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ドラキュラ一家とお祭り編 ー ドラキュラと赤いチョコレート 2次創作外伝
まえがき
漂流工房と申します。m(__)m
鈴蘭さん(@suzu_ran)がクラブハウスで毎朝5時に朗読をしている「ドラキュラと赤いチョコレート」今井雅子先生 作 の時に私がネタとしてコメントに書き込んでいたものをある程度まとめた2次創作になっております。
今井雅子先生の「ドラキュラと赤いチョコレート」のお話が大元になっていますのでこちらを先に読んでからお楽しみいただけると幸いです。
今井雅子先生、作品を元にネタにしてごめんなさいです。
ありがとうございます。m(__)m
(今まで書いてた言い訳はあとがきの方へ。)
今回は基本ボッチのドラキュラさんがお祭りに行くお話です。
もともとドラキュラさんにとっては教会はある意味天敵なので日本の神社の祭りに行くことはなかったんですよね〜。
夏のお祭りのお話ですが私の編集が遅すぎて時期外れになっちゃいました。m(__)m
メインキャラクター紹介
ドラキュラ
美男子だけどちょっとドジで結構不幸な目に遭う。
吸血鬼なんだけど基本優しい。嫁様の尻に敷かれる座布団なんだけど結構この立場も気に入ってる。
実はすっごく腕の良いパティシエやってます。
娘ちゃんのパパ。
嫁様
鬼、ものすごく力が強くて頭もいいし料理もできる完璧美女。
定番お菓子、チョコinフルーツの発案者
娘ちゃんのママ
基本優しいんだけどドラキュラさんを尻に敷く鬼嫁やってる。弱点はものすごい方向音痴
娘ちゃん
ドラキュラさんと嫁様の娘。幼稚園児
ドラキュラと鬼のハーフ。嫁様の血を受け継いで力が強い。
性格はすっごく素直で優しい子
お祭り編
お祭り見つけちゃった。
2024/07/15
ドラキュラ「そういえば嫁様と出会った夕日の丘、長いこと行ってないなぁ。今はどうなっているんだろう?」
ドラキュラ「そうだ、久しぶりに行ってみようかな。」
丘の上に行ってみるドラキュラさん、何やら途中にある石段の上から騒がしい声が聞こえてきます。
ドラキュラ「おや?この上って何かあったかな?ちょっと様子を見に行ってみるか」
ドラキュラ「はあはあ、石段上がるのはしんどいなぁ。」
長い石段を登って行くとそこには露店の開店準備をやっている沢山の人達がいます。
ドラキュラ「へぇーこんな風に露店って組み立てしてるんだ〜ほぉ〜」
露店店主「ん、あんたなにやってんの?村祭りは明日からだよ。悪いけど明日またウチの店に来てくれよな!」
ドラキュラ「あ、明日祭りなんだ。ふぅーん」
邪魔にならないところに座って作業をながめるドラキュラさん。
ドラキュラ「はっ!ここでのんびりしてる訳にはいかん!娘ちゃんと嫁様を誘ってここに来なくっちゃ!」
ドラキュラ「こうしちゃおれん、急いで帰らなきゃ!」
慌てて家に帰るドラキュラさんなのでした。
ドラキュラ「嫁様、娘ちゃん明日お祭りがあるんだって!明日いこう!!」
嫁様「お祭り?それも良いわねぇ。」
嫁様「でももっと早く言いなさいよ!」
ドラキュラ「わーごめんごめん、でも祭りの事知ったのついさっきなんだよ〜。」
やっぱり怒られるドラキュラさんなのでた。
嫁様「そういえばあなたって神様怖くないの?私は平気だけど。」
ドラキュラ「え?なんで神様出てくるんだ?」
嫁様「村祭りの会場は神社だから神様のいる場所よ。いうなれば神様のお家ね。」
ドラキュラ「ということは教会みたいな場所か。そんな雰囲気はしなかったんだけど行かないほうがいいか?、、、、。」
行こうか行くまいか悩み始めるドラキュラさんでした。
完
聖なる場所が怖い
2024/07/16
ドラキュラ「嫁様、ちょっと相談なんだけどもうそろそろ祭りの時期だろ?でもわしら夫婦は基本引きこもりだし、ああいう人ごみ慣れてないじゃないか?教会もわしのことを目の敵にするし。」
嫁様「そうね。元々ふたりともボッチだもんね。」
ドラキュラ「それで暫くの間、祭りのことは娘ちゃんに黙っておこうと思うんだ。」
ドラキュラ「わしは祭りに行ったこと無いからできる事なら行きたくない。」
嫁様「う〜ん、それはそうなんだけどなんだか娘ちゃん騙してるようで気が引けるわね。」
ドラキュラ「ここは娘ちゃんの安全のために言わないようにしよう。」
嫁様「わかったわ。でも娘ちゃんにバレたら娘ちゃんの希望に合わせるわよ。」
ドラキュラ「ええ〜〜、でもまあそうするしか無いか。あんまり気が進まないが。」
嫁様「だって一人で行かせる訳にはいかないでしょ。」
ドラキュラ「うんわかった。」
その日幼稚園から帰ってきた娘ちゃん。
娘「ママ〜〜!!今度神社で村祭りがあるんだって!連れてって!!」
ドラキュラ「えっ。もうバレたの?1」
作戦失敗したドラキュラさんでした。
完
(漂流解説)
お話書いた後から設定で思いついたけどドラキュラと鬼だから神社とかお寺とかの聖なる場所にはいけないってことにするのもありだなって思った。
思いつくのが遅いわなぁ。orz
(漂流解説終わり)
鬼の神様?
2024/07/17
娘「パパ〜お祭り行きたい〜。」
ドラキュラ「嫁様どうする?神社やお寺だと神様や仏様だから基本ダメなんじゃないのか?」
ドラキュラ「わしが教会とか行くのはめっちゃ危険なんだが、、、、。」
嫁様「ん〜〜日本の神様だから多分大丈夫じゃないかなぁ。」
嫁様「日本の神様、仏様ってそういう所めっちゃゆるいから。」
ドラキュラ「え!そうなの?いやいやそんなはずは無いと思うんだけど。」
嫁様「お寺だけどまあ、入谷の鬼子母神だったらまず大丈夫でしょ。」
嫁様「あそこは祀られてるの元鬼だし。」
ドラキュラ「ええええ!鬼が神様になってるって?!」
ドラキュラ「日本恐るべし」
嫁様「そんなんじゃないわよ。wwww」
嫁様「日本の神様はみんなはおおらかで他の神にも人の子にも優しいのよ。」
娘「ねえママ〜〜、お祭り行っちゃダメなの??」
嫁様「娘ちゃん、行けるお祭りがちょっと遠いけど今度そっちに行ってみましょうね。」
娘「わ〜い、お祭り楽しみ〜」
ドラキュラ「大丈夫なのかなぁ???」
さて、ドラキュラさん一家は祭りに行けるのか??
謎を残したまま続くのか??
ということでまた次回〜
恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしもじん)
2024/07/18
ドラキュラ「娘ちゃん、それじゃ入谷の鬼子母神のお祭りに行こうか?」
娘「わ〜い、行く行く!おっまつり、おっまつり!たのしみ〜〜」
そしてお祭り当日
ドラキュラ「(^。^;)フウ、やっと着いた。」
嫁様「すごい人ねぇ。駐車場もいっぱいだったし」
ドラキュラ「なあ、嫁様、わし入っても大丈夫なのかな?」
ドラキュラ「鬼の神様だから嫁様は大丈夫だと思うけどわし吸血鬼だよ?」
嫁様「だから大丈夫だって!、、、、、、、、、たぶん。」
ドラキュラ「あ、今ちっちゃい声で たぶん って言った!」
嫁様「いいから行くわよ!娘ちゃん手を繋いでいこうね。」
娘「お店屋さんがいっぱ〜〜い!早く行こ〜〜」
ドラキュラ「(;°°)ワーッ!〜〜嫁様引っ張らないで〜〜」
ドラキュラ一家がお寺の 多分門をくぐると、、、
ドラキュラ「あ、なんともない、、。」
嫁様「ね、言ったでしょ。日本の神様は優しいから受け入れてくれるんだって。」
ドラキュラ「やっぱり日本すごいなぁ。神様がこんなに優しいんだ。」
娘「パパ〜〜早くお店見に行くの〜〜!!」
お店とお祭りを楽しんだドラキュラさん一家なのでした。
完
(漂流解説)
「おそれ入谷の鬼子母神」(おそれいりやのきしもじん)というのは「恐れ入りました」と「入谷の鬼子母神」を掛けているシャレ言葉です。
入谷にある東京入谷真源寺の別名が「入谷鬼子母神」なのでそこにかけた言葉です。
昔、俳優の藤田まことさんが舞台でこの言葉を使って流行らせました。
(漂流解説終わり)
入谷の鬼子母神の朝顔祭り
2024/07/19
娘「わぁ〜どれもすっごくきれいなお花!!」
嫁様「ここは朝顔祭りって言ってね、、アサガオがいっぱいあるのよ。」
嫁様「アサガオはね、丸いお花でつるが巻き付いてるでしょ。花言葉は『愛情の絆』っていうのよ』
娘「へえ〜〜〜そうなんだ〜〜。」
ドラキュラ「な、なあ、嫁様、アサガオ一つ買って帰らないか?」
嫁様「あら、珍しい、あなたが花を欲しがるなんて。」
ドラキュラ「いや、、、あの、、、花言葉を聞いたらわしから嫁様にアサガオプレゼントしたくなったんだよ。」
ドラキュラ「照れるんだから言わせないでくれ、、、、。」
嫁様 にまぁ〜〜「えへへへ、もっと言って。」
ドラキュラ「嫁様大好きだよ」
娘「あ、パパとママがくっついてる〜〜」
真っ赤になったドラキュラさんと嫁様だけどそのまま祭りを楽しんだのでした。
完
(漂流解説)
入谷鬼子母神(いりやきしもじん)(真源寺)近くで行われるお祭りは「入谷朝顔まつり」でアサガオのお祭りです。
毎年7月6,7,8日に開催されていますが日程はご確認くださいませ。
入谷朝顔祭りサイト
(漂流解説終わり)
あとがき
もともとボッチのドラキュラさんは今までお祭りに出かけたことがなかったんだけど日本のお祭りを初体験すると面白いんじゃないかということでできたお話です。
一神教の宗教しか知らないドラキュラさんに日本の八百万の神様のゆる〜〜〜い優しくおおらかな感じを知ってほしいって思いもあります。
おまけの言い訳
今井先生のお話に絡めつつもこちらで勝手にキャラクターとお話を作り出しています。
そのためお話にトータルでの整合性はありません。
更にキャラ設定もその時に行き当たりばったりで決めて書き込んでいるので設定上おかしい言葉遣いがあります。
タイトルは後から付け足しています。
基本構成は会話形式になっています。
作品の途中でこんなストーリー分岐があったら面白そうという発想で書かれています。
日付けはコメントを書き込んだ日なのでそのまま読み飛ばしてくださいませ。
朗読をしたいというとてもとてもありがたい方へ。
読みたいと思ってくださってありがとうございます。
クラブハウス内での無料の朗読にはご自由にお読みください。
私に事前連絡は不要です。
ただ、後からでも「読んだよ〜」と教えていただけると喜んで聞きに行かせていただきます。
朗読をする時は元になった今井雅子先生の「ドラキュラと赤いチョコレート」のお話を紹介していただけると嬉しいです。