仕立て船でアオリイカ&キス&ヒラメマゴチリレー/田村ボート
※掲載終了の「@niftyつり」から2010年5月2日の「ゆるゆる釣り部」釣行記を一部修正して移植しました。値段等は古い情報です。読み返してみると、これぞ「ザ・ゆるゆる釣り部」という感じのゆるさですね。こういう仕立て船、またやりたいな。
岩井高崎港から仕立て船で釣りにいこう
友人から千葉県の内房にある岩井高崎港での仕立て船に誘われた。岩井というと手漕ぎボートや貸し船外機で有名な場所というイメージだったので、仕立て船というのはちょっと意外である。一応私は小型船舶免許を持っているので、仕立てじゃなくて船を借りましょうよ!と提案しようとも一瞬思ったが、離岸着岸ポイント選び他すべてが怪しいのでやめておいた。本当やめておいてよかった。
本日の幹事であるSさん。電卓で船代を割り勘中。
この日集まったのは7名で、そのうち初対面が4人。狙う魚はせっかくの仕立てだからいろいろやってみましょうかと、まずエギでアオリイカを狙って、そのあとキスを狙いつつ、イワシの泳がせでヒラメやマゴチを釣ってウハウハになるという、はとバスツアーよりも詰め込んだ内容だ。
手漕ぎボートだとこういうデタラメな計画をよく立てるけど(そして計画倒れになる)、仕立てでっていうのは初めてだ。食べ物でいえば長崎名物トルコライスみたいな釣りですね。
船が大きくて七人でも快適だった。これがほんとの岩井船(祝い舟っていう演歌の名曲があるんです)。
船宿の紹介
今回利用させていただいたのは、岩井高崎港の田村ボートさん。その名の通り手漕ぎボートと貸し船外機がメインだが、仕立ての用意もしてくれる。仕立ての料金は三人までが25,000円で、一人増えるごとに追加2,000円(全部で八人まで)とリーズナブル。ついでにエサの活きイワシ(要予約)を3,000円分購入したので、七人で割り勘すると一人あたり5,000円ちょっとと、かなり安い。
店主曰く「エサのイワシはあるときとないときがあるから確認してね」だそうです。
本日お世話になる船長さん。得意な釣りはマダイ五目で、それも今度やってみたい。
まずはアオリイカを狙う
船の予約は7時なのだが、6時過ぎには全員集合とみんな気合十分。船のいけすにイワシをいれてもらい、まずはアオリイカ狙いのポイントへと向かってもらう。
このイワシの数だけヒラメやマゴチが釣れるのではと思ってしまう。
船に積んであった定規がかわいい。
この甘い炭水化物満載のクーラーボックスが、帰るころには魚で満杯になる訳だ。いちごサンド好き。
釣り場は手漕ぎボートに混ざって港のすぐ近くでやるのかなと思ったら、南の富浦側にそこそこ走ったところがポイントだった。船でのアオリイカ釣りは、エギを投げるのではなく、沈めてしゃくるタイプ。仕掛けは中オモリ10号をつけて、リーダー(ハリス)にフロロカーボン3号を3メートル、そしてエギ。
この釣り方は何度か釣り雑誌で読んだことはあるけれど、実際にやってみるのは初めてである。エギを投げるタイプの釣り方なら何度かやったことがあるけれど、何度やっても三回くらい投げて「こんなので釣れる訳ないよなあ」とやめてしまうのよね。あぁ人生の縮図。
この船に乗っている過半数が私と同じようにエギでイカが釣れるという話を信用していなかったりするのだが(類友)、誰か一匹、いや一杯でも釣れるのだろうか。
とりあえず晴れてよかった。
幹事さんから船宿に事前確認してもらったところ、エギはアオリーQの3.5号マーブルサクラダイが鉄板らしい。こんなに高いエギは初めて買ったぜ。
どんな竿を使うべきかよくわからなかったので、この前ライトアジでも使った竿を使用。
これは竿じゃなくてナイススティック。
本当にアオリイカがエギで釣れた!
水深は20メートル前後とそこそこ深い。まずオモリを底まで落とし、リーダー+1メートルほど巻いて、8秒に一回大きくしゃくる。何度もしゃくる。たまにタナを取り直して延々しゃくる。うん、釣れる気がしない。これは修行だ。
エギでアオリイカが釣れるなんて実は都市伝説ではないだろうかと疑いたくなってきた。あるいは釣り具メーカーの陰謀だな。
誰かが竿を曲げても、その相手はいつも地球。
エギの釣りはエサとりとかがないので、釣れない限りは海からの反応が全然ない。たまに引っ掛かるのは海藻くらい。アオリイカを実際に釣ったことのある人がほとんどいない船の上では、「引きが強烈で逆噴射で腕が折れそうになるらしいぞ」とか、話だけが大きくなっている。ダイオウイカかよ。
なかなか辛い修行です。
アオリイカに似ているかなと思って買ったパン。
離れ小島に人がいてびっくりした。磯釣りの方ですかね。
そしてだんだんとだらけてきた。
何度かポイントを変えてもらったけれど、船に乗った七人の侍が一時間しゃくり続けて釣果ゼロ。しゃっくりし続けて、ではないよ。ヒック。こうなってくると、もう誰が一番に釣るかよりも、誰が最初に音をあげて「そろそろキスにいこうか」と言い出すかの勝負である。
きっとみんながその言葉を待っているが、誰もが自分からは白旗を挙げたくはないので、そのままなんとなくしゃくり続けていたら、竿を上げた瞬間にコンビニ袋でもひっかけたようなズシリとした重さを感じた。うわぁ!
わーわーわー、なんかかかった。で、これってアオリイカ? イカの類はマゴチ狙いでコウイカをあげたことくらいしか経験がないので、ここからどうしたらいいのかがよくわからない。とりあえずそのまま一定速度でリールを巻いていくと、プシュープシューとイカっぽい動きが伝わってきた。さすがに腕は折れないけど、このもっさりとした強力な引きは独特で楽しいね。とりあえずタモとカメラをお願いします。
まさか一杯目のアオリイカ釣っちゃった?
しばらく巻き上げていると、澄んだ海の底から純白のコンビニ袋……じゃなくて、イカらしきものが浮いてきた。
うわ、墨吐いた!
「やったー!」という言葉を数年ぶりに声に出してしまうほどにうれしい初アオリイカ。しかもなかなかのサイズである。ヤッターヤッターヤッターマーン!
まさかの一杯。
みんなが飽きてきたところでのうれしい一杯。これで全員がまたやる気を出したのだが、次に釣ったのはまたしても私だった。あらら、俺らしくもない。メロリンQじゃなくてアオリーQのマーブルサクラダイ、やってくれるぜ。
みんなには申し訳ないが、やっぱり釣れると楽しいな。
船でのアオリイカ、どうせ釣れないだろうし、やってもそんなに楽しくないだろうなと最初は思っていたが、しゃくった時にガツンときたときの感触が最高。難しいことがまったくないので「無」になれていい。飽きるけどさ。
クララが、いやナブラが立った!
二匹の良型アオリイカを釣りあげて一人でニヤニヤしていたら、目の前で海鳥たちが騒ぎだした。ネプチューンの渡辺満里奈と結婚した人、ナグラいやナブラだ。船長に聞いたらイナダがイワシを追いかけているのではということなので、一応用意していたルアーをキス竿にセットし、力いっぱいキャストする。ちなみに海のルアー釣りで魚を釣りあげたことはない!
アオリイカの乗合船でルアーを投げると怒られますが、今日は 仕立てなので大丈夫。きっとカツオが大漁。
しかし竿を準備している間にどんどんとナブラは遠くにいってしまい、投げたころにはルアーの射程距離圏外。いくら仕立てとはいえ、みんなが次にアオリイカを釣るのは俺だとばかりにエギをしゃくっている中で、「船長さん、あのナブラを追ってください!」とはさすがにいえず。今日のところはこれくらいにしておいてやろうか。
さようなら、俺のナブラ。
勝手にイワシの泳がせ釣りを開始
遠くへ行ってしまったナブラを眺めながら無念な表情でルアーをしまっていると、横のKさんから「ルアーよりもイワシをエサにした方が早いんじゃない?」という的確なアドバイス。がってんがってん。
そうか、みんながアオリイカを狙っているから私も今はアオリイカを狙わないといけないと思っていたが(とかいってルアー投げているけれど)、別にもうイワシの泳がせをはじめてもいいのか。ではさっそくとアオリイカは飛び級で卒業させていただき、一人でイワシの泳がせ釣りを開始する。
シンプルな一本針にしてみた。オモリはライトに15号。
ここは海底が岩場なので、狙える魚はメバルかカサゴあたりだろうか。もしかしたらハタが釣れるかもしれない。いやいやまさかの巨大ヒラメか。なんて妄想しながらエサを落とすと、いきなり一発目から食ってきた。
これがヒラメだったらアタリがあってからイワシを完全に飲み込むまでぐっと我慢しなくてはいけない。我慢、我慢、我慢、もう我慢の限界。しばらく待ってみたが全然本アタリが来ないので、イライラしながら合わせてみる。
お、一応魚はかかっていそうだけど、ちょっと軽いかな。上がってきたのは小型のマトウダイだった。マトウダイってはじめて釣ったけど、持ってみると棘だらけだね。
確かに名前の通り「マト」っぽい。タイっぽくはないけどね。
この一匹でみんなのアオリイカに対するモチベーションが急激に低下。全員が「俺にも何か釣らせろ」状態になったところで、10時チョイ前にキス釣りへと変更となった。結局アオリイカは私が釣った二匹のみ。
ちなみにアオリイカを専門に狙ったグループの船は、この後に訪れたというイカの時合いをうまく掴んで、なんと20杯釣ったとか。いろいろ狙うとやっぱりダメだね。まあダメだけど楽しいからしょうがないね。
キスを狙うふりをしてマゴチを狙う
自由すぎる仕立て船の第2ラウンドはシロギス。船はどんどん南下して、なんと館山湾まできてくれた。岩井の仕立て船だから、岩井港周辺で釣りをするものだとばっかり思っていたが、これはうれしい誤算である。
わたしが操船していたら、どこがポイントかもわからずに釣りをすることになっていたので、やっぱり仕立て船にしてよかったと全員納得。
すでに今年は何度かやっているキス釣りだが、ここ館山のシロギスはサイズがいいね。船長は今日に限って食いが渋いといっているが、釣れるのは良型ばかり。ようやくみんなに笑顔が戻ってきたような気がする。
干潟遊びの師匠であるHさん。船のアナゴ釣りに誘ったら、あれは防波堤で釣るものだといわれた。
初対面のIさん。冬になったらスミイカ釣りに行きましょう。
私もキス釣りをするのだが、沖竿も出してイワシと釣れたメゴチの泳がせで
マゴチを狙っている。集中の度合いはキス2:マゴチ8。
キス狙いでナイスなホウボウをゲット!
とりあえず夕飯の天麩羅用に8匹釣ったところでキス竿は納竿。これ以上釣ると捌くのが大変だ。さあ今からは本気を出して手持ちでマゴチを狙っていこう。
ちなみに私とマゴチの関係、いや因縁はとても深い。2003年に「私的標本」という個人サイトを作って初めて掲載した釣行記がマゴチを釣りに行く話で、それ以来サイトに書いていない話も含めて、丸七年間、何度も何度も狙っている魚なのだ。そしてすごいのが、それだけ狙っていまだに一匹も釣れていないということだ。見事に振られっぱなし。なにその片想い。
あまりにも釣れないので、「玉置はマゴチを釣ったら死ぬ」「マゴチを釣った時に人生の最終回を迎える」などと麻雀の天和みたいにいわれているのだが、そんな無駄な伝説も今日でおしまい。今回はイワシの活き餌でベテラン船長の操船、そしてマゴチの魚影が濃い館山湾が舞台。これで釣れなかったらいつ釣るんだというような絶好の機会なのである。たぶん最低3匹は釣るね。
イワシ泳がせライトタックル五目がスタートした
2本の竿でイワシとメゴチをそれぞれ泳がせはじめて数分後、なんとなくもぞもぞしていた置き竿を上げてみると、あららエサのイワシが頭だけになっていた。
食い逃げ、許せない!
これだけきれいに食べちゃうのはたぶんイカ。もしかして今こそエギを入れるタイミングじゃね?いやそういう感じだからマゴチが釣れないんだってば。次こそはと新しいイワシを入れると、今度は皮を削り取るような歯型。これは明らかにマゴチかヒラメの仕業である。興奮しすぎて写真なし。こうなってくると、もうみんなシロギス狙いをしながらもイワシを泳がせざるを得ない。
各自の仕掛けは、オモリ10~40号とバラバラ。捨ておもり式の一般的な泳がせ仕掛けの人もいれば、鋳込み天秤の人もいるし、アオリイカ用の中オモリ仕掛けのエギをイワシに変えただけという人もいる。自由な船だな。
さあ誰がマゴチを釣るのかな。
みんなが狙い始めたマゴチだが、残念ながらこのキス釣り場ではアタリが少なく、それならばと船頭さんは別のポイントへと船を動かした。いい船頭さんなのである。
それにしても天気がよかった。
船頭さん曰く、移動したポイントは岩混じりの砂地で、ヒラメ狙いの穴場でマゴチもたくさんいるのだとか。このポイントが本当にすごかった。
まず最初にアタリがあったのは左ミヨシのKさん。竿が放物線のようにきれいに曲がっている。
これは明らかに大物!
この茶色くて細長い魚体、もしやマゴチか!
いや違う、エソだ!
そう、エソがすごいのである。数分ごとに誰かしらアタリがあるのだが、エソエソエソ。エ~ソエ~ソエソホイサッサ。エソを連発する人は「エソ師」とか「エソマスター」とか呼ばれるようになった。
イワシの泳がせ釣りでしょっちゅうアタリがあるのはうれしいのだが、掛かったのがエソだとわかった途端、笑顔から苦笑に変わるのが横で見ていておもしろい。
エソを釣ったIさんの見事な苦笑。
俺もエソかと思ったら…まさかのマゴチ!
こうなってくると私もエソの一匹でも釣りたくなる。前半に一人だけアオリイカを釣るという孤独を味わっていたので(すごい勝手な言い分)、みんなと同じエソを釣って苦笑をしてエソ師の仲間入りをしたいと思うのは人間として自然なことだろう。私にも「てへへ」って言わせてくれよ。
するとしばらくして、前アタリなしでいきなり私の竿先がゴツゴツゴツと沈みこんだ。よし、エソだ。
ここぞとばかりに「僕もエソ釣っちゃいましたよー!」といいながらリールを雑に巻く。もしかしたらヒラメかなとも思ったが、あがってきた魚体は細く、やはりエソのようだ。
これでおれもエソ師の仲間入りだぜ。
と思ったら違った!
撮影をお願いしたIさんが「マゴチだ!」と叫んだ!
写真を拡大。確かにマゴチだ。
エソだと思ったらまさかのマゴチ。頭の中に選択肢がエソとヒラメしかなかったのでびっくりした。マゴチと認識した瞬間からタモ入れをするまでのわずかな時間に、7年分のマゴチ釣り失敗の走馬灯が見えた気がする。
タモ入れも無事成功。もう放心状態。
心臓がバクバクいっているのがわかる。このまま心臓が破裂して死ぬかなと思ったが、こうしてどうにか生きている。それにしてもマゴチだ。この私がマゴチを釣ったのだ。予期せぬ告白成功。でも今まで追いかけていたものが手に入ってしまって、なんだか人生の目標を失ったような寂しさもある。これが燃え尽き症候群というやつか。
しかしまあ、やっぱりうれしいのだ。この気持ちが高ぶった状態のままマゴチとの記念撮影をしてやろうと、ハリスを持ってマゴチを持ち上げてカメラのほうを振りかえった。
ハリスを持った手が軽くなり、そしてポチャンという音がした。
ポチャン?
あああああああああああああああぁ、マゴチが逃げたーーーーーーーーー!
いやーん、まごっちんぐ(ハート)
一瞬マゴチを追いかけて海に飛び込みそうになった。本当に。
この船は私が釣りをしていた運転席横のスペースがちょっと狭い。そこでマゴチをぶら下げて振り返ろうとすれば、当然マゴチは海の上を通ることになる。その瞬間に最後のひと暴れをしたマゴチは無事に海へと生還したのだ。
マゴチにとっては九死に一生、わたしにとっては一生の不覚。なに舞い上がっていたんだ俺。うわぁーバカバカバカ。それにしてもマゴチという魚にどこまで嫌われているんだ。
さてここで考えるべきは、釣りにおける「釣った」というのはどのタイミングを指すかだ。リリースが前提ならば、タモにいれたところまでと考え、記念写真こそ撮れなかったが、これも釣ったことになるだろう。しかしあのマゴチは明らかに食べるために釣った魚である。キャッチアンドリリースならぬウォッチアンドリリースをしてどうする。
そしてエソ師だったKさんがマゴチを仕留めた。
でもほら、俺がさっき逃がしてやったやつの方が大きかったんじゃないのかな(精一杯の強がり)。
しかし、これでいいのかもしれない。マゴチが釣れたら死ぬという個人的な伝説が本当だったならば、この後世に語られるであろうこの「初マゴチウォッチアンドリリース事件」によって、その呪いはすっかりと溶けたような気がする。そうでも思わなかったらやっていられないよ!
はい、今、原稿を書くためのキーボードを叩く音がいつもの2.5倍です。
私以外の人はちゃんとお土産を確保していました。ナイスなヒラメ!
でっかい黄金のメバル。岩場のメバルってうまいよね。
そしてカサゴ。これもまた立派だった。
逃がしたマゴチは大きい。しかし逃がしたものを追いかけても仕方がない。気持ちを入れ替えてまた釣ってやろうと思ったが、そうそう気持ちなんて入れ替わるものじゃないんですよ。
マイナスのオーラを強烈に発しながらも引き続き竿を出したものの、沖あがり予定の二時よりも少し前にイワシが終了してしまった。一番イワシを消耗したのはたぶん私だな。みんな、ごめんね。
あと1000円分イワシを買っておけばよかったな。
ものすごく名残惜しいが、こればかりはどうしようもない。今からまたキスでも釣って泳がせようかとも思ったが、今日はこれにて終了でいいか。
だがドラマはまだ続きがあった。
置き竿の仕掛けを回収しようとしたら、何かが掛かっていたのだ。
これでさっき逃がしたマゴチが掛かっていたら心からバンザイな展開だったのだが、世の中そうはうまくいかない。釣れたのはよくイワシにアタックしたなと褒めてあげたくなるようなサイズのメバルさん。あー、微妙。でもまあ、いいか。
メバルもうれしいんだけれど、やっぱりマゴチが釣りたかったよ。
すぐに再挑戦が決定!
このようにアオリイカを初めて釣った喜びよりも、マゴチを逃がした悲しみの方が何倍も大きいという尻つぼみな釣りが無事終了。無事なのかこれ。
船宿に水が用意してあるのがうれしい。氷とよく冷えた缶ジュースももらえるよ。
それにしてもイワシ泳がせライトタックル五目はロマンがあっておもしろいな。なんだか今日は一緒に釣りをしたみんなも釣り足りないような感じだったので(事実、何人かは「アフター」とかいって防波堤へアナゴを釣りにいった)、次回は私が幹事となって、もう一度、いやマゴチを釣るまで何度でも、今度はイワシの泳がせをメインに再戦することが決定したのだった。
次こそは絶対釣れる気がするんだよね。っていうのは毎回いっている気がするね。
家に帰ってクーラーを開けるまで存在を忘れていたマトウダイと、アオリイカの刺身。すごくうまいんだけれど、やっぱりマゴチが食べたかったな。