2024.12.21 日記/生活

生活能力が乏しい。
米は炊飯器が炊いてくれるし、料理がいっさいできないわけではないのだが、生活の中に組み込めない。一人暮らし始めたての社会人一年目18、19歳、自炊して弁当まで作っていたころの習慣が遠くにあり、これが堕落である。洗濯だけはきちんとしているのは、外に出て普通の人間のふりをするためだ。

先日、電気が止まった。以前は口座引き落としで支払いを済ませていたのだが、引越しをして以降、引落口座の登録も振込票支払いも、日々にかまけて忘れていた。こういったことは初めてではなく、広島に居たころも、覚えている限りで2回はあった。どう考えても早く対処してしまえばいいのにそうはせず、再送電してもらうための手続きだけが上手くなる。電力の自由化とか言っているせいで情報にアクセスしづらく、東京の再送電手続きはめんどくさい、という知識は無くて済む方がいい。電気が止まると給湯機の電源が入らないため、ガスは無事でも冷たい水でシャンプーをする羽目になる、それに耐え得る心身の強さなんかも別に無くたっていいのだ。普通に生きていけるのであれば。

駅のホームで「良いお年を」とあいさつする二人組を見かけた。私の元にも年の瀬がやってくる。ちょうど二年前の上京しかり、悪足掻きのような日々だ。

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