラキュラ「どやぁ!うまいやろ!」
みんな大満足の朝ご飯なのでした。
(漂流解説)
ホットサンドは適当な食材をパンに挟むだけなので具材のバリエーションは無限大です。
前日の残り食材を消費できるのでおすすめメニューです。
ホットサンドメーカーが無かったらパンをフライパンで焼いてからサンドイッチもありですよ。
ホットサンドメーカーは上下分割出来るタイプが洗いやすいのでおすすめです。
チョコinフルーツアウドドアバージョン
2024/06/30
嫁様「娘ちゃ〜ん、リクエストのチョコinフルーツ作るわよ〜。」
嫁様「アウトドアで作るからアウトドアバージョンね。」
娘「わ〜い、チョコinフルーツだ〜。でも外で作れるの?」
嫁様「大丈夫よ、外で作れるように工夫したのがアウトドアバージョンだから。」
嫁様はドライフルーツを半分に切っています。通常はくり抜くのですが半分に切って切り口に溶かしたチョコレートを塗って挟みます。
チョコレートをサンドイッチにした形です。
娘「チョコinフルーツたっくさん!!」
娘「私も作る〜〜」
嫁様「良いわよ〜〜」
嫁様「それじゃここにチョコ塗ってね。その後パタンってイチゴをくっつけるのよ。」
娘「チョコぬって、パタン!できた!!」
嫁様「そうそう、上手よ〜。」
嫁様「これぐらい作ればいいかな。」
車のところでゴソゴソやってたドラキュラさん、なにかを持ってきました。
ドラキュラ「ホイップクリームを泡立てて〜パンケーキに塗り塗り。チョコinフルーツをトッピングして出来上がり〜」
ドラキュラ「娘ちゃん、アウトドアケーキ完成だよ〜〜。あ、このイチゴのチョコinフルーツは娘ちゃんが作ったやつだよ。」
娘「ケーキすっごい!!!!」
娘ちゃんは大喜びです〜〜。
3人で美味しくチョコinフルーツケーキを楽しんだのでした。
娘「お腹いっぱい。」
嫁様「も、もう無理。食べれない。残りあなた食べといて。」
ドラキュラ「えっ。わしもかなり苦しいんだけど、、、。」
美味しいけど食べすぎた3人なのでした。
(漂流解説)
チョコinフルーツアウトドアバージョン
使うチョコレートですが、パンに塗るチョコレートクリームが作りやすいです。
溶かす手間がないですから。
アウトドアケーキの作り方
パンケーキを2〜3枚焼いて冷ましておきます。
市販のスポンジ生地を買ってくるのもOK
ホイップクリームを泡立ててパンケーキに塗って缶詰のフルーツを載せてパンケーキを重ねます。
さらにホイップクリームを塗ってフルーツやクッキーなどをトッピングしたら出来上がり。
子供が居る時はトッピングを子供にしてもらうと楽しめるので一緒に作るのがおすすめです。
川遊び編
2024/07/01
ドラキュラ「娘ちゃん、そろそろ川遊びしに行くかい?」
娘「うん、行く!」
嫁様「それじゃ水着に着替えて準備しようね〜。」
水着に着替えた3人は川遊びに出発!
おもちゃやら浮き輪やらいっぱい抱えたドラキュラさんは川まで歩いてくるだけではあはあ言っています。
ドラキュラ「はあはあ、そ、そんなに早く歩かないでくれ〜。」
嫁様「だからそんなにおもちゃいらないって言ったでしょ。」
ドラキュラ「はあはあ、でも水鉄砲で娘ちゃんと遊びたかったんだもん」
嫁様「わかったわよ。ちょっと待ってあげるわよ」
そんなこんなでキャンプ場から少し離れた川遊びスポットに到着。
いそいそと娘ちゃんに救命胴衣を強制装着するドラキュラさん
娘「パパ、これなに?」
ドラキュラ「これを着ておくと水に浮かぶんだよ。着ておくと溺れないからね。」
川に入っていくドラキュラさん一家。
娘「わ〜〜い、ぷかぷか〜〜」
嫁様「ここ浅いし流れも緩やかでいい場所よね。」
ドラキュラ「娘ちゃん、はいマシンガン水鉄砲。」
嫁様「私の水鉄砲は?」
ドラキュラ「え、いるの?」
嫁様「要るに決まってるでしょ。」
ドラキュラ「わしの水鉄砲持っていかれた、、、、。」
反撃用の水鉄砲を取り上げられたドラキュラさん。二人からの集中砲火、、、いや集中放水をあびたのでした。
水遊びして大満足な3人でした。
(漂流解説)
川遊びする時は地元の人やキャンプ場の管理人さんに泳げるスポットを聞いて下さいね。
場所によって急に深くなっていたり流れが早い場所とかもあるので安易に川に入ると危険です。
大人でも流されるとどうしようもないので救命胴衣は有効ですし、水に浮かぶので休憩できます。
泳げる人でも浮き輪とかの浮くものを持って川に入ってくださいね。
お片付け編
2024/07/02
ドラキュラ「そろそろ時間だから片付けて帰ろうか。」
嫁様「そうね。でも気がついたらものすごく広がってるわね。」
ドラキュラ「うん、仕方ないけど片付けよう。」
嫁様「娘ちゃん遊び疲れて寝ちゃったわね。」
ドラキュラ「とりあえずこっちの木陰に娘ちゃん寝かせておこう」
嫁様「生ゴミは燃えるゴミでいいの?」
ドラキュラ「多分大丈夫」
嫁様「ペットボトルは?空き缶は?」
ドラキュラ「それは分別だと思う。」
バーベキューグリルやいろんな道具を片付けてテントもたたみます。
ドラキュラ「え?なんで???テントがテントの袋に入らない!!」
ドラキュラ「テントのたたみ方が悪いのかな?」
たたみ直すドラキュラさん
ドラキュラ「う〜ん、これでも入らない。買ったときには入ってたのになんで入らなくなるんだよ。(泣)」
嫁様「押し込めば良いんじゃない?私がやってみるわ。」
ドラキュラ「あ、待って、、、、、」
ビリビリビリビリ〜〜〜
嫁様「あ、袋破れちゃった。やっちゃったなぁ。」
ドラキュラ「新品のテントなのに〜〜。(泣)」
嫁様「ゴメンゴメン、ちょっと力入れたら破れちゃった。」
仕方ないので袋はあきらめて道具を車に積み込みます。
来る時には積めた荷物が不思議なことに車の中いっぱいに道具が増えています。
ドラキュラ「あれ?なんで車に積めないんだ??」
嫁様「来る時には載ってたわよねぇ。」
嫁様「なんで載らないのかしら?」
嫁様「仕方ないこれは力技で、、」
ドラキュラ「わ〜〜、まって、それはやめて!」
なんとか積み直して車に収まった道具たち。
ドラキュラ「はあ、なんとか収まった。」
嫁様「娘ちゃんまだ寝てるかな?あ、寝てるわね。」
ドラキュラ「管理棟で一休みしてから帰ろうか。」
管理人さんに挨拶して帰路についたドラキュラさん一家でした。
(漂流解説)
帰りになると道具が増えるという現象はキャンプあるあるなんですよね〜〜。
原因は行きと帰りで物の配置が変わるからなんで下ろす前にスマホで写真を取っておくと元の位置に積めるので片付けが楽になります。
帰りのドライブ編
2024/07/03
運転中のドラキュラさんと嫁様
ドラキュラ「嫁様、キャンプ来てみてどうだった?」
嫁様「思ってたよりも楽しかったわ。」
ドラキュラ「それなら良かったよ。」
嫁様「私は初心者だし、あなたも長い事キャンプ行ってないって言うから大丈夫かな?っていうのがあったんだけど割となんとかなるもんなのね。」
ドラキュラ「そういうトラブルが楽しめるようになったら上級者って管理人さんが言ってたなぁ。」
嫁様「虫刺されとかもなかったし怪我しなかったのが一番良かったわよね。」
ドラキュラ「そりゃ血を吸う動物はわしの手下だからめちゃめちゃ通達出したもん。嫁様と娘ちゃんの血を吸うなって。」
娘「ん〜〜〜、ここどこ??」
嫁様「あ、娘ちゃんおはよう〜」
娘「ママ〜おしっこ」
ドラキュラ「ええええ、今高速道路。次のパーキングまでもうちょっとだけ我慢して〜〜」
嫁様「娘ちゃんほんとにもうちょっとだけだから頑張って。」
大急ぎで次のパーキングに滑り込むドラキュラさんなのでした。
嫁様「娘ちゃん、トイレ行くわよ!」
娘ちゃんを抱きかかえてトイレにダッシュする嫁様。
ドラキュラ「せ、セーフ。」
やっぱりバタバタしながらお家に帰り着いたドラキュラさん一家でした。
お家にて
(2024/07/26追記)
2024/07/04
キャンプから帰ってきてお家でまったりしているドラキュラさん一家
娘「ママ〜絵本読んで〜。」
嫁様「娘ちゃんこの絵本読んでほしいの?」
娘「うん(^_^)」
娘「お花の好きなドラキュラさんが出てくるの。」
嫁様「へぇ〜。それじゃ読んであげるわね。」
朗読中
嫁様が気がつくと娘ちゃんがすやすやと眠っています。
嫁様「娘ちゃん寝ちゃった。このまま寝かせてあげましょ。」
ふと気がつくとドラキュラさんまですやすやと寝ていました
嫁様「え、なんであなたまで寝てるのよ〜〜。」
キャンプの遊び疲れと嫁様の声が心地よくて二人共寝てしまったのでした。
しばらくして目が覚めたドラキュラさん
ドラキュラ「ん?何かわしの腹の上が重い。う、動けない!金縛りか!」
ドラキュラ「目だけはなんとか、一体どうなってるんだ?」
ドラキュラ「あ、嫁様がわしの上で寝てる。というかわし嫁様の抱き枕にされてる?!」
ドラキュラ「嫁様に抱きしめられて嬉しいんだけど、嫁様の顔ドアップで見れて嬉しいんだけど、密着してて嬉しいんだけど、、、身動きできないよぉ〜(泣)」
ドラキュラ「もうちょい我慢したら嫁様が起きてくれるはず」
ドラキュラ「嫁様の座布団になるとは言ったよ。言ったけど抱き枕は今日が初めてだわ。」
ドラキュラ「うっ、なんだかしびれてきた。」
嫁様「むにゃむにゃ、、、娘ちゃんそっち行っちゃダメ〜!つかまえた〜〜」
ドラキュラ「ぐえっ!痛い痛いイタイ!!!!!嫁様夢みながら締め付けないで〜〜」
ドラキュラ「ギブギブ!!」
ドラキュラ「嫁様、起きてくれ〜〜頼むから起きて〜〜」
嫁様「すやぁ〜すやぁ〜」
嫁様のパワーで逃げられないドラキュラさんでした。
(漂流解説)
キャンプから帰ってきた時って楽しかったから元気なんだけど実はかなり疲れてるんですよね〜。
数日は早めに寝て体力回復するのがおすすめです。
次のキャンプ計画
(2024/07/26追記)
2024/07/14
キャンプが思いのほか楽しかった嫁様と娘ちゃん、次のキャンプに行きたいようです。
娘「ねぇ、ママ、またキャンプに行きたい!」
嫁様「そうねぇ。今度はどこに行こうからしら。」
娘「キャンプでお船に乗りたい!」
嫁様「え!船?クルーズ船かしら?」
嫁様「そんなクルーズ船なんてあるかしら?」
娘「うん、お船。パパとママと私の3人で乗るの。」
娘「パパがお船操縦するの。」
嫁様「?????え?娘ちゃん、パパは船の免許なんて持ってないわよ?」
娘「え、お船乗れないの?」
嫁様「うん、お客さんで乗せてもらうのはできるけどね。」
横で聞いていたドラキュラさん、二人の会話が何かおかしい事に気がつきます。
ドラキュラ「ねえ、娘ちゃん、娘ちゃんが言ってるお船ってちっちゃい船でオールでこぐ船の事?」
娘「うん。それ!お池で3人で乗るの!」
嫁様「なんだ、貸しボートのことだったのね。」
見事に嫁様の勘違いなのでした。
Sun, 5:39 AM
~完~
あとがき
思いのほか超大作になってしまいました。
ドラキュラさん一家のキャンプの様子を楽しんでいただければ幸いです。
2024/07/26に「お家にて」「次のキャンプ計画」の2つを追記しました。
おまけの言い訳
今井先生のお話に絡めつつもこちらで勝手にキャラクターとお話を作り出しています。
そのためお話にトータルでの整合性はありません。
更にキャラ設定もその時に行き当たりばったりで決めて書き込んでいるので設定上おかしい言葉遣いがあります。
タイトルは後から付け足しています。
基本構成は会話形式になっています。
作品の途中でこんなストーリー分岐があったら面白そうという発想で書かれています。
日付けはコメントを書き込んだ日なのでそのまま読み飛ばしてくださいませ。
朗読をしたいというとてもとてもありがたい方へ。
読みたいと思ってくださってありがとうございます。
クラブハウス内での無料の朗読にはご自由にお読みください。
私に事前連絡は不要です。
ただ、後からでも「読んだよ〜」と教えていただけると喜んで聞きに行かせていただきます。
朗読をする時は元になった今井雅子先生の「ドラキュラと赤いチョコレート」のお話を紹介していただけると嬉しいです。
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