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ひょうたんじま’24 10月(三陸地おこの活動報告)

町のビッグイベント「岩手大槌まつり」が終了し、協会が主体となって動くイベントはひと段落したが、10月もいろんなイベントが開催され、協会で関わるものから個人で関わるものまでいろいろと活動した。
特に、産業まつりでは昨年に続き、3回目のふるヤキソバ(富士宮やきそば)出店があり、せわしない1か月を過ごした。
*写真は「薪まつり」で焼いた特製手作りピザ(MOMIJI㈱の大槌鹿のコク旨シチュー入り)



1.野営地利用(みちのく潮風トレイル)

今年4月からの実証実験を経て、7月に本格的にスタートし始めた「みちのく潮風トレイル大槌駅前野営地」も10月末現在で、延べ15名のハイカーに利用いただいている。そのうち、5名は国外の方で、イギリス、オーストラリア、ドイツと多国籍。
あまり宣伝はしていないこの野営地、7月に協会SNSに利用案内を掲載し、みちのく潮風トレイルのグループにもシェアしたところ、英語版のコミュニティグループにもシェアしてくれた方がいて、その情報を見て、野営地利用の予約をしてくれるハイカーもいて助かっている。
また、先日GoogleMap にも情報を掲載したところ、その情報から11月も利用予定の方もいる。
これから寒くなってくるので、ひと段落しそうだが、いつでも利用できるように管理していく。

10月4日(金)〜6日(月) ー2名利用ー
一人は東京からの女性で、この野営地を拠点にセクションハイクを行い2泊。道向かいの○○横丁の居酒屋で地元民との交流もできたようで、この場所に野営地を設置した効果が出始めていることに、手ごたえを感じている。
もう1人は、長野県からやってきた男性で、八戸からスタートしたスルーハイク13日目に大槌駅に来て、当日予約で1泊野営地を利用した。この日は「かがり火の舞」特別公演があったので、紹介したところ観に来てくれ、とても感動してくれ、良い機会をいただいたと頭を下げられた。ありがたい。
現在、トレイルルートを利用した「駅からハイキング」のコースを設定しているため、駅ハイアプリにエントリーしてもらい、その特典である「ますと乃湯無料入湯券」券を配付した。
この無料券、ハイカーにとても喜ばれている。

このような形で野営

10月18日(金)~19日(土) ー1名利用ー
実証実験段階から利用いただいたベテランハイカーが今年3回目の利用。道向かいの○○横丁に行きつけのお店ができた模様。こういう地元民との交流も楽しめる野営地。地元の活性化に少しでも貢献してくれることを願う。

夕方挨拶に行ったときにはもぬけの殻。すでに行きつけのお店に行っていたようです。

10月27日(日)~28日(月) ー1名利用ー
10月22日(火)に突然英語のメールが届く。メール内の翻訳で野営地を予約したい旨の連絡を確認。ドイツの方だ。なるべくわかりやすいように返信メールの文章を考える。MSのCopilotで翻訳してもらう。自分でもわかるかチェックし、行をそろえて返信。何度かのやり取りで利用予約を完了。このハイカーも八戸からスルーハイクで相馬を目指している。英語版トレイルコミュニティサイトで、先に野営地に泊まったオーストラリアの方の投稿を見て知ったようだ。
当日、英語版の観光ガイドを手に野営地へ。以前購入していたポケトークをいよいよ利用する時が。
この日はいす1グランプリが開催しており、早めについたハイカーは、キッチンカーでいくつかの食べ物を購入して楽しんだよう。
ポケトークを使用したぎこちないやり取りをしながらも、最低限のコミュニケーションは取ることができた。
城山公園が山城であったこと、四阿(あずまや)からの眺めがよいことなどを説明したところ、次の朝、早速登ったようで、その眺めにとても感動したというメールをもらった。
また、駅前のこの野営地は、他のハイカーたちにもきっと好評になると太鼓判をいただく。素直に嬉しい。

記念に1枚撮らせていただいた
テントも何かかっこういい

一応、野営地の紹介も入れておく。

■ みちのく潮風トレイル大槌駅前ハイカー野営地 ■

野営地は駅からすぐ近くの好立地
野営地は小テントが数個設置できる程度
日本語案内板
英語案内板

2.かがり火の舞 特別公演

10月5日(土)
雁舞道七福神・吉里吉里大神楽&中野七頭舞保存会
三陸オオツチ未来芸術祭(三陸国際芸術祭)の中の行事の一つとして、「かがり火の舞」特別公演を開催。
外国人招待者や次の日に演舞を行う団体のメンバーなどが観客となり、町内から雁舞道七福神、吉里吉里大神楽が演舞を行い、その後、少しの間、観客への演舞体験、記念撮影を行った。最後に次の日の舞台で演舞することになっている中野七頭舞保存会がデモンストレーションを行った。
自分はかがり火の管理を担当。
会場内は、郷土芸能好きとあって、濃い時間が流れていた。

雁舞道七福神
浪板大神楽
中野七頭舞保存会(岩泉町)


3.三陸オオツチ未来芸能祭(三陸国際芸能祭)

10月6日(日)
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★三陸国際芸能祭★
三陸国際芸術祭は、東⽇本⼤震災を機に三陸沿岸地域を訪れたアーティストと郷⼟芸能の出会いから2014年に始まりました。青森県八戸市から岩手県陸前高田市まで太平洋に面する全長600㎞以上を舞台に、芸能の宝庫である三陸の魅⼒を国内外に伝えながら、アジアを中⼼とした世界の芸能や現代アーティストとの交流により、持続可能な「創造的復興」の実現を目指す芸術祭。
**********************************このイベントが今回御社地公園で行われ、協会が会場設営等でサポートすることになり、5日(土)の前準備、6日(日)当日準備・撤収作業行いました。
イベントでは、沿岸地域の郷土芸能団体が集まり演舞を披露、普段見ることがない他地域の芸能は、それぞれその土地の文化が入っているのか、とても刺激的な演舞でした。

甲地鹿踊(田野畑村)
前田鹿踊(大船渡市)
神楽(ふるさと芸能集団いろは)
大槌虎舞(4団体連合)
乱舞


4.海業・愛南町意見交換会

10月9日(水)
大槌町と同じく海業振興モデル地区に指定されている愛媛県愛南町が視察に大槌町を訪れ、大槌町や町の海業に関わる団体との意見交換会を行った。
自分も観光交流協会として参加、愛南町の関係者と色々な話しをすることができた。実際、愛南町の方が資源が豊富で海業のフェーズが異なるように感じたが、地域連携や行政の部署間の横の連携面では、大槌町規模の自治体の方が連携しやすいと感じた。

意見交換会


5.令和6年「岩手大槌まつり」反省会

10月10日(木)
今年も無事終了したが色々あった「岩手大槌まつり」。
熱も冷めないうちに反省会。
今年は大雨の中の神輿渡御となり、各行事開催判断などで反省点が出た。
また、渡御や門打ちおける警察との事前調整の必要性を認識させられた祭りとなった。
今回の反省会で出たものを実行委員会、郷土芸能団体等で共有し、来年に向けて動いて行ければと思う。

大槌まつり反省会


6.薪まつり@吉里吉里国

10月13日(日)
今年で手伝いは3年目。
恒例となった「ピザ職人」の日。
ピザの生地を伸ばし、トッピングし、できたピザをカットし、梱包する。
この作業を昼間ノンストップで行った。
前の日に次の日の産業まつりの仕込みをやってのこの作業。
終了時には腰が固まってしまった。
(ピザの)師匠はこの後、能登へ向かうとのこと。タフだわ。

焼きたて手作りピザ
数年前に比べて随分でかい身体になったなぁ


7.おおつち産業まつり

2021年のおおつち復活まつりの地おこブースで出店したことがきっかけで、ちーむふるヤキソバが誕生。毎年の恒例行事のようになり、募集案内を見落とした2022年を除き、2023年、2024年とエントリー、3回目の出店となった。

10月12日(土)
産業まつり仕込み
3年前、昨年と過去2回の経験から、当日お手伝いただく4人のうち大槌にいる2人にヘルプをお願いし、仕込みを実施。
今回は250食分を考え、キャベツざく切り、豚肉のボイル、小葱と紅ショウガの準備を。
初回は一人で150食分の仕込みを行い、結果朝の3時まで作業をする羽目に。
2回目の昨年は、勘違いの350食を準備。事務所のきっしーにヘルプしてくれたけど、午後から初めて終了が21時ころ。
そんな経験を踏まえ、今回は3人体制。結果、4時間ほどで準備OK。
各日に経験値は上がっている。

◎初回「2021年おおつち復活まつり」 ↓↓↓

◎2回目「2023年おおつち産業まつり」 ↓↓↓

10月14日(月・祝)
出店「ふるヤキソバ」
当日は、男(闘呼)組が早めに集まり、軽トラへの荷積み、借りた鉄板の錆び取りを行い、いざ会場へ。
セッティングでアクシデント(というか事前に考えとけ)。鉄板の大きく机1台では足りず急遽2台に。また、熱で机が焦げそうということで、アルミ板の買い出しに走る羽目になったが、露店商のMさんが熱対策の鉄板を貸してくれて、問題クリア。無事、消防のチェックもパス。ありがたや。
スタートの9時には準備ができて、幸先良いスタートがきれた。
一回目の調理が終わり、ホットショーケースに陳列した直後に購入に来てくれる客があり、そこから順調に売れていった。今回お手伝いいただいた4人も、調理補助、盛り付け、販売、呼び込みとそれぞれが臨機応変に動いてくれて、スムーズに販売ができた。ありがたいことにひっきりなしにお客が来てくれたおかげで、自分は元より他のメンバーも休憩する暇がなかなか取れなかった。
ただ、今年の出店場所は舞台が正面の方に見えるエリアだったので、調理しながらも、産業まつりの雰囲気は味わえたことが救いだった。
知り合いもたくさん来てくれたおかげで、目標の250食を完売することができた。
来年はもう少し数を減らして、メンバーみんなでまつりの雰囲気を味わえる形にもしたいなと反省。
来年度に向け、自身の職の一つとするためのノウハウがだいぶ蓄積できた機会だった。

ちーむふるヤキソバ
250食完売!


8.安渡地区運動会

今年でお手伝いするのも3年目になった。
初年度、人手の関係か割振られた道具係。震災後の久々の開催とあって、皆あたふたしてるので、率先して動いたのが始まり。
もう専任みたいなものになってしまった。若いころは出場する方がよかったのに、今は皆が楽しん参加しているのを観るのが楽しい。

10月19日(土)
準備
事前に地域の方が道具を出したり、グランドのライン引きはしてくれているので、競技順に道具を確認しながらセッティングをした。
今年は一部で人気となっている恐竜の着ぐるみを使った競技が2種目と、防災訓練を兼ねた防災リレーが新しく種目に加わったのでそちらの準備も。
テントの下準備の後、運動会後の昼食懇親会場の準備で机とイスをセッティング。最後に音響チェックを行いこの日は終了。

10月20日(日)
安渡地区運動会
天気が心配だったが、おかげさまで青空に。
朝、残りの会場準備を済ませ、運動会開始。
思った以上に恐竜の着ぐるみで盛り上がった。
一つ難点は準備。着ぐるみは一人で着るにはハードルが高く、入場ゲート近くにブルーシートを引き、補助をしながらの着替え。時間と人工が必要で、なかなかハードだった。
収穫祭レースは昨今の野菜高騰のあおりを受け、若干こじんまりとした収穫野菜となった。
人を一輪車やリアカーに載せる防災リレーは、安全面を少し心配していたが、出場者皆、器用に扱っていた。何より、接戦となったので会場中が盛り上がった。
綱引きは、どういうわけか町長が入ったチームが勝つというジンクスがこれまた発動。最後の男女・世代別混合リレーと合わせ大いに盛り上がった。
運動会後の昼食懇談会では、女性部の方が豚汁、ゴマごはん、おにぎり、漬物を振舞ってくれ、舌鼓を打った。
参加者は全盛期に比べ少ないものの、都心部ではどんどん消えていくコミュニティイベント。実際、参加すると楽しいもの。
今後も続いていくようにと願う。

恐竜の姿になってDASH!
ボールの受け渡しも一苦労
防災リレーは白熱!
この差がアンカーでは僅差に!?
綱を持つと自然に力が入ります
動いた後はみんなで昼食
いただいた豚汁とゴマごはん

9.藻場再生活動


10月7日(月)
第14回『弁天エリアでのスポアバッグの設置』
この日の作業は、日月の2つのイベントで腰が悲鳴を上げていたので、陸アシスタントでの参加となった。

【令和6年10月7日(月)第14回大槌町藻場再生活動報告】 ○海況 くもり☁ 透視度3-5m🌪️ ○活動内容 『弁天エリアでのスポアバッグの設置』 昆布に子嚢斑があるか確認 ⇩ 子嚢斑のある昆布を切り取り海底へ🏊‍♀️ ⇩ 設置したボ...

Posted by 大槌町藻場再生活動 on Sunday, October 6, 2024

10月16日(水)
第15回『小久保海岸でのスポアバッグの設置とウニ駆除』
この日の作業は咳やたんに悩まされて体調は万全でないため、陸アシスタントとして活動。2週続けて陸要員となってしまった。

【令和6年10月16日(水)第15回藻場再生活動報告】 ○海況 小雨🌧️ 透視度2-3m🌪️ 水温20-21℃ ○活動内容 『小久保海岸でのスポアバッグの設置とウニ駆除』 ネットに紐を通し、ペットボトルを入れてスポアバッグを作ります。...

Posted by 大槌町藻場再生活動 on Tuesday, October 15, 2024

10月30日(水)
畜養ウニ実証実験①『野島エリアにて畜養用ウニ採捕』
いよいよ畜養実験を始めるため、畜養用のウニの採捕が今回のミッション。
ウニ採捕ダイバー7人、船頭・陸上アシスタント5名で、ウニを600匹ほど採捕し水揚げ。漁協関係者が水槽に仕分けした。
ウニはたくさんあれど、中身はスカスカ。
これが畜養実験でどうなっていくか楽しみである。


10.その他

(1)大槌学園8学年「職場体験学習」

10月2日(水)~3日(木)
大槌学園8年生5名が職場体験学習で協会にやってきた。
自分は2日目の観光ガイド体験ということで、生徒に希望を聞き、小鎚神社、城山公園(大槌城址)、小鎚神社、蓬莱島を周りガイドを行った。
当たり前にあるものほど、知らないことも多い。
5人それぞれの感覚で自分の話しに耳を傾け、飲み込んでいたので、すぐには気付かなくても、後々、自分たちの町を紹介する機会があった時に気づいてくれることを願う。

事務局長による講義(自分のガイドでの写真がなの・・・)


(2)ミニ四駆イベント@シーサイドタウンマスト

10月19日(土)~20日(日)
新コンビジが関わり、メンバーのマスト職員のS君の頑張りで実現したミニ四駆イベント。運動会と被っていたが、早く終わったのでマストへGO。
会場に着くとトーナメント戦真っ最中だった。
ミニ四駆なので早ければいいのかと思っていたら、早すぎてもコースアウトしまうことがあり、そのスピード調整やコースに合わせたセッティングで勝敗が決まるようで、割振られたピット(机)の上でそれぞれの道具箱を並べ、入念なセッティングをしている姿は、F1のピットのような感覚にもなる。
トーナメントもコジマ/ビックカメラから専門の司会者が来てくれ、軽快な話術でイベントを盛り上げていた。
実際には関係者や参加者、参加者の家族を中心となったイベントだったが、かなりの盛り上がりだったと思う。
ミニ四駆といえば「爆走兄弟レッツ&ゴー!」の漫画を描いたこしたててつひろが大槌町出身。
コンビジに姪っ子さんがいたことが縁で、自身のサインなど副賞を提供してもらったとのこと。
まだまだ根強いファンのいるミニ四駆。マストをミニ四駆の聖地化するのも悪くないと思うがいかに。

コースを疾走するミニ四駆に思わず見入ってしまう
イベント会場


(3)いす1グランプリ

10月27日(日)
昨年は「大槌元気市」「桃畑サーモンイベント」と同時開催した「いす1グランプリ」。今年は単独開催。
自分は終了間際に様子見。
レースは白熱していた模様。今年は大槌のチームが優勝し盛り上がっていた。
キッチンカーも地元事業者を中心に出店。
毎年恒例になっていくのか、商工会青年部の頑張りに期待。

表彰式
いす1会場
キッチンカーエリア

(4)GoogleMap活動

 10月はMCTハイカー用に設置した大槌駅前の野営地を登録した。
 早速、それを見て利用予約が入った。今後に期待。

以上


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■ 大槌孫八郎商店HP ■


★大槌町観光交流協会HP★

おおつちにくるっぺし!!


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