ひょうたんじま'22 11月(三陸地おこの活動報告)
11月はイベントだらけの10月と打って変わって、内勤中心の月になりました。
1.ふるさと納税業務サポート
7月から楽天ふるさと納税を始めた大槌町ですが、寄附が集中する年末に向け、体制強化のため、11月、12月とサポートしております。
オペ―レーションはこれまで通り、ふるさと納税担当の2人が担っているのですが、この一か月は返礼品登録数が少ない楽天ふるさと納税への登録作業と、メルマガ作成、PR関係の業務のサポート作業等に明け暮れました。結果、11月初旬の100件程度から11月末には400件ほどの登録数に。
大槌町がFM認証受けた木材を使用したペーパー類の返礼品登録が始まり、ふるさと納税でも人気のティッシュペーパーを中心にかなりの人気ぶりです。地域の特産品主体となっていたふるさと納税も楽天市場等への導入により、より身近なものになってきて、普通に買い物するように寄附を行う傾向に変わってきているのが分かります。
昨年からふるさと納税に関わってきて、ふるさと納税が地方ある種のドル箱であり、地方にとっての財源手段の一つであることは理解できるのですが、その寄付集めの手段については疑問を覚えることも多々あります。
全国の自治体が総務省の施策に踊り、寄附金という人参に群がっている印象がぬぐえません。とは言え、財政ひっ迫の地方自治体にとっては一八逆転の魅力を持った制度であることは間違いないわけで、下請けの我々にとっては、せめて地元事業者がやる気を見い出せるような方法を考えたいと心から思う所です。
また、寄附者側の認識も少しずつ変わってきているように感じます。特に楽天ふるさと納税を導入してから感じる事ですが、寄附による返礼品選びがネットショッピング化していることです。先日、受けた問い合わせでは、返礼品を選んで寄附したことについて、「購入した」という言葉が出てきました。また、返礼品について、そもそも寄附に対するお礼の品で、地方の個人事業主が発送することも考えてのゆっくりとした発送だったものが、今は通販同様、即日発送、指定日、指定時間、急な発送先の変更などの要求が出るようになってきました。
協会担当としても、できる限りの対応を心がけていますが、それが当たり前になってきているふるさと納税制度には、正直、憤りを感じるこがあります。
12月に入り、連日昨年を超える寄附を受けるようになっていますが、願わくば、寄附者、地元事業者、自治体の3者がWinWinの関係になれることを願って業務サポートしていきたいと思っています。
2.観光庁モニターツアー(食のツーリズム)
~ 11月26日(土)~
町から協会が委託を受けた観光庁の事業「食のツーリズム」商品開発部分を、協会の地おこで観光コーディネーターの服部さんが中心となり、「サーモン」「大槌ジビエ」「地域おこし酒」をテーマにしたモニターツアーを2回実施しました。
11月26日の第1回目では、私は桃畑と源水の現地ガイドのための下準備とサポートを担当しました。今回のツアーコンテンツになった桃畑の養魚場や源水の湧水池については、自分の地元が日本一の生産量を誇った養鱒エリアで、湧水が豊富な土地柄なこともあり、個人としては、正直ツアーコンテンツとしての魅力をそれほど感じていなかった場所でした。
しかしながら、それはその場所で当たり前のように生活している者の視点であって、今回、ツアー参加者の視点としてあらためて見ると、そこに興味を示してくれる人がいるのなら十分コンテンツになりうるわけで、実際に場所があって、そこでガイドをする人の説明一つで、そのコンテンツがスペシャルなものになることが、あらためて分かりました。
ツアー規模や実施時期、ガイド内容などを詰め、ピンポイントなターゲットを見つけることができれば楽しんでもらえるコンテンツになりそうな気がします。 このモニターツアーの模様は協会の Facebook に掲載されているので、興味のある皆様、関係者の皆様、ぜひご覧いただければと思います。
3.普通救命講習
~ 11月17日(木)~
三陸ジオガイド養成講座を受講し合格してから早1年。この普通救命講習を受講できないがために、ガイド登録できないでいました。
その普通救命講習をこの度、やっと受講することができました。ただ、そんな大事な大事な講習を当日忘れていた自分。一緒に受講した皆様にはほんとにご迷惑をおかけしました。
実は以前勤めていた自治体職員時代に普及員をしていたので、救急法については学んでいたのですが、講習を受けたのは2005年版ガイドラインのころ。今回は2020年版。15年経ち、人工呼吸をやらなくなったりと変更点もあり、あらたな学びの時間になりました。でも、一番大切なのは必要になった際に躊躇なく行動に移せる心の持ちようですね。
講習とはいえ久しぶりにやった心臓マッサージやAEDは、懐かしさが先に立ってしまうという・・・w
これで三陸ジオガイドの登録がやっと出来ます。
というのに、まだやってない・・・><
4.藻場再生活動
(1)第14回 小久保海岸
◎日 時 11月16日(水)9:00~13:00
◎活動場所 小久保海岸
◎活動内容 ウニ駆除、藻場状況モニタリング
当初、野島~金ヶ崎でのウニ駆除活動の予定が強風と天候悪化の心配が出たため、小久保海岸からのビーチエントリーに変更。水温15度の中、ドライスーツを着てのウニ駆除デビューです。
野島~金ヶ崎から変更になった小久保海岸ですが、海の中は藻場が少ない中、ウニが渋滞状態。磯焼けの状態を自分の目で確かめることが出来ました。
ベテランの皆様は、海の状況や作業工程、作業のコツも熟知しているので、エントリー後、どんどんウニの駆除作業を進めていました。ドライスーツに慣れない私は、中世浮力コントロールにまず時間を費やしていまい、作業の入りから出遅れ、ウニの駆除作業も最初コツがつかめず、力を入れすぎていたため、すぐに手が痛くなってしまったりと、なかなか作業が進みませんでした。
さらにエントリー時、エア残圧は190あったのに、ドライスーツでの中世浮力をうまくコントロールできないことも影響してか、エアーをバンバン吸ってしまったようで、他のメンバーが残圧100ほど残っている時点で自分は50にまで減少。他のメンバーより15分程早い終了となりました。
結果、ウニ駆除も、他のメンバーより少ない350ほどしか出来ませんでした。
(2)第15回 吉里吉里フィッシャリーナ
◎日 時 11月23日(水)9:00~13:00
◎活動場所 吉里吉里フィッシャリーナ
◎活動内容 コンブ種苗取付
コンブの種苗取付の前にわかめの種苗をロープに巻き付ける作業を行う。
最初にわかめの種苗の付いた紐を巻き板に撒いていくのですが、この作業が何気に一苦労。200mあまりの糸を巻き付けるのでだんだんと手と腕が疲れてきます。その巻き板から今度はロープに巻き付けていきます。巻き付けた紐が波で外れないように1mくらいの間隔で結束バンドを結んでいきます。チームワークを要する作業です。
ロープの準備が出来たらアリーナの海底に固定する作業に。100m以上のロープを伸ばして、砂袋で作った重しを5m感覚でロープに固定し沈めます。
初作業の自分、いきなり砂袋を受け取らされ初めて気づきます。砂袋が重いから海面に留まれない。アップアップしながら固定場所まで移動するのですが、砂袋が重いので移動もままならない。淡々とすすめる先輩方の作業を横目に経験の重要さを再認識しました。
コンブの種苗は両サイドの固定用の紐に、種苗の付いた紐を3本ずつ束にして挟んでいきます。寒空の中の作業で、面白さもありますがかなりのしんどさを感じながらの作業でした。これを海にしばらくの期間育苗し、頃合いをみてロープに挟み、わかめと同じように海底に固定して育てていきます。
5.Reファームプロジェクト
◎11月19日(土)
冬のシーズンに入り、参加数が激減してしまっているのが申し訳ないですが、この日は落ち葉コンポストづくりの準備のための落ち葉拾い作業に参加しました。
当初、町内を巡って落ち葉を探そうということになっていたのですが、ほんの数分で歩くだけで、大量の落ち葉を回収できる場所がありましたw
三人がかりで十数袋を1~2時間で回収。2~3月に予定している「踏み込み温床」に向けた準備の第一段階が終了しました。
この日はその後、柿狩りを行い、ありがたい野菜のおっそわけをいただき終了しました。
◎11月20日(日)
この日は葉物の間引き作業を手伝い、畑の枯れた苗木?たちの撤去作業を行いました。
相変わらず間引きの繊細な作業は難しい。ただ、ハウスの中の土は石も少なくきれいなので、その土壌に並ぶ野菜たちはほんとにきれいです。まあ、伊藤君の努力の賜物なのですが。
6.その他
◎11月9日(水)ジビエ報告会
ジビエ報告会を視聴。若いメンバーが増え、活動も活発なので報告会も若手メンバーのテーストいっぱいの報告会でした。
ふるまわれたシカシチューも美味しかった。
◎11月12日(土) ふるさと大槌学講座
「郷土財をいかに活用するか ~まちづくり振興のため~」と大槌町郷土財活用湧水エリアをテーマにした講座に参加。
湧水エリアについての説明をあらためて聞きました。三陸ジオガイド(登録予定)の身としては、ここについてもう少し勉強しなければデス。。。
◎11月19日(土) 地域おこし酒「源水 純米吟醸」のお披露目会
源水純米吟醸のお披露目会のにぎやかしに。アルコールを身体が受けつけない小生ですが、義兄がお酒好きという事もあり、正月分として購入。予想以上にお客さんが来たようで何よりでした。
◎11月20日(日)こま虎登場(三陸御社地天満宮)
「三陸御社地(おしゃち)天満宮」の社務所に設置されたこま犬が、じゃじゃテレビでもおなじみのプロのイラストレーターで「たぐさん」こと、田鎖徹さんらのてによって「こま虎」に生まれ変わりました。
郷土芸能の「虎舞」が盛んな大槌町なので、「こま虎」のアイデアは個人的には好きなのですが、皆さんはどう思うでしょうか。
以上。
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