ひょうたんじま’24 9月(三陸地おこの報告)
9月は何といっても大槌まつり。その他にもいろいろ。
いつもと変わらないですね。写真多めです。長いです。
1.台風のばかやろう!
8月31日(土)~9月1日(日)
この週末は、地元の知り合い4人組が大槌を訪れる予定でした。4人は自分が取得している国家資格キャリアコンサルタント仲間で、受験のための講座からの付き合い。私が大槌で活動している様子をSNSで見かけて、旅行を計画してくれたのです。きっかけは、私が出演した三陸ブロードネットの放送でした。
日程は8月31日から9月1日の1泊2日。ちょうど地域のイベントもなく、旬の味覚もない少し寂しい時期ではありましたが、皆の休みが合うのはこの日だけということで、藤原民宿に予約を入れ、新花巻駅にはいぶし銀のマイカーで出向う計画でした。
東京から新花巻までの新幹線チケットは、えきねっとで割引料金で購入できますが、4人はそのことを知らなかったので、私が代わりに手配することに。しかし、久しぶりにえきねっとを利用したため、操作に戸惑い、往路の割引チケット購入に失敗したり、なかなか大変でした。
そして、当日が近づくと、台風10号が日本列島を直撃する恐れが。出発地の静岡でも大雨が降り、状況は刻々と変化。結局、復路で立ち往生する可能性が高くなったため、残念ながら旅行を中止せざるを得なくなりました。
4人もとても楽しみにしていたようで、出発をギリギリまで粘っていて、中止が決まった際は、とても残念がっていました。
こちらも準備していただけに・・・台風のばかやろーーーーーーー!!
2.岩手大槌まつり
いよいよ9月20日~22日開催の「岩手大槌まつり」のおまつりマンツ。
業務もてんこ盛り。
(1)小鎚川草刈り
9月8日(日)
祭り前のイベント、川渡御(水垢離)場所となる小鎚川周辺の草刈り。
前日から草刈りを行ってくれた有志がいたため、当日はいつもより早く10時には終了することができた。
(2)出店者最終案内
9月12日(木)
大槌まつりを盛り上げる露店出店事業者へ最終案内。
出店事業者も高齢化の波はあるようで、今だFAX主流の事業者もあり、最終案内もメールでポチッというわけにいかず、メール、FAX、紙ベースは電話でアポなど、結構手間がかかったりします。
(3)テーブルセット・曳舟看板搬出作業
9月17日(火)
大槌まつりの会場準備。
今年は出店エリアにテーブルセットを設置して、滞留時間を長くしてくつろいでいただこうと計画。保管場所の浪板ヴィレッジから搬出。
曳舟の看板は旧金澤保育園に保管。箱キャンで取りに。
この日からお試し地おこで来てくれているT君がお手伝いしてくれたおかげで、スムーズに作業進行。
夕方、末広公園にポスター掲示。
この日から日曜日までの短い間でしたが、ほんとに助かりました。
(4)交通標識受領・草刈り
9月18日(水)
午前中、出店エリアの歩行者天国用の交通標識を受取りに釜石警察へ。
午後は、臨時駐車場となる空地の草刈りをT君と実施。
思ったより草が多く、日暮れギリギリまでの作業なりました。
(5)曳舟用竹の切り出し・草刈り(残り)
9月19日(木)
この日は曳舟祭りで船に飾るフライ旗を取り付けるための竹の切出しで朝早くからの作業。年々、竹の確保に苦慮しており、今回はとうとう大槌町を出て、山田町の大浦へ。また、そこだけでは足りず、小鎚の生井沢へ。
昨年切りすぎた反省から今年は去年の2/3ほどにしたものの80本もの竹を切りだし、会場となる魚市場へ搬入しました。
その後は、各船が希望する竹を分別し、分かるようにまとめて名札付けをしました。
その後は、刈り残しのあった臨時駐車場の草刈りを行いました。
(6)曳舟看板設置・出店エリアバミリ・ホコ天準備
9月20日(金)
神輿渡御を明日に控え、曳舟会場の看板設置や出店エリアのバミリ作業を行いました。
<大槌稲荷神社宵宮祭>
夕方には大槌稲荷神社宵宮祭に向けて、郷土芸能団体の山車が動き出し、町の至る所でお囃子や掛け声が聞かれました。
宵宮祭では、郷土芸能団体が順々に奉納舞いを行い、盛り上がっていました。
(7)大槌稲荷神社神輿渡御(誘導員)
9月21日(土)
本降りの雨の中の神輿渡御。まず、雨対策に失敗。9月半ばの残暑残る時期だけに、それほど冷たい雨は降らないだろう・・・
トレッキング用ヤッケに短パンスパッツ。そんな安直な考えが、自分への最大の悲劇へ・・・
寒い。寒いなんてもんじゃない。やばい、凍える。
大槌稲荷神社を出発し、魚市場に到着する頃には、全身びしょぬれ。
寒い以外に言葉が出ない。
魚市場のプレハブ倉庫で暖を取らせてもらい、なんとかおしゃっちまでたどり着き、会議室の暖房で小一時間、多少の精気を取り戻し後半戦へ。
イヤモニの声におびえながらも大ケ口~八幡に着いた頃には、異常な手の震えの中での車両誘導でした。
沢山に着くころには雨が弱まったため、多少の精気を取り戻し、ラスト安渡のファミマまで命尽きることなくなんとか到着。
<小鎚神社宵宮祭>
役場での解散後、さすがに小鎚神社の宵宮祭を観に行く気力はなく、久しぶりに湯船に浸かりました。
(8)小槌神社神輿渡御(本部対応)
9月22日(日)
22日も代わらずの雨。この日は本部付けとして出店エリアも見て回りました。露天商組合はこういう状況に慣れており、晴天時と変わらずといった様子。一般事業者の出店エリアついては、出店数が思ったほど伸びず10店舗で、空いたエリアを活かすため、当初テーブル席を設置する予定でしたが、雨のためできなくなってしまい、更に2事業者が雨を理由に引き上げてしまい。エリアに穴が開いてしまいました。
出店条件に記載していなかったにせよ、自己判断で出店取りやめされると、他の事業者にも間接的に迷惑が掛かるため、来年度は募集条件に自己判断での出店取りやめはNGにし、守れない場合は次年度出店を受け付けない等のペナルティーを設けるなど対応しよう思っています。
それでも出店された事業者には、雨の中、頑張っていただきました。
今回、秋田の横手からわざわざ出店しに来てくれた横手焼きそばさんは、雨のイベントの経験からあきらめていたそうですが、思った以上にお客さんが来てくれたそうで、とても喜んでくれ、来年も来たいと言っていただきました。
大槌まつり自体は、町の神社のお祭りで、住民のお祭りですが、こういったところで関係人口、交流人口が増えていくのだと実感しました。
(9)各種片付け(竹の処理作業・資機材片付け・交通標識返却)
9月24日(火)
お祭りの準備があるならば、片付けもあるわけで、この日は曳舟祭りで使用した竹の処理作業を行いました。
竹を半分にカットし、トラックに積載。昨年に比べ竹の量も少ないこともあり、予定より早く終了することができました。
その後は、資機材の片づけをしていた別動隊に加わり片付け作業。
夕方、釜石警察署までお借りした歩行者天国の交通標識を返却し、トラックを役場に返却して退散。
3.阪急交通ツアー対応
9月24日(火)
まつりの片付けがひと段落した午後は、阪急交通ツアーの三鉄列車の旅の観光客を大槌駅でおもてなしするため大槌駅に。マルエイ商店からお振舞いする鮭最中を入手し、駅のホームでやってくる電車を待ち受け、停車の間に鮭最中をお振舞いし、鮭にまつわる話を数分間。その後は電車を見えなくなるまで手を振って見送り。
乗客の皆さんの笑顔が見れたので、たぶん成功したでしょう。
4.かがり火の舞(最終日)
9月14日(土)
かがり火の舞「浪板大神楽保存会・上亰鹿子踊保存会」
三陸大槌町「郷土芸能かがり火の舞2024」も最終日となりました。
2021年から始まったかがり火の舞も4年目を迎え、運営側もノウハウを蓄積し、会場設営にも慣れてきましたが、出演団体も当初に比べ、奉納舞いからさらに観客への魅せる演舞に変化しているように思います。
大槌町の郷土芸能をより多くの人に知ってもらう観光ツールとして協会としても動いていますが、何より郷土芸能を披露する機会をたくさん作ることによって、各芸能団体のレベルアップ、そして継承につながると考えています。
来年も続くであろうかがり火の舞。ぜひ、多くの方に見ていただきたいと思います。
5.合宿補助事務
9月25日(水)ほか
年度途中から請け負った合宿補助事務。
大槌町内の宿泊施設に合宿や教育旅行等で訪れた団体を対象に宿泊補助や交通費支援金を出すもので、実際は大会のために大槌町に泊まるという団体が多いのですが、事業3年目となるとリピート団体もいくつかあり、当初の予算を超過したため、補正をしてもらい、現在はその補正の半分を消化しているところです。
6.藻場再生活動
9月 7日(土)【第10回】
『小久保海岸:モニタリング調査ほか』
①コドラートの枠取り調査を実施
②エリアのモニタリング調査
※PR動画撮影(カメラマン同席)
9月13日(金)【第11回】
『弁天エリア土嚢設置』
①石材店で土嚢の用意
②弁天島へ移動
③船に乗り換え土壌の設置ポイントへ移動
④潜水して土嚢を設置
9月16日(月)【第12回】
『野島エリア:ボルト設置及び定点モニタリング』
①1㎡のコドラートを用いて正確に設置場所を決めます
②黄色く塗ったボルトを粘土を使って接着
③見やすくなるようにピンクの紐を付けます
④洗濯ばさみで支えます
9月28日(土)【第13回】
『弁天島エリア:モニタリング調査及びスポアバック設置』
①弁天島付近に潜水モニタリング調査
②設置済みボルトにコンブを入れたスポアバックを設置
7.海水浴場(海開き)事務
(1)海水浴場完了報告書作成
9月13日(金)
今年は浪板海岸海水浴場が中止になった関係で吉里吉里海岸海水浴場のみの報告書作成となりました。
ベースは昨年できていたこともあり、記録写真の選定にてこずりましたが無事作成、提出できました。
(2)海水浴場アンケート集計
9月26日(木)・27日(金)
ブルーツーリズムを進める中、吉里吉里海岸のブルーフラッグ認証取得の取組みとして、海開き期間中に300を超えるアンケートを海水浴場の運営を委託した団体にお願いし取ったのですが、その集計は協会の方でやらなければならず、助っ人T君のサポートを受け、全部の集計が終わったと思ったら…
T君のやった部分と自分のやった部分が被ってる…
悲しきやり直し… T君ががんばってくれたのに申し訳ない…
(3)アンケート集計リベンジ
9月30日(日)
悲しきやり直しの集計作業。後述の能登支援に加わるために、時間との闘い。
本とはGoogleフォームか何かに作り込んで置いて登録できればよかったですが、そんな前準備する暇もなく、古典的な手作業で頑張り、なんとか夕方終了。
結果をメール送付して、とりあえずの任務終了。つぎの準備へ。
8.能登遠征
9月30日(日)~10月3日(水)
能登支援@輪島市町野町ひろえ歯科
㈱MOMIJIのメンバーが活動を続けている能登支援に加えていただき、2日間だけボランティアに行かせてもらいました。
金曜日の夜、突如SNSで能登支援出発の投稿があり、日曜出発の第2陣への参加者募集のおしらせが。
正月の能登地震からずっと気になっていたものの、なかなか1人行くにはハードルが高くあきらめていたのですが、ちょうど水曜日まで急ぎの仕事がないことを確認。この機会を逃すべからず。
問合せしてメンバーに入れてもらうことに。ただ、参加すには前述のアンケート集計は終わらせておかなければ。。。
必死に片付け、急いで出発の準備。
能登へ行くにあたり、その準備に2016年の台風の災害で岩泉町や宮古市へボランティアに言った経験が参考になりました。
29日㈰20時、MOMIJIの駐車場から3人で出発。途中交代しながら11時間かけて石川県輪島市町野町へ。
私たちが作業をしたのは、町の歯医者さんであるひろえ歯科。正月の地震で、母屋が被災し解体。そのあとに新しい歯医者の診療所を建設中に豪雨に見舞われ、床上浸水2m。
床下には重い泥がたまり、除去して洗浄が必要ということで作業を。第一陣が重い泥は回収してくれていたため、自分たちは汚れた床下を洗浄し、その時出た泥水を、塵取りを使ってひたすら回収作業を担当。1日目はこの作業で終わりました。
2日目は、私たちが洗浄班になって床下へ。2人が洗浄、自分がバキュームを使って水と泥を回収。時間はあっという間に過ぎ、担当エリア全部までは作業が終了できず無念…
それでも奥の1エリアはなんとかきれいにでき、歯科のご夫婦もとても喜んでくれた。とにかく、町野町地区は、ボランティアんお受け入れ態勢が遅れていて、現在は大槌では知らているNPOのカタリバが受入れ事務局として活動を始めてくれている。ただ、輪島地域では全く認知されていないため、社協や地域団体との協力体制構築が難関で、思うように進まない課題がある。
今後、受け入れ体制が構築されると思うので、その際にチャンスがあるならぜひ、ボランティアに参加してほしい。
まだまだ、いくらでも人手がほしい段階なのでぜひお願いしたい。
自分もチャンスがあればまた出向きたい。
◎災害ボランティアセンター「まちなじボラセン」 ↓↓↓下記より
以上
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おおつちにくるっぺし!!
藻場再生活動
9月7日(土)
9月13日(金)
9月16日(月)