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ひょうたんじま’22 12月(三陸地おこの活動報告)

 新年あけましておめでとうございます。
 2023年、令和5年を迎えましたが、2022年、令和4年12月の報告になります。正月は地元に戻り、1週間ほど過ごしてきました。これだけ長い休みを過ごすのはほんとに久しぶりで、諸所用事で出かけましたが、のんびりすることができました。なので、遅れ遅れの12月の報告です。

1.ふるさと納税業務サポート


 12月は、11月同様、観光的な業務はいったんストップして、ほぼこの業務。連日のサイトへの登録・修正作業、ふるさとチョイス、楽天のメルマガ作成配信、レビュー対応、そして、寄附受領書、ワンストップ申請書の送付から、提出されたワンストップ申請書の受領処理、各種電話対応など、休む間もなくこなす毎日でした。
 おおちゃん応援券の利用期間には、週5日町内の飲食店に取材の意味もかねて通っていた自分ですが、12月は週に1回程度で、あとはコンビニとモモーハウスのコッペパン(コスパいいんです)にお世話になっていました。食事の時間も15~30分程度で済ます感じでした。
 こういう忙しさはなかなか委託元は解ってもらえないのは、どこの業界も一緒だと思うので、あえてここに書いていきます。
 おかげさまで、12月末の時点で昨年度の寄附金額の130%に上る寄附をいただくことができました(12月だけで見れば前年比211%)。
 ただ、返礼品の内訳は、今年FM認証を取得した大槌町の木材を使用したティッシュ・トイレットペーパーによるところが大きいです。町としては、まず、町の財源確保が急命題になるため、返礼品のなんであるかより寄附額が重要になるのは解るのですが、我々協会、ふるさと納税担当としては、このふるさと納税の返礼品をし利用して、特産品のアピールや町の事業者に活力を与えたいという第一命題があるので、手放しで喜べないところでした。
 そこで、昨年度の事業者別の返礼品出荷額と今年度の返礼品出荷額を比較したところ、昨年度、一定の水準を超えていた事業者が3事業者だったところ、今年は、12月末の時点で5事業者がその水準を超えていることが分かりました。ペーパー類だけに頼ることなく、町内事業者にも貢献できたことで、担当としては一つの成果と考えています。
 ふるさと納税担当チームとしては、寄附額アップも目指しつつも、地元事業者の小さなチャレンジを地道に応援していきたいと考えていますので、何なりと相談いただければと思います。


2.観光庁モニターツアー(2回目)


~ 12月4日(日)~
 町から協会が委託委託を受けた観光庁の事業「食のツーリズム」商品開発部分を、協会の地おこで観光コーディネーターの服部さんが中心となり、「サーモン」「大槌ジビエ」「地域おこし酒」をテーマにしたモニターツアーを11月26日に続いての第2弾の日帰りツアーが実施されました。
 第1回目と同様、私は桃畑と源水の現地ガイドのための下準備とサポートを担当しました。今回は前回の倍以上の20名程度の参加ということで、ベンチなどを多めに用意したりと大変な部分もありましたが、一度対応していることもあり、前回よりはスムーズに対応できました。
 また、この日はお昼もツアー参加者と同じものをいただくことができ、大槌サーモンづくしと大好きなホタテのお刺身などを堪能させていただきました。
 11月の報告でも書いたのですが、個人的に湧水、養魚場などは地元で見慣れてしまっているため、観光コンテンツとしての意識はあまりなかったのですが、その場所にまつわるストーリーと確かなガイドがあることにより、
見たり聞いたり体験したことのない人にとっては、とても有意義なコンテンツとなることが分かりました。
 参加された方の感想からも興味の度合いによって、満足度や求める要求が違うことも確認出来ましたし、今回企画のツアーも更なるブラッシュアップによって、ある程度の人を呼ぶことのできるコンテンツになると思います。
 興味のある方はぜひ、大槌町観光交流協会にお問い合わせいただければと思います。

桃畑養魚場でツアーの皆様をお出迎え
養魚場での餌やり体験(これがなかなか難しい)
大場ガイドによる鮭講座
昼食は大槌町内の六串商店へ
入口では新巻鮭のお出迎え
近くで見る迫力
女将さんによる料理の紹介
大槌サーモンづくし&ホタテのランチ
はらこ飯
大槌サーモンと三陸ホタテの刺し身
大槌サーモンの刺し身(アップ)
三陸ホタテの刺し身(個人的好物)
大槌サーモンのフライ
午後は源水川の湧水池へ
湧水や生息するイトヨに関するガイドに耳を傾ける
イトヨたち
思い思いに源水川を
ガイドを聞きながら
案内板とイトヨ

3.藻場再生活動

(1)第17回 ワカメ・コンブ種苗設置

~ 12月8日(木)~
活動時間 午前9時~午後1時
集合場所 吉里吉里フィッシャリーナ
活動場所 吉里吉里フィッシャリーナ
活動内容 ワカメ・コンブ種苗設置
     吉里吉里学園ふるさと課授業
傭  船 1隻

 この日はフィッシャリーナ船着き場で海中へのワカメの種苗設置を実施。天気も良く、海も凪状態。100mを超えるロープにワカメの種苗を巻き付ける作業を参加者で役割分担しながら巻き付けていきました。
 その後は出来上がったロープを海中へ設置していきます。この際にロープを固定するため土嚢を設置するのですが、一つ数キロ~10キロ近い土嚢を水中で移動するのが、初心者にはほんとに大変でとても苦労しました。5mくらいの間隔で設置。自分はほんとに数個ほどしか設置できませんでしたが、このロープのワカメが数か月後に数十倍に育っている姿を想像するとワクワクしてきます。
 用水路の方では、吉里吉里学園ふるさと課の生徒が、コンブの種苗設置の準備をしていて、早めに終わった自分たちもそちらに参加しました。種苗設置に使う重しの作成や、コンブの種苗棚から外し、5cm幅にした種苗をロープに挟む作業を行ったのですが、そのころになると晴れていた空もどんよりとなり、気温も下がってきて、濡れたドライスーツのまま参加したメンバーは、次第に冷えて来て作業する手もかじかんでいき、ワカメの種苗設置とは打って変わって、厳しい作業になりました。
 しかしながら、ワカメ同様、このコンブたちの成長も楽しみです。

今回は地おこ仲間もいっしょに
ワカメの種苗をロープに巻く準備
まずは棚状になった種苗をリール?に巻き付ける作業
この日の海は凪状態
藻場再生活動の際はこのような幟を立てます
ロープに種苗を巻き付けていきます
ロープは100m以上、それを4~5本作成
この小さなワカメが数か月後、数十倍に育ちます
ロープを固定するため土嚢を設置
重しの土嚢を水中で運ぶのは初心者には難儀
ロープに固定
水路の方では吉里吉里学園ふるさと課の課外授業
コンブの種苗について説明を受ける
種苗の設置のための重しの作成
コンブの種苗をロープに挟み込む
種苗のついたロープを水路に設置

(2)第18回 ウニ採取・移植


~ 12月16日(金)~
活動時間 午前9時~午前12時30分
集合場所 吉里吉里漁港 集荷場付近
活動場所 野島~吉里吉里フィッシャリーナ
活動内容 ウニ採取・移植
傭  船 2隻
     ※河北新報記者の取材あり

 自分が参加し始めてから一番海の状況が良い日でした。波も穏やかで透明度高く、船の上からでも海の中が良く見えました。
 この日は、野島付近でウニの採取を行いました。ベテランダイバーのくまさん、深谷さんと一緒の作業なのですが、自分は初めてのウニ採取。船上で簡単なレクチャーを受けて、そのまま作業開始。初心者の自分はダイビング自体がまだおぼつきません。潜水するところから遅れを取り、海中に入っても中性浮力の態勢をキープするのに四苦八苦。そんな中、くまさんと深谷さんは慣れた手つきで、海底にびっしり付いているウニたちを次から次へとカゴに入れ、溜まるとネットの中へ。あっという間にネットいっぱいにしていきます。自分もその二人を見ながら見よう見まねで岩にくっついたウニをはがしてはかごに入れていきました。
 しかしながら、作業を開始して30分もたたないうちにエアーがなくなってしまい、早々に終了。久方ぶりの船上ダイビングで緊張していたのか、必要以上にエアーを吸ってしまっていたようです。ベテランのおふたりはそこから20~30分作業を続けていたので、自分がいかに初心者かを思い知らされました。
 今回は河北新報でダイビングができる記者さんが取材で同行していて、作業をする我々を水中カメラで撮ってくれていたのですが、その後、送ってくれた6枚の写真に自分は写っておらず、潜水時間が短い上、へっぴり腰の自分はまだまだ被写体にはなりえないことを実感しました。
 自分は1つのネットに半分ほどした採ることができなかったのですが、おふたりはネットにびっしりのウニを4袋も採っていました。
 採取したウニはフィッシャリーナへ移植しました。

河北新報の記者の同行もあり2隻の船で
野島を目指します
活動を知らせる幟は必須
海の透明度は過去一でした
まるで陸上かのようにウニを採っていくくまさん
あっという間にネットがウニで一杯に(深谷さん)
海上へ浮上
採取したウニを確認
少ない藻場にかじりついていたウニには少し実が…
町の担当芳賀君と熊さんでウニをフィッシャリーナヘ移設
移植したウニがどうなっていくのか気になります

4.協会HP観光ページ取材


~ 12月20日(火)~
 先月載せたこま虎の完成で、社務所も準備完了という所で、協会HPの観光ページに載せている「三陸御社地天満宮」の内容の更新の依頼が。
 早速、社務所に行って外観をパチリ。新しくできた社務所は、甘輝舎とNPO法人ぐるっとおおつちの事務所を兼ねた建物で、建物の半分はおみやげ品や団子などを変えるおみやげや処になっています。
 とりあえず、社務所兼おみやげ処の情報を新たに追加し、御守類も種類が増えたので、その部分の情報も更新、お店の新名物として「天神だんご」を掲載。こま虎なども今後追加すかもしれません。

新しくできた社務所兼おみやげ処
社務所入口
所内社務所側
所内おみやげ処側
さまざまなお守りが並ぶ
天満宮新名物!?「天神だんご」
みたらし、ごま、こしあんの3種類(写真はミックス)


観光するページ「三陸御社地天満宮」


5.その他


(1)開運!おおつちランチガチャ


~ 12月24日(土)~
 2023年創業30周年「マストフェスタ」の実験を兼ね、外れナシ!500円で600円~5000円のクーポン券が当たるガチャガチャが販売されるということで、担当ではありませんでしたが、様子を見に行きました。
 11:30開始に対し、30分以上も前から列ができ始めたようで、開始時間にはセンターコートが占拠状態に。次々とガチャガチャにチャレンジ。結果、欲のない子供たちに高額クーポンが当たる傾向があったようです。
 一通りお客さんが回しきった後、満を持してひと回し。
 やはり欲を持ってしまったからか、600円クーポンでした。
 1月、週末の土日2週に渡り、本番のランチガチャが実施されるようで、どうなるのか楽しみです。

11:30の開始時にはたくさんの列が
ガチャガチャ開始!
小さい子に高額クーポンが当たる傾向が
家族で運試し
自分も見事に600円クーポンが当たりました ^^;


(2)MOMIJI建前(餅投げ)


~ 12月18日(日)~
 MOMIJI株式会社の新工場の建前の餅投げに行ってきました。天気に恵まれた中、近所や関係者が下で待ち構える中、空から降ってくる餅は、時に大粒の雹の様に降りかかり、恐怖感じながら受け取るでなく、拾い続けましたw
 おかげで正月は困らないほどの餅を拾うこととなり、寄ったおしゃっちでおっそわけし、ただ拾っただけなのに感謝されるというありがたいXmasプレゼントになりました。
 新工場は来年春ころ稼働ということで、出来上がりが楽しみですね。

MOMIJI新工場
すでにたくさんの人が
建前の持ち投げ開始!
当たり付の餅は拾えませんでしたが正月の分は十分確保

以上

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■ 大槌孫八郎商店HP ■


★大槌町観光交流協会HP★



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