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荒野の素浪人 | 第2シリーズ 最終回 第39話「さらば九十郎」の感想
前書き
今回の投稿は以前、初めて「荒野の素浪人」第2シリーズ、そして、「荒野の素浪人」最終回を観て興奮そのままでX(当時はTwitter)に呟いたものをnoteに投稿します。
今回もXの呟きそのままの語り口なので、違和感があるかもしれませんが💦当時の興奮、感動、気持ちを損ないたくないのでそのまま投稿します。
感想
ついにテレ玉 「荒野の素浪人」第2シリーズが最終回😭
想像していたよりあっさりしていたかな、と。
が、最終回でも物語の主軸を担ったのは五連発の旦那こと鮎香之介 。彼らしい女絡みの恋慕ものでドラマチックだった。
これまでの生き方、五連発を捨て、女と所帯を持つ決心をし幸せな日々を歩もうとした瞬間の死。後ろを刺され呆気ない死だった。
何故、鮎の旦那は刺されたのか、その理由が分からない。
想像だが、所帯を持とうとした女を助け出す為にヤクザ親分と一悶着あり、その子分が刺していることから仕返しか?と推測される。が、峠の旦那を始末しようと幕府が動いており、仲間の鮎の旦那を始末する為にヤクザ達を利用したのか?鮎の旦那の死の真相は不明だ。
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が、このことにより九十郎は己がこれまでしたことが幕府に目をつけられてしまったこと、次郎吉まで死なせる訳にはいかない為に別れを告げたことははっきりと分かった。
峠九十郎が弱い者を守る為、例え権力に逆らうとしても悪い奴は斬っていった。そのことが鮎の旦那の死に繋がり、3人の別れに繋がるとは何という皮肉な結果。
が、それが「荒野の素浪人」らしい終り方でもあると思う。酷な現実を見せる、それは悲しみだけではなく感動を呼ぶ。それが「荒野の素浪人」なのだ。
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さて、今回も主役編とはいかないまでも物語の主軸を担った鮎香之介。
前回と違い二枚目らしい、束の間の夢を見せてくれた。
鮎香之介を演じた大出俊さん、次郎吉との陽気なやり取りの軽妙さ、観る者も恋い焦がれる様な女とのやり取り、峠の旦那との胸熱な別れ…どれも胸を打たれ素晴らしかった。
鋭い表情、涙を流す表情、うっとりする様な表情、数々の表情や台詞、お芝居に胸が熱くなり涙が止まらなかった。
最終回、ということでおセンチな感情になっているかもしれないが、それを差し引いても大出俊さんのお芝居を最終回でもこんなに堪能出来たことに幸せを感じる。
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ねえ、こんなに素晴らしい時代劇なんだよ。第1シリーズ、第2シリーズ、全話のDVDをバーン!と出しましょうよ。いや、マジでさ。
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そうそう。
皮肉と言えば、鮎の旦那が五連発と弾を地蔵のそばに埋めて木を刺すシーン最終回にあるのだけれど。まるでこの後の死を予感させる、己の墓を掘ってしまったような感覚に襲われる、静かで、後から思うと衝撃的なシーンの一つだ。
後書き
五連発の旦那の突然の死に、最終回で死ぬことは知っていたけれどもやはりショックで💦そして「荒野の素浪人」がこれで終わりなので、当時、放送後は暫くの間、五連発の旦那ロス、「荒野の素浪人」ロスに陥ってました(笑)
さて、何度も言ってしまいますが、第1シリーズは全話DVD化されているが、第2シリーズは途中までしかDVD化されていません。
なぜだかわからんけどな💀
やっとこさテレ玉で第1シリーズ、第2シリーズと全話放送されましたが、DVD化されていない話もすごく面白くて、いつか、いつの日か完全DVD化されることを熱望している。
放送時間の関係でカットされたシーンがあるはずだろうから。
DVD化されなくても第1シリーズ、第2シリーズと時代劇専門チャンネルとかで放送されないかな。
大出俊さん、というと代表作の一つである「必殺仕業人」のやいとや又右衛門がまず言われるけど。
「世界のミフネ」と言われた三船敏郎さんと共演、しかも相棒役で出演した「荒野の素浪人」鮎香之介も魅力的な人物なのである。
キザで二枚目、どちらかというと優男、女にモテるという正統派なカッコいい男だったが、三船敏郎さん演じる仏頂面した体格のいい最強の男、峠九十郎に決して引けを取らず、ハードな男とソフトな男の二人という見事な人物の良い差別化がされているのだ。
幕府にお取り潰された小藩の元ご落胤ということもあり、端々に屈折した面を見せることがある点も魅力的だった。
華奢ではないが、体格や雰囲気がどこかソフトなものがある大出俊さんの、若き日の魅力あふれる役が観られる「荒野の素浪人」。
是非ともたくさんの人に観てもらいたい。
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