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2023年9月 宇陀松山の旅

2023年9月18日、宇陀松山に行ったときの旅行記です。

宇陀松山まで行く

宇陀松山は鉄道が通っていないので、奈良交通のバスに乗って行くことになります。榛原駅からバスに乗っていくのが標準的な方法ですが、桜井駅からバスに乗っていく方法もあります。土日祝日は1日3本のみの運行と稀少な路線となっています。9時24分発のバスに乗っていくことにしました。榛原よりは桜井のほうが大阪、奈良からは近いので、本数が少ないながらもけっこう利用者が多いかもしれないと思ったのですが、桜井駅から乗った乗客は私も含めて4人、宇陀松山の中心地である終点の大宇陀まで乗ったのは私だけで、他の客は大宇陀近くの途中のバスで皆降りていきました。観光利用者は私だけだったようです。奈良交通のバスはSuicaなどの交通系ICカードが使えます。桜井市から宇陀市に入るに女寄峠を通りますが思ったよりも峠道で、山の中に入っていく感じを受けました。
バスの終点大宇陀は道の駅宇陀路大宇陀の敷地内にあります。今回は利用しませんでしたが道の駅ではレンタサイクルの貸し出しも行っているようで、9時から17時まで1日1000円で利用できるようです。うだ・アニマルパーク、又兵衛桜、大宇陀温泉あきののゆ、と言った道の駅から少し離れたスポットまでを網羅的にまわりたい場合は、レンタサイクルを使うのも一つの手でしょう。

道の駅宇陀路大宇陀
レンタサイクル利用案内

宇陀松山について

宇陀松山は、かつては宇陀郡松山町→大宇陀町、現在は宇陀市に位置し、古代には阿貴野とも呼ばれ、中世は秋山氏が依って地名も阿貴などと呼んでいたとのことですが、1585年に豊臣秀長が大和国に入り、その麾下の将が入って地名も松山となったとのことです。江戸時代には宇陀松山藩が立藩され、福島家、織田家が入り、五代藩主織田信休が転封後は天領となり、明治時代に入っても宇陀郡の中心として賑わったとのことです。現在は宇陀市の一部であり、宇陀の中心は近鉄大阪線の駅がある榛原に移ってしまったと言えますが、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、昔の繁栄の面影を残しています。

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