2024年4月 上野三碑の旅
2024年4月20日、上毛三碑をまわったときの旅行記です。
上野三碑について
上野三碑は群馬県高崎市に存在する、飛鳥・奈良時代に作られた三つの石碑、山上碑、多胡碑、金井沢碑の総称になります。私は群馬県出身で、多胡碑については上毛かるた「昔を語る多胡の古碑」で子供の頃からその存在を知っていましたが、山上碑、金井沢碑は存在自体知りませんでした。上野三碑という呼称も以前はなかったように思うのですが、2009年に吉井町が高崎市と合併して三碑の所在地が全て高崎市になり、2017年にはユネスコの「世界の記録」に登録されたことで大々的に上野三碑を扱っていく流れになったのだと思います。今では高崎駅のコンコースに上野三碑のレプリカが置かれているほどです。
上野三碑のまわり方
上野三碑は上信電鉄沿線にあり上信電鉄に乗って行くことになります。「上野三碑フリー乗車券」という切符も発売していますが、値段は1140円でこれは高崎から吉井までの往復運賃と同額になります。三碑全部を駅から歩いてまわるのであればこのフリー切符を使うべきなのですが、三碑は駅から徒歩10分〜25分の場所にありそれなりに距離があります。そこで使うのが「上野三碑めぐりバス」という三碑の近くまで巡回するバスとなります。なんとこれが無料で乗れて元日以外は毎日運行という破格の対応になっており、高崎市が上野三碑に力を入れていることがうかがえます。今回は高崎から碑の最寄駅までの移動は上信電鉄を使い、それ以外の移動はめぐりバスを使うことにしました。都合、めぐりバスに三回乗りましたが、一回目、二回目の乗客は私のみ、三回目はもう一人客はいましたが、三碑めぐりではない用途で乗っている客のようでした。バスの定員は9名、1名分は助手席でバスというよりはワゴン車といったところで満員の場合は乗車できないとありますが、満員になることはあまりないのだろうと感じました。
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