ひょうたんじま’23 1月(三陸地おこの活動報告)
新年、現場復帰は10日の週から。ふるさと納税での自分の役割がひと段落し、この1月は本来の業務へ向けてのリハビリ期間のような感じになるのかと思ってましたが、地おこの年1回の報告会である観光交流協会の発表会が25日にあったため、その資料作りやら何やらで20日などあっという間に過ぎていきました。
今は、とにかく発表会が終わって良かった。その気持ちのみです。
(写真は大槌に帰る途中に寄った鹿島神宮から見えた夕日)
1.大槌町観光交流協会発表会
~ 1月25日(水)~
題名 大槌町観光交流協会発表会
「観光をデザインしてみたい」
時間 18:00~19:30
会場 おしゃっち(大槌町文化交流センター)多目的ホール
年に一度の地おこの発表会。観光交流協会は昨年、個々の活動うんぬんより、観光交流協会を知ってもらおうということで、協会がどういう組織で、どういった活動をしているのかを組織、コンテンツ、ふるさと納税、特産品販売・開発に分けて発表しました。
2022年度は、新たに2人の若者が協会に加わったので、その若手中心に発表会内容について進めていってもらいました。発表会の題名は、デザイン専攻の喜嶋君が考えてくれました。
昨年6月に、新卒で協会に加わったのもつかの間、いきなりポスター、チラシの数々のデザインを任され、独自の視点やイメージで作品を作って来たこともあり、そのデザインについての発表をしたいという思いから、発表会の題名は「観光をデザインしてみたい!」になりました。そして、各々の発表をデザインというワードに絡めて発表することに(確かそんな感じだったような…)。
発表内容は、昨年から引き続いて、観光交流協会の組織とその取り組み、どんな業務を行っているのかを紹介することに。具体的には、協会が何をしているのか、大槌のツーリズムについて、物産品(特産品)振興への取組み、イベント運営、デザインについて担当を決め、それぞれが発表していきます。
私は物産品(特産品)振興への取組みを担当。昨年も特産品についての取組みを発表したのですが、今回はそこにふるさと納税も加えた形で、協会の取組みとして発表することになりました。
それぞれの役割は決まりましたが、そこからの資料作りにとても苦労することに。何を伝えるか、どういう構成にしていくのか、デザインをどう関連付けさせるか。正月ボケなのか、これまでふるさと納税事務に没頭しすぎて退化したのか、全然進まず、一応決めてあった締め日も概要程度で許してもらい、結局、当日ギリギリまでかかって、何とか辻褄をあわせました ^^;
当日は、来場者用に軽食を用意しました。昨年もおにぎりを用意する予定でしたが、コロナの関係で出すことができなかったのですが、今回は用意することができました。町内事業者から、チャリカフェさん、夢宇民さん、マルエイ商店さん、エルマーノさん、モーモーハウスさんからお菓子を取り寄せ、来場者の方に選んでいただける形にしました。
しかし、この日は今年一番の寒波となり、実際に気温がマイナスになる寒さで、来場者も思ったほどではありませんでした。それでも、役場職員や関係事業者、地おこメンバーが集まってくれたおかげで、なんとか成立することができました。
自身の発表は、カンペを作ってみたものの、修正する時間がなかったので出たとこ勝負に出ましたが、予定時間をかなり超過(発表内容は協会の物産品振興の取組みとして、大槌孫八郎商店(通販・店舗)運営、物販イベント参加、ふるさと納税の返礼品出品等をお話ししました)。後半の二人が思ったより短かったため、時間ピッタリに終了したのは終わりよければすべてよしでした(おいっ><)。
2.三陸水中フォトコンテスト
〜1月21日(土)22日(日)〜
昨年に続き「第3回三陸水中フォトコンテスト(三陸ボランティアダイバーズ主催)」が大槌町で開催されました。今回、観光交流協会としてサポートしました。
第1日目の21日、参加者が吉里吉里フィッシャリーナから船を出して、野島周辺の撮影スポットでの水中撮影に挑んでいる間に、お湯を沸かし続け、食事時に振舞う味噌汁やホタテ、温かい飲み物の準備をしました。
第2日目の22日は、会場をおしゃっち(大槌町文化交流センター)に写し、撮影してきたっ写真の展示の手伝いと各参加者による出品作品の説明と投票、各賞の表彰時の撮影と会場の設営、撤収の手伝いを行いました。
暖かい時期にフォトコンがあるなら参加したいなと思うイベントでした(寒いの苦手><)。
フォトコンテストの模様は大槌町観光交流協会のFacebookに載せていますので、ご覧ください。
3.みちのく潮風トレイル「碁石海岸IC管轄区間地域連絡会」
~ 1月26日(木)~
「みちのく潮風トレイル令和4年度第2回碁石海岸インフォメーションセンター管轄区間地域連絡会」
(開会時間) 13:30~16:30
(場 所) おおふなぽーと 2階 多目的室1・2
みちのく潮風トレイルルートは、北は青森県八戸市から南は福島県相馬市まで太平洋沿岸をつなぐロングトレイル(約1000km)。これだけ長いトレイルなので、維持管理体制を築くために官民連携した組織づくりが図られています。
大槌町は碁石海岸インフォメーションセンター(以下碁石海岸IC)連絡会に所属していますが、これまで大槌町観光交流協会が出席したことはありませんでした。昨年、自分が観光交流協会に来てから、大船渡自然保護官事務所や碁石河岸IC(大船渡市観光物産協会)スタッフと交流する縁があり、そのスタッフからオブザーバー参加の打診があり、自分が代表して地域連絡会に出席させていただきました。
どんな会なのかあまり考えていなく、時間に会場に入ってみると、トレイルクラブの統括本部、環境省、サテライトの碁石海岸IC、大船渡自然保護官事務所、地域連絡会の4市1町、その観光協会などそうそうたる顔ぶれが。これまで観光協会で出席がなかったのはうちだけ? ^^;
会議は、各自治体ごとトレイルコースの巡視・メンテナンス、トレイルに関する取組みについての報告があり、情報共有しました。自分も協会としての発言を求められ、サポーターズ&スタンプポイント増設、ジオなどと絡めた情報発信について発言しました。
会議は途中10分程の休憩を挟み、13:30~16:30までみっちりでした。これだけの会議に出席するのは久しぶりでした。
今回、地域連絡会に出席してみて、大槌町がいかに観光後進自治体であるかを実感しました。コロナによる規制が徐々に緩和している現状を踏まえ、観光集客のひとつ材料として活かしていければと思います。
4.藻場再生活動
<第21回 コンブ種苗取付作業>
~ 1月12日(木)~
活動時間 午前9時~午後0時
活動場所 吉里吉里フィッシャリーナ水路
活動内容 コンブ種苗取付(陸作業)
この日は吉里吉里フィッシャリーナの水路にて、コンブの種苗取り付け作業を行いました。
藻場協の光さんが事前に育てたコンブの種苗を、ロープに巻きつける作業をひたすら行いました。寒空の中の作業はなかなか大変です。はじめは手袋をして作業していましたが、ぬめりのあるコンブでは滑ってしまうので、結局素手での作業に。途中から感覚がなくなります。持ってきた種苗をなんとか使い切り、あとはダイバーの細谷さんにお任せし、水路に設置してもらいました。
5.わんこそば大会(わんこそば大槌場所)
~1月29日(日)~
創業30周年「マストフェスタ」が1月9日から3月4日まで開催中ですが、この日は「わんこそば大槌場所」が行われていました。自分は担当ではなかったので、同日に吉里吉里で行われた黒森神楽を観に行く前に寄ってみました。
丁度小学生部が始まっていて、1分半という大食いというより早食い対決の中で、自分の限界に挑戦していました。
大人の部では50数杯食べられた方がいたそうで、会場もかなり盛り上がったようです。わんこそばといえば岩手県ですが、あるのは内陸部なので、沿岸部での定期開催は面白いかもしれません。
6.黒森神楽巡業(吉里吉里公民館)観劇で感激
~1月29日(日)~
国の重要無形民俗文化財になっている黒森神楽巡業が吉里吉里公民館で開催されるというので、観劇に行ってきました。
神楽といわれてイメージするのが、大槌町の郷土芸能で披露される神楽だったので、1時間くらいで終わるだろうと会場に行ってみると、終演予定16時。よくわかってなかった自分でした。
会場には3年ぶりの開催とあって、吉里吉里地域の方を中心に満席。小さな子供から年配の方まで、広い年齢層の方が集っていました。
打ち鳴らしと呼ばれる太鼓のリズムがつづく演目から合計7演目もの演目が披露され、途中、吉里吉里公民館の芳賀館長が飛び入りしたり、鬼が会場内を回ってお菓子を配ったり、最後は権現様に頭を嚙んで貰ったり、ある意味旅一座の巡業のような内容で、笑いたっぷりの時間でした。
終演後、片付けを手伝っていると反省会に誘われ、イカ釣り漁船「明神丸」さんの館へ。広間が3部屋連なる大きな家です。
黒森神楽は「廻り神楽」と言って、普代村の鵜鳥神楽と組んで、北回り(普代村・久慈市付近まで)と南回り(大槌町・釜石市付近まで)に別れ、毎年交互に回り、神楽を披露してきました。明神丸は各地区にあるカスミと呼ばれる「旦那衆(地元の有力者や名士)」だったようで、神楽も本来はこの館で夜更けまで神楽が披露され、そのまま宿泊していったそうです。反省会という名の食事会後、明神丸を所有する御兄弟とも少し話しをさせていただき、とても貴重な機会になりました。
7.大槌町スイーツ紹介
観光交流協会の発表会で提供したスイーツをご紹介します。
自転車屋とカフェが一緒になったお店。奥さんが作るシフォンケーキはふわふわならぬほわほわと柔らかい食感です。
喫茶店を営む店主が作る地元民から激愛される「おはぎ」。通常は複数入りで販売。
南部鼻曲がり鮭発祥の地のお菓子として、知られていた鮭最中(大阪屋(閉店))が、新たな形になって復活。新しい鮭最中はキノアンのあんこを最中に自分で詰めるタイプ。直前にあんこと合わせるから最中の食感もサクサク。あんこを尻尾の先までうまく詰めることができるかな?
大槌町の数少ない洋和菓子店の名物スイーツ。種抜き干し柿の中に口どけのよい白あんを詰め、羊羹でコーティングした逸品です。
フランスのクッキー、チュイール(トゥイル)の日本名という感じでしょうか。サクサクした食感と風味がたまらないお菓子です。
以上
■ ふるさとチョイス(大槌町ふるさと納税サイト)■
■【楽天市場】大槌町のふるさと納税 ■
■ 大槌孫八郎商店HP ■
★大槌町観光交流協会HP★
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