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タロット占い師のMちゃん

実は、私がパニック発作を起こした時に一緒にいたのがMちゃんでした。

私より2〜3歳ほど年上の女性でしたが、この女性との出会いは小説でも書けないほどの不思議な出会いでした。

その頃、私は21歳、付き合っていた彼女は20歳、後輩の幼なじみRは19歳。いつも3人で遊んでいました。

そして、幼なじみのRが車の免許を合宿所に泊まり込みで取得するといった、数週間ほど地方に行きました。

そして、数週間後に、小柄な女性を引き連れて東京に戻ってきました。

そして、私と彼女に『俺の彼女』と紹介してくれました。

それから僅か数日後には、彼女が大阪から東京に上京して、幼なじみと同棲する事になりました。

ある日の事でした、彼女は『実はタロット占いが趣味なの』と言い出した。

『良かったらタロットで1人ずつ占うよ。』

まず幼なじみのR、私の彼女、最後に私でした。

Rと彼女は、凄い当たっている!と驚愕し、早く受けてみなよー!と2人から言われました。

そして、人生で初めてのタロット占いをしました。 凄く簡単に終わりまして、平凡なアドバイスで終わりました。

『あれ?俺は平凡なのかな?』

するとMちゃんは、ペンで紙にサラサラと何かを書いてあるのです!?

そして、人差し指でシー!というジェスチャーをして、私に紙を渡して小さな声で『読んで!』と言いました。

そこに書かれていた文字にビックリしました!

『私はあなたに呼ばれて、この場所に来たのかも知れない。』

そして、真剣な表情で、そして小さな声で私に言いました。

『どこかで2人で会える時間をつくって!』

私は、何か得体の知れない恐怖、そして心臓がドキドキして、動揺を隠しきれないまま硬直してました。

つづく。




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ヒョウガ
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