レトルト殺菌装置(高温高圧調理殺菌装置)の年次性能検査を受けました!(9回目)
Vol.545
果物を切ったり搾ったり。
農産加工を通して幸せな世界づくりを
目指してます😁
いきなりですが、食品の中には常温で長期間
保存して販売のできる物がありますが
どうして常温で大丈夫なんですか⁉️
たしかに、世の中には冷蔵や冷凍で保存して
販売しなくてはならないものが多いのですが
デコレーションケーキなどは冷やしてないと
生クリームが溶けたり、乳製品が多いので
傷みやすいということがあります。
なので、冷凍して保存しようとすると
果物が冷凍して解凍した時に果汁が出てきて
生クリームの色を悪くしてしまうなど
色々な理由があって、現在の各食品の保存や
販売形態が確立されているわけですが
今回はカレーやパスタソースなど
『レトルト食品』と言われる
食品を殺菌する装置
レトルト殺菌装置(そのまんま。笑)
結構デカいんですよ。笑
(5m✖️2m高さ3.5mくらい)
今日はその装置に義務付けられている
年次性能検査を受けました😁
※ステップゼロ0
まず、この装置は最初に
設置する時に労働局の検査が
必須です❗️❗️
理由は適当に管理して稼働させたら
人の生死に関わる事故が発生する
危険も伴った装置だからです。
中古で導入した僕たちも
この装置が作られた1990年頃からの
分厚い資料を引き継いで登録。
などがあっての年次検査です。
それではここからステップ1
・管轄の検査機関に申込書を送る
ひょっとこ堂の有するレトルトの管轄は
一般社団法人日本ボイラ協会さん
こちらに希望日時や支払い条件などを記載して
FAXで送ります。
でも、この希望日は
僕たちだけではきめまれません❗️
実はこの年次検査を行うのはボイラー協会ですが
その前に点検整備を行う業者さんが
整備を行うことが必須なのです。
ということで
ステップ2
・整備ができる事業者さんに
依頼をする❗️
というか、これが最初かもしれません。笑
実際のボイラー協会さんの検査の
前日にレトルトの整備を行なわなくてはならないから。
『整備業者さん』と『ボイラ協会さん』
両方の都合があう日取りで申請を
しなくてはなりません😁
段取り、申し込みができたら
あとは当日を迎える。
ステップ3
・前日のレトルト整備
これはレトルト装置の部品や
フタを取り外したりして
タンクの内部などの破損などが無いかを
ボイラ協会の検査員さんが確認出来る様に
パーツを外して整備と点検をしてくださるのです。
このようにタンクの内部の
パーツが取り外されて
安全弁や圧力計も外されます。
※ちなみに今回は月曜日の検査となったので
この整備点検は前稼働日となる
土曜日に実施して頂きました。
ステップ4
・検査当日
日取りと共に時間も調整して決定されます。
検査員さんも何件か回られたり移動距離もあるので
ちゃんと時間決めます。
本日は10時からでした😁
まず点検整備の事業者さんが再度来てくださり
それからボイラー協会の検査員さんが来られました。
まずは自主点検の記録や
その他の書類を確認されます。
その後、実際のレトルト殺菌装置を
検査されます。
⬆️の写真は安全弁を分解して
入念にチェック❗️
このタンクやフタに亀裂や摩耗があると
高音のお湯が爆発して飛び出る恐れがあるので
本当に入念にチェックしてくださります。
検査の報告書が後日送られてきます。
その為の写真も撮影されます。
こうして無事に検査終了😁
毎年だいたい11月のこの時期に
実施して頂いてます😁
馴染みのあるのが
車でいう車検のようなもので
毎年検査を受けて認証を貰います。
このステッカーも検査の証として
操作盤に貼り付けてます😁
ボイラ協会さんの検査料金は23,650円。
この金額とは別に整備点検の事業者さんへ
整備点検の料金をお支払いします。
整備点検料金は
請求書が届いてのお楽しみ😊笑
食品の賞味期限を長くしてくれる
魔法のような機械、レトルト殺菌装置。
日持ちも長くなるスペシャルな機械ですが
導入のコストも1千万円越えですし
こうやって年間の検査や重油などの
コストがかかります😊
なので、本当に僕が思うのは
『たまーに使用する時だけ
借りて使うのが1番良い。笑』
つまり、委託製造などで
使用するのが1番良いですよ❣️
僕はみんなの夢を叶える加工をするために
絶対必要な設備だと思って導入しました❗️
でも、マジで金額は簡単では無いから
導入は相当製造量の実績が無い限り
僕はおすすめしません。
じゃあどーしたら良いの⁉️笑
レトルトが使いたい
レトルトで商品製造したい
その時は…
うちの使ってください😁笑
それでほ今日はここまで。
また明日お会いしましょう😊
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