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漂流さんとナビ子ちゃん ー ドラキュラと赤いチョコレート 膝枕 2次創作外伝
まえがき
漂流工房と申します。m(__)m
鈴蘭さん(@suzu_ran)がクラブハウスで毎朝5時に朗読をしている「ドラキュラと赤いチョコレート」今井雅子先生 作 の時に私がネタとしてコメントに書き込んでいたものをある程度まとめた2次創作になっております。
今井雅子先生の「ドラキュラと赤いチョコレート」のお話が大元になっていますのでこちらを先に読んでからお楽しみいただけると幸いです。
今井先生の最初の膝枕はこちら。
更に魅力的なキャラクター膝枕ナビコちゃんをお借りした元のお話はこちら
私の作品内では漂流さんのところにいる子を漢字の「ナビ子」それ以外のところにいる子をカタカナの「ナビコ」と表現しています。
今井雅子先生、作品を元にネタにしてごめんなさいです。
ありがとうございます。m(__)m
(今まで書いてた言い訳はあとがきの方へ。)
ドラキュラさん都会に行くのお話のときに漂流さんがナビ子を連れてくる話を書いたので、「これは漂流とナビ子との出会いの物語書いておかないとマズいよなぁ」と思っちゃって書き始めた物です。
書いてみたら朝の初見読みで鈴蘭さんにめっちゃ気に入られまして調子に乗って書いてたらある程度貯まっちゃったと。笑
ふみねぇさんからもあらすじを頂いたのでそのお話も作ってしまいました。
楽しんでいただけると幸いです。
膝枕リレー1300日に投稿が間に合ってよかったです。
キャラクター紹介
漂流工房
ドラキュラさんの数少ない友達の一人。
メカとか物作りが得意。
自称「漂流はヲタ成分と役に立たない無駄知識で出来ている」と公言するほどのヲタク。
膝枕ナビ子
漂流さんが連れてきているナビ搭載膝枕
自由奔放傍若無人(じゆうほんぽうぼうじゃくぶじん)、、、なはずなんだけど漂流さんといるときはおとなしい。
漂流さんとナビ子ちゃんの物語
初めての出会い
2024/11/29
漂流「おや、これってなんか面白そうなアイテムだな。」
ある日ネットを徘徊していた漂流さん、なにか面白そうな物を見つけたようです。
漂流「ナビ搭載機能付き膝枕か。しかしディスプレイなしのナビゲーションということは音声案内のみか。」
漂流「そういう意味だとコスパ悪いなぁ。まあ今回は見送りだな。」
それから数ヶ月、漂流さんがふらっとリサイクルショップを覗くとどこかで見たような膝枕が「中古、使用回数少ない極上品。訳あり特価」の札を貼られて売られています。
漂流「ん?これは膝枕ナビ子?訳あり特価の訳アリってなんだ???その辺はポップに書いてないなぁ。」
ナビ子「あなたの人生をナビゲート、超超超高性能ナビ搭載膝枕ナビ子です」
漂流「わ、喋った!あ、そうか、音声案内だったっけ。そりゃ喋るよな。」
漂流「しかし超高性能なんて自分で言うか?あ、誰も言ってくれないから自分で言ってるのか。」
ナビ子「ナビ子は超超超高性能です!ナビ子です!」
漂流「あ〜はいはい わかったわかった。それじゃあね。」
ナビ子「ちょっと待ってください〜」
漂流「何?」
ナビ子「超超超高性能なナビ子が特価になってるのは珍しいんです!買ってください。ナビ子です。」
漂流「ほほ〜ぅ、それじゃ訳アリの内容は何なんだ?ポップにも書いてないしナビ子ちゃんから直接聞いてないぞ?」
ナビ子「そっ、、それは、、、、言えるわけないです。女の子のヒミツです。」
漂流「あっそ。それじゃバイバイ。」
ナビ子「待って待って、言います、言いますから〜(T_T)」
ナビ子「前のナビ主さんから言うこと聞かないって言われて中古店に売られたんです。(T_T)」
漂流「あ〜、なるほど。そういう理由で中古で売られたのか。」
ナビ子「でもナビ子の膝はまだバージン膝なのです。ナビ子です」
漂流「なるほどなるほど、それで使用回数少ない極上品になってるのか。うん、それじゃ〜」
ナビ子「だから待ってください〜買っていってください〜〜〜」
漂流「だって訳アリがユーザーの言うこと聞かないんだろ?
ナビを頼んでもその場所に案内しないんじゃナビとしての基本性能が使えないってことだよな。
つまりスマホのナビアプリどころか昔ながらの地図にも負ける性能って事だろ。
それを超超超高性能ナビとは自己肯定感が高いどころか明らかに自分の性能がわからないただの痛い子にしかなってない。
それに使用回数少ない極上品って書いてたけどさっき『ナビコの膝はバージン膝』とか言ってたよな。ってことはユーザーに一度も膝枕をさせなかったってことじゃないのか?
それは枕としてどうなん?膝枕って言えるのか?
ナビも使えない、膝枕も拒否する、それじゃあ何の存在価値がある?
いったいどこに需要があると言い切れる?
反論できるもんなら言ってみな?」
漂流さんの正論でボッコボコにされるナビ子。
ナビ子「、、、、、、、。反論できません、、、、。」
漂流「お前さぁ、そんなにわがままな性格だと誰にも好かれないぞ。性格直さないとこのままスクラップだろうな。まあ、買い取ったこのリサイクルショップの店長がいつ損切りしてお前をスクラップに出すのかと言う時間の問題だけだろうな。」
漂流「1ヶ月後か?2ヶ月後か?もしかしたら1週間後か?はたまた明日かもしれないなぁ。まあ、決めるのはここのお店だけどな。ほら、さっきから店員がチラチラこっち見て話聞いてるみたいだし。」
通りすがりの客「もうやめて。ナビ子のライフはもうゼロよ!」
漂流「それもそうだな。」
漂流「性格直してわがまま言わずに素直になるって約束するんなら買ってやってもいいがどうする?」
ナビ子「、、、、、直します。直しますから買ってください〜〜。お店で見せ物になるのはもう嫌なんですぅ〜。」
漂流「よしわかった。」
こうしてナビ子を買った漂流さんなのでした。
ナビコは新しいスカートが欲しいです!
2024/11/30
ナビ子「漂流さん、今日はどこに行くんですか?」
漂流「ん、ナビ子どうした?今日は出かける予定は無いよ?」
ナビ子「ですからどこに出かけるんですか?どこにでも完璧案内ナビ子です。」
漂流「あ、どこか行きたいのか?」
ナビ子「服が欲しいです〜。ナビ子です。」
ナビ子「新しいスカートが欲しいです。」
漂流「うーん、どうしようかな。ナビ子が欲しがるのって高いんだよなぁ。」
ナビ子「漂流さん、早くスカート買いに行くです!ナビ子です。」
漂流「じゃあ生地屋さんに案内して。」
ナビ子「え、生地屋さんですか?ブティックじゃなくて?」
漂流「うん、生地屋さん」
ナビ子「生地屋さん行ってどうするですか?」
漂流「ウエストゴムのスカートぐらい作れる。好きな生地は選ばせてあげよう。」
ナビ子「高級スカートが良いです!高いスカート欲しいです!」
漂流「ほほぅ、選択肢は2つだ。新しいスカート無しか、私が作るナビ子の選んだ生地のスカートか。」
漂流「どっちでもいいぞ〜」
ナビ子「生地屋さんのスカートでいいです。」
漂流「で、いいです??そこは『スカート作ってください』でしょうが?」
ナビ子「スカート作ってくださいです。」
漂流「勝った(^-^)V」
今日もまた漂流とナビ子のバトルは続くのであった
漂流解説
朝のコメントでふみねぇさんからこんなコメントを頂きましてこの後の話ができあがりました。
ふみねぇ
漂流さんは ハンドメイド作家さんで 色んなスカート作ってもらった ナビ子さんが お膝ネットワークでアップし お膝主から注文が殺到する と、いうのをイメージしてしまいました(笑)
あらすじをありがとうございました。感謝
漂流解説終わり
スカート生地を買いに行こう。
2024/12/01
生地屋さんにスカートの生地を買いに来たナビ子と漂流さん。
漂流「ナビ子ちゃん生地はどれにする?」
ナビ子「こんなにたくさん布があるんですか!!この中ならどれでもいいんですか??」
漂流「まあ大まかにはどれでも構わないけどスカートに向いてない生地はあるぞ。例えば薄すぎる生地な。透けるとパンツ見えるぞ。」
ナビ子「透けて見えるのは嫌です!」
漂流「それと分厚すぎる生地はウチのミシンで縫えないからそれもダメな。ゴワゴワするから着心地悪いし。」
ナビ子「どれを選べばいいかわらなくなってきたです。」
漂流「うんそうだな、おすすめはこのあたりに並んでる生地かな。」
ナビ子「この赤いお花柄もきれい!こっちのハート柄もいいなぁ。」
漂流「あ、それと肌触りは触ってみるといいぞ。手じゃなくて腕に当ててチクチクする生地はやめた方が良い、、、ナビ子に腕はないから足に当ててみて肌触りチェックな。」
色々見て回っているうちに気がつけばすでに数時間。
漂流「なあ、お腹空いてきたんだけどもうそろそろいい加減に決めてくれないか」
ナビ子「今店で一番高い生地探してるです。」
漂流「あ、言っとくけど予算決まってるからな。高い生地だとその分買える布の量が減るからドンドンミニスカートになっていくぞ」
ナビ子「そういうことは早く言うです!!」
ナビ子「生地の値段どれぐらいならちょうどいいのか言うです。」
漂流「えっと、大まかにメーター1500〜3000円ぐらいかな。」
ナビ子「わかったです」
ナビ子が選んだのはいちご柄のピンクの生地でした。
漂流「それじゃ生地も買ったし帰ろうか。」
ナビ子「帰り道は案内するです。ナビ子です。」
こうして生地を手に入れた漂流さんとナビ子ちゃんでした。
スカート作るか。
2024/12/02
生地を手に入れて帰ってきた漂流さん、さっそくナビ子のウエストサイズを測ろうとするのですが、、、
漂流「さてとナビ子ちゃんのウエストサイズはいくらかな?ちょっと計るぞ。」
ナビ子「測るなです!女の子のヒミツです!ナビ子の秘密です!」
漂流「おいおい、そんなこと言ったってサイズがわからなかったらどんな大きさで作ったら良いか分からないだろ?サイズが小さかったらせっかく作っても着れない物が出来上がるんだぞ?」
漂流「公表しないからおとなしく計らせろって。」
ナビ子「仕方ないです、、、、。エッチなことしたら膝蹴りしてやるです。」
漂流「めんどくさいなぁ。どのサイズの型紙がいいかって事がわかれば良いんだよ。それじゃ計るぞ。」
漂流「うん、〇〇センチだからMサイズか。了解。」
ナビ子「あっ、いまサイズ言ったです。」
漂流「だから数字は伏せ字にしてやっただろうが。変なところで細かいなぁ。」
漂流「うん、この型紙でOKだな。それじゃこれで作ろうっと。」
ミシンや洋裁道具を出してきた漂流さん、スカートを作り始めます。
ナビ子「早くできないかな〜〜」
漂流「今作り始めたばっかりだよ。慌てるでない。」
そう言いつつもサクサク作っていく漂流さん。しばらく時間が経っていました。
ナビ子「漂流さん漂流さん休憩なしですか?」
漂流「ん?ナビ子ちゃんなにか用か?」
ナビ子「もう始めてから4時間経ってるです。」
漂流「あ、時間見るの忘れてたわ。集中するのはいつものことだから気にするな。」
ナビ子「それでスカートはまだ出来ないですか?」
漂流「あ、スカートは開始1時間で出来てるぞ。ミシン始めたらつい面白くなっちゃって家にある生地で違うもの作ってた。」
ナビ子「ずっと完成待ってたのに早く言いやがれです!」
漂流「ワハハハ。忘れてたわ。ほれ履いてみな。」
スカートを履いてみたナビ子ちゃん
ナビ子「めっちゃかわいいです〜〜いちご柄を選んだナビ子の目は正しかったです」
ナビ子「漂流さんの意外な性能なのです!」
漂流「性能ってwwwww」
漂流「ナビ子おもろいわ。」
こうして新しいスカートを手に入れたナビ子ちゃんなのでした。
漂流解説
漂流「ナビ子ちゃん、念のために言っておくが今朝のどらチョコのお部屋でナビ子のサイズバラしたのは読んでた鈴蘭さんだからな。私じゃないぞ。ちゃんと伏せ字にしてたんだからな。」
ナビ子「わかってるです。(怒)」
ナビコちゃんのサイズが気になる方はクラブハウス内の物語交差点の2024/12/02の朝のどらチョコ朗読のリプレイをお聞きくださいませ。
漂流解説終わり。
可愛いナビ子を見せびらかすです!
2024/12/03
いちご柄のスカートを手に入れて実は嬉しかったナビ子ちゃん。なにかやっています。
ナビ子「カシャッ!う〜ん、この角度じゃないです。こっちかな?カシャッ!」
ナビ子「何枚自撮りしてもなんだか気に入らないです。」
ナビ子「そうだ、漂流さんを引っ張り出して外で写真撮ってもらうです。」
ナビ子「漂流さん、漂流さん!お出かけしたいです!」
漂流「お出かけ?まあ良いけどどこに?っていうかお前ナビだろ?持ち主よりも出かけたがるナビっていうのもおもろいな。」
ナビ子「ナビ子だって出かけたいです!きれいな紅葉の所がいいです!」
漂流「あ、それは無理。もう紅葉終わってる。」
ナビ子「それじゃ雪が積もってる所」
漂流「それも無理。この辺の土地は雪が降るのは年に1回あるかどうかだもん。」
ナビ子「もう!景色がきれいなところならどこでもいいです。」
漂流「景色のきれいなところに行って何がしたいんだ?」
ナビ子「そんなもの決まっているです。美しいナビ子が新しい服を来たら写真を撮って記録を残すです!そのためにはバックもきれいな所で写真撮るです。」
漂流「そんなん自撮りでいいだろ。」
ナビ子「嫌だ!です。早く連れていくです。」
漂流「まあ良いか、それじゃ景色の良いところに出かけるか、、、。」
そうして漂流さんの運転でお出かけしたのは、、冬の海
漂流「ここの岩場なら某映画会社のオープニングの荒波みたいな写真が取れるぞ!」
ナビ子「寒いし風でスカートめくれるからイヤです〜〜(T_T)」
ナビ子「波しぶきまで飛んで来るです!冷たいです!」
ナビ子「あっ!漂流さんがめっちゃ悪巧みの顔してるです。ワルソの顔です!」
漂流「ワハハハ!うん、笑ったから場所変えるか。」
ナビ子「このためだけに海まで車走らせたですか!」
漂流「うん、そう。」
漂流さんが連れてきたのは夕日の見える丘でした。
漂流「もうすぐ海に沈む夕日が綺麗に見えるからもうちょっと待ってな。」
サクッとカメラを取り出す漂流さん
日が落ちるタイミングに合わせてナビ子の写真を取りまくります。
カシャ!カシャ!カシャ!カシャ!(シャッター音)
漂流「ほれ、これぐらいあれば満足だろ。」
大量の写真をナビ子に送った漂流さん。
ナビ子「キレイな私のキレイな写真がめっちゃたくさんです!」
お出かけ写真を見てニコニコしている(気がする)ナビ子ちゃんでした。
その後、写真を見せびらかすためにナビ子ちゃんが膝枕ネットワークにアップしたのが大バズリしたのでした。
何が起こってるんだ??????
2024/12/04
漂流「ナビ子?お前なんかやっただろ?」
ナビ子「ナビ子は漂流さんの人生乗り換えナビゲートしかしてないです!」
漂流「その案内がどこ行くかわからんのだがな。いや、それはどうでもいい。」
ナビ子「ナビ子に搭載されているナビ機能は超超超高性能なのです。どうでも良くないです!」
漂流「だ〜か〜ら〜今はナビの性能の話をしてるんじゃないって言ってるんだよ。ちゃんと話を聞け!」
漂流「最近知らない人からスカートに関するDMが来るんだが何のことかわからなくてそのDMに問い合わせしてみたらお前がSNSにアップしたのが原因みたいだな。」
漂流「ということでお前何をやった?ちゃんと白状しろ。」
ナビ子「写真撮った後『膝枕ネットワーク』にアップしたです。そしたらその写真を見た他の膝枕たちがマスターにその写真を見せてこのスカートほしいって言ってたみたいです」
ナビ子「それでネットワーク内でバズったです。」
漂流「は?なんでそれで膝枕ネットでバズるんだ?個人がハンドメイドで作ったスカートだぞ?手芸レベルだぞ?」
ナビ子「だって膝枕ユーザーさんはほとんど男性だからオリジナルスカートを作ってくれる人なんて居ないです。」
漂流「でも市販品でもっときれいなものが買えるだろ?」
ナビ子「市販品じゃなくて世界に一つの自分だけのオリジナルが欲しいです!世の中の膝枕全員の希望なのです!」
ナビ子「人によっては膝枕カンパニーの初期装備のエプロン型膝枕カバーをつけっぱなしで何ヶ月も洗濯すらしてくれない膝枕仲間もいるです。」
漂流「洗濯してもらえないのはちょっと可哀想な気もする。」
漂流「そんなにオリジナルスカートって欲しいものなのか?」
ナビ子「欲しいです。東京タワー333メートルよりも欲しい気持ちのほうが高いです!」
ナビ子「漂流さんがオリジナルスカート作って売り出したら絶対売れるです!」
漂流「そんなにか???個人で作ったスカートが?」
ナビ子「欲しいです。膝主が膝枕のためだけに作った専用のスカートなんて欲しいに決まっているです!オーダーメイドで作って売るです。大儲けです!そのお金で次のナビ子のスカート作るです!」
漂流「それじゃ少量生産してみようかな。」
ナビ子「スカートはナビ子が売るです〜」
こうして漂流さんのハンドメイド作家としての副業が始まったのでした。
その後漂流さんの作るスカートは大人気になって膝枕界隈での有名ブランドになったのでした。
気分がのらない、、、。
2024/12/05
ナビ子のスカートがバズってから数日後
ナビ子「たくさんスカートの注文が来たです。これでお金儲けするです!」
ナビ子「漂流さん、膝枕の仲間からスカートの注文が来ているです。早く作るです。」
漂流「え〜おんなじ物作るのめんどくさい。大量生産は嫌なんだよ。」
ナビ子「そんなこと言ったってもう注文来ちゃったんだから作らないといけないです!」
漂流「だけど私、他の人、、、、じゃない他の膝のために作るって言ってない。」
ナビ子「もう!毎回違うものでも違う柄でもいいから作るです!品物がないんじゃ売るに売れないです。」
漂流「今は手芸する気分じゃないんだけど。まあ、少しやろうかな。」
や〜〜〜〜〜っと重い腰を上げた漂流さん。作業を始めると面白くなってきたようです。」
漂流「えっとこれはウエスト65センチのベルトスカートでスカート長50センチかそれじゃこの型紙かな。」
漂流「表生地は厚手のこれにして裏地なしでいいや。」
ナビ子「漂流さん」
漂流「型紙を写してロータリーカッターで裁断してと、、、」
ナビ子「漂流さん!漂流さん!」
漂流「あ、待てよ、この生地水通ししてたっけ???なんかやってない気がする。」
漂流「そのまま洗濯機にかけて乾燥かけるか。」
ナビ子「漂流さんってば!!」
漂流「ん、ナビ子呼んだか?」
ナビ子「さっきからずっと呼んでたです。漂流さん、お昼ごはんも食べないままもう夕方です。休憩するです!」
漂流「あ〜いつもの事だ気にするな。集中したらこんなもんだ」
漂流「仕方ないなそれじゃ晩ごはん食べるか。めんどくさいからカップ麺でいいや。」
ナビ子「そんなんじゃ栄養足りないです!デリバリーピザ頼むです!」
漂流「それも栄養偏ると思うけどな。」
漂流の制作活動はまだまだ続くのであった。
ナビ子出入り禁止
2024/12/16
漂流さんがゴソゴソとお出かけ準備しているような雰囲気です。
ナビ子「漂流さん、どこかに出かけるですか?これだけ大荷物準備してるってことは旅に出る気です!話聞いてないです。ナビ子も連れていくです!」
漂流「ん、いや今日は出かけないぞ。」
ナビ子「それならいいです。でも出かけるときにはナビ子も連れて行くです!」
漂流「あ〜わかったわかった。主張はな。」
その日の夜中0時を過ぎて日付が変わった頃ナビ子をおいて漂流さんが出かけていきました。
ナビ子「あああ!!起きてみたら漂流さんが居ないです!置いてけぼり食らったです!帰ってきたら膝蹴りしてやるです!(`へ´)プンプンです。」
その日の夕方帰ってきた漂流さん
漂流「ただいま〜〜」
ナビ子「おかえりなさ〜い、、、、とか言うと思ったか!です。ナビ子置いてけぼりにしてどこ行ってたですか!昨日は出かけないって言ってたです!」
漂流「ああ、だから昨日は出かけてないぞ。家出たのは0時回っているから今日出発して今日帰ってきてる。」
ナビ子「そんなの屁理屈です!」
漂流「でも事実だ。」
ナビ子「それに出かけるときはナビ子連れて行くって約束したです。」
漂流「約束はしてないぞ。『わかった』と言っただけだ。これはナビ子の主張はわかったという意味だから約束した訳ではない。」
ナビ子「こ、これだから理系のやつはホントに腹立つです!」
ナビ子「膝蹴りしてやるです!」
漂流「わははは!でもお前はついてこないほうが良いと思うぞ。」
ナビ子「ついて行って良くない場所なんてナビ子にはどこにもないです!ナビ子がどんな場所でもナビゲートしてやるです!」
漂流「やめたほうが良いと思うけどなぁ。」
ナビ子「だからどこ行ってたですか!さっさと言うです。」
漂流「そんなに連れて行けというのなら言ってやるけど行き先聞いてから『行かないです』って言うのは無しだぞ?覚悟はできてるのか?」
ナビ子「覚悟もへったくれもないです。さっさと言うです」
漂流「それじゃその場所のGPSデータをスマホで送るわ。次回絶対付いてこいよ。」
ナビ子「早速この場所を検索するです。」
検索が終わったナビ子が震えだします。
ナビ子「ひ、漂流さんここってまさか、、、、、。」
漂流「だから言ったのに、、、。やめとけって。そうだよ。膝枕の解体工場」
ナビ子「ごめんなさい〜〜そんな怖いところに行きたくないです〜〜。ナビ子が悪かったです〜。許してくださいです〜。無理です〜。」
漂流「わがまま言い過ぎるとこういう目に合うのだよ。次回は連れて行くか、、、。」
ナビ子「ごめんなさいです〜」
実はナビ子のスペア部品を入手するために解体工場に行っていた漂流さんなのでした。
あとがき
漂流さんとナビ子ちゃんの物語楽しんでいただければ幸いです。
感情で動くナビ子ちゃんと正反対の理詰めで逃げ道を全て塞いでからつつく漂流。
案外いいコンビかもしれませんねぇ。
おまけの言い訳
今井先生のお話に絡めつつもこちらで勝手にキャラクターとお話を作り出しています。
そのためお話にトータルでの整合性はありません。
更にキャラ設定もその時に行き当たりばったりで決めて書き込んでいるので設定上おかしい言葉遣いがあります。
タイトルは後から付け足しています。
基本構成は会話形式になっています。
作品の途中でこんなストーリー分岐があったら面白そうという発想で書かれています。
日付けはコメントを書き込んだ日なのでそのまま読み飛ばしてくださいませ。
朗読をしたいというとてもとてもありがたい方へ。
読みたいと思ってくださってありがとうございます。
クラブハウス内での無料の朗読にはご自由にお読みください。
私に事前連絡は不要です。
ただ、後からでも「読んだよ〜」と教えていただけると喜んで聞きに行かせていただきます。
朗読をする時は元になった今井雅子先生の「ドラキュラと赤いチョコレート」と「膝枕ナビコ『ナビ主さんは異常です』の巻」のお話を紹介していただけると嬉しいです。