個人的ドラフトボード2023
未練杯も終わったので私のドラフトボードを公開します。パンサーズ目線が基本なので見ているポジションに偏りあり。なお基準は「そのポジションにニーズがあればその順位で獲っても高すぎることはない」なので、Top5評価が6人いたりしますw
Top 5
QB C.J. Stroud, Ohio State
十分なサイズと肩がある。
ラッシュへの読みと対処は理想的とは言えないが、抜ければゲインできる足はある。
硬軟のパスを投げ分けできる。
走りながらレシーバーを探して正確なパスを通せる。
バローやローレンスのレベルかというと何とも言えないが、今年1巡1位で獲るなら彼しかいない、はずなのだが。
DT Jalen Carte, Georgia
巨大ではないが、ダブルチームの間を割ってプレッシャーをかけられる。
1対1でも強いが、強いて言えばブルラッシュはイマイチで、正面に置かれると動けないこともある。
キャラクターその他の理由でスリップの可能性もあるが、能力だけならTop 5。
DE Myles Murphy, Clemson
サイズがあって突破力がある。
スピードは然程ないが、頻度は少ないながらも外を回ってサックを奪うこともできる。
オプションへの対応は中途半端。
未練杯の感想戦でも書きましたが、こういうDE大好きなんですが、私の評価ほど活躍しないこともしばしば。
OLB Will Anderson, Alabama
アンダーサイズだがブルもペネトレイトもでき、押し込まれない強さもある。
一方で外を捲るスピードには欠ける。
プロでこのプレースタイルが通用するか、Boom or Bustかもしれない。
242lbsで270lbsのようにプレーするEdge。当たればVon Millerだが、当たるかどうかは少々懐疑的だったりします。
DE Tyree Wilson, Texas Tech
上背があって腕も長く、容易にコントロールされない。
体重もあるがスピードもあり、ボールキャリアに後から追いつける。
3ポイントでのプレーが少ない以外、欠点は見当たらないが、パスラッシュのバリエーションが少ないと言われればそうかもしれない。
OT Broderick Jones, Georgia
動きがスムーズでプルアウトなどでも力を発揮する。
プレーの理解がよいのか守備がよく見えているのかその両方か、間違った動きをすることがほとんどない。
パワーは圧倒的ではないが、常に正しいアングルでブロックする。
私の眼には過去5年で最高のLTに見えるのですが、どうなんでしょう。
Top 10
QB Will Levis, Kentucky
理想的なガタイと強肩を持つ。
自分のタイミングで投げられるときの精度は高いが、プレーが崩れると落ちる。
走力もあるがスクランブルの判断はよくない。
空いているレシーバーを見落とす、守備が見えてないようなINTをする。
全体9位なら外れるリスクを承知で、伸びシロ込みでヤングよりこちらを推す、だったがインタビューの評判が悪く2巡まで落ちる可能性もあるとかないとか。
マヨネーズ嫌いとしてはコーヒーにマヨを入れる狂った味覚も評価を下げるポイント。
QB Bryce Young, Alabama
Tuaの時も思ったが、アラバマにはプロのQBを育てる土壌がないことがよくわかる。ヒッチのパスを何十回通しても、そこからRACで何ヤード稼いでも、そんなのはQBの評価にはならんのですよ。
パスはしばしば雑だし、脚力はあっても走る判断はよくない。
アンダーサイズで強肩でもない。
トレード前に9位で残ってたら仕方なく獲ってもいいか、くらいに思っていたが、正直タレントレベルで見ればTop 10とは思えない。
ドラフト前の私の評価では、Tua以上Kenny Pickett以下。
WR Jaxon Smith-Njigba, Ohio State
サイズは普通だがスピードがあってセパレートできて競り合いにも強い。
いきなりエース格になるポテンシャルは十分か。
OT Paris Johnson, Ohio State
圧倒的ではないがバランスのよいブロッカー。
足が速いのかダウンフィールドに出る動きがスムーズ。
スタンツへの反応が良く自分のエリアに入ってきたパスラッシャーをスルーしない。
パスラッシャーを正面に置けずにホールディング気味に回ってしまうことがままあり。
CB Christian Gonzalez, Oregon
ボールが飛んでこないのは良いCBの証。
レシーバーとの距離感の取り方が上手いように思える。
ラン守備はあまり期待できないかも。
1巡中位
QB Anthony Richardson, Florida
大型で強肩。
硬軟の投げ分けはできない。
パスの正確性には難。
サイズ、パワー、スピード、パス力、すべてにおいて量産型ニュートン、だと思っていたが、身体能力はニュートン以上の面もあったりするのがどう評価されるか。
TE Dalton Kincaid, Utah
スピードがあってレシーブも上手い。
レシービングTEとしてはフィジカルも悪くない。
ランブロックはそれなりか。
Top10で指名する勇気は、さすがにないが・・・
DT Bryan Bresee, Clemson
長身のDT。
ハマるとビッグプレーもあるが、それ以外はまあまあ大人しい。
突破力があるのかプレーと関係ない所に突っ込んでいるのか、避けられているのかは分からない。
OLB BJ Ojulari, LSU
スピードがあって動きにキレがある。
サイズの割に弱さは感じない。
つべこべ言わずにラッシュに専念させれば、結構早くから活躍できるのでは。
WR Jordan Addison, USC
フリーになる術を知っている、ように見える選手。
爆発力があり、リバースなどでも使える。
軽量が懸念されるので1巡上位は厳しいかもしれないが、No.2レシーバーとしてならプロでも一定の活躍は期待できる。
怪我のリスクを除けばセーフピックかもしれない。
NFL Comparison:Calvin Ridley
WR Quentin Johnston, Texas Christian
長身だがまずまずのスピードがある。
フリーになれずに苦しむおそれもあるようなないような。
困ったら投げておけレベルになるにはもう一段の成長が必要か。
CB Devon Witherspoon, Illinois
サイズがあってフィジカル。
カレッジレベルでもパスを投げられることが多いのは懸念材料。
絶妙の間合いでパスカットしているが、レシーバーの背中に手がかかることがあるのが気になる。
ラン守備への意識も高いが、たまにオーバーパシュートするのはご愛敬か。
1巡下位
TE Luke Musgrave, Oregon State
長身、細身でレシーブが上手い、ちょっとグレッグ・オルセンっぽいTE。
オープンになる技術は未知数。
ブロックはそれなり。
TE Darnell Washington, Gerorgia
とにかくデカいブロッカー。だが技術的には未熟でブロック力は現状Mayerの方が上か。
レシーブも上手いがスピードはそこそこ。
原石として育てたくもなるが、プロで目立つスタッツを残すのは難しいかもしれない。
DT Mazi Smith, Michigan
動けるスペースイーター。
押せないが押されない。
ペネトレイトはできないが横の動きは俊敏で、LOSで仕留めるタイプ。
システムを選びそうだが面白い存在。
DT Siaki Ika, Baylor
体形の割に俊敏で一歩目が早く、突破力もある。
ダブルチームに押されない強さもあるが、課題はスタミナか。
2ダウンプレーヤーなので指名は1巡中位以降になりそう。
DT Calijah Kancey, Pittsburgh
小柄ながら鋭くペネトレイトしてラインを破壊する。
足もよく動く。
アーロン・ドナルドと比べるのは酷でも、彼の存在が周囲を生かす可能性も考えれば、1巡指名も悪くないかもしれない。
DL Adetomiwa Adebawore, Northwestern
なんか動きがドタドタしている。
パワーはありそうだがDEの動きではなく、一方でDTには軽い。
3-4DEかパスシチュエーションでの4メンDTに使いどころが限定されるような。
DE Lukas Van Ness, Iowa
普通のDL。
色々なポジションにセットできるのはよく、穴も少なそうだが、インパクトには欠ける。
せいぜいがソリッドなスターターレベルと思われ、最高でも1巡下位か。
OLB Nolan Smith, Georgia
さすがにサイズ不足だよね、かと言って外捲り特化のプレースタイルでもない。
このタイプはカレッジとプロで全く違う使われ方をして大成功する場合もあるので全く未来の予測ができない。
目指せMicah Parsons。
WR Zay Flowers, Boston College
ランブロックを真面目にやる姿には好感。
圧倒的な強みはないが目に見える弱点もなく、3rdダウンで頼れるターゲットに育ちそうな雰囲気。
1巡にはスケールが物足りないが、2巡で取れたらおいしい、そんな選手。
RB Bijan Robinson, Texas
特別大きくも速くもないが、ボディバランスがよく横に動け、タックルを外すのも上手い。
細かく抜けるステップワークがあるので、OLの強いチームに行けば早くから活躍できるかも。
NFL Comparison:Myles Sanders
OT Anton Harrison, Oklahoma
カレッジでは左利きQBチームのLT。
パスプロはまあまあでフットワークも悪くない。
ランでは微妙に相手の芯を外してブロックが不完全になっているような。
RTでもLTでも両方ニーズのチームが1巡下位で獲るなら十分ありではないでしょうか。
OT Dawand Jones, Ohio State
巨大なOT。
ランブロックがしっかりしており、サイズの割にフットワークも悪くない。
パスプロでは腕を伸ばしてパンチができず、懐に入られることが多い。
伸びシロはあるがRT専であること、巨大すぎて怪我の不安があることから、1巡指名はリスクかも。
OT Peter Skoronski, Northwestern
対面へのランブロックは強く丁寧。パスプロのフットワークは要改善で、ブルラッシュにやられることも。
ダウンフィールドでは頭を下げ過ぎて左右の動きがままならないことあり。
OTもできそうだがGの方が適正が高いかも。
2巡以下
TE Michael Mayer, Notre Dame
サイズがあってランブロックは強力だが、足が遅そうでレシーバーとしては期待薄。
コンバインで40ヤード4秒5で走ったら評価を考え直す、、、だったがやっぱり4秒7だった。
DE Keion White, Georgia Tech
サイズがあって身体能力が高そうだが、技術的にはかなり未熟っぽい。
年齢も考慮すれば1巡指名はリスキー。
OG O'Cyrus Torrence, Florida
最初にジョージア戦を見てしまったのがよくないか、さすがにJalen Carter相手では荷が重い。
必死さは感じるが身体能力がついてこない。
パワー不足ならクイックネスやアジリティで何とかしたいが、そちらも正直大したことはない。
現代NFLのGのタイプではない気がするが、はたして。
S Brian Branch, Alabama
なんか普通な感じ?
悪いところもないが特に良くもなく、1巡と言われるとどうかというところ。
LBを1枚抜いて3Sにしたニッケル向きの選手ではあるのだろうけど。
以上です。評価に異論は多々あると思いますが、こんな見方もあるということで。