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ひょうたんじま’22 3月(三陸地おこの活動報告)

地おこ活動もこの3月で早1年になります。といってもこの報告を書いているのは4月。すでに新年度が始まっていますが・・・
ということで、内容は4月初旬も入っております。
写真はよりみちそばみちの「せり鴨南蛮そば」。旬の一品でした。

1.桜の開花情報「🌸おおつち桜だより🌸」開設!


 4月に入って開設してみました。地元の桜の開花情報などは、自治体ごとにHPなので発信していたりするのですが、大槌町はそういった情報発信がないのが現状。確かに花見を盛大にできるようなスポットはないものの、規模は小さいながらもフォトスポットになるスポットはいくつかあるため、何らかの形で発信できればと思っていました。
 観光交流協会のHPで発信するにも、新たにページを作るには経費も掛かるため、自分が担当している「観光する」ページの仕様を利用して作成することにしました。
 出来上がったのがこちら。

イメージ画像5枚と説明板(550字)、その下に画像1枚に簡単な説明(220字)を付けられるフレームが最大10個。プラスおすすめ情報に使えるフレームが1つ。この仕様を使ってできる発信方法を考えてみました。
 開花前はつぼみの状況、開花後は、全体の開花状況を発信していきます。定期的に訪問していただけると嬉しいです。
※ そんな記事作成中に一気に開花、満開になってしまいました・・・( ゚Д゚)!

2.大槌町観光交流協会HP「観光するページ」の更新


 2月の3つに引き続き「観光するページ」を更新しました。
 カテゴリーに「新大槌八景」を加え、史跡・名勝にあったものを整理しました。

~観光するアーカイブ~ ←ここから観光スポットのページへ

~ 新大槌八景 ~

① 新山高原(しんやまこうげん)
~立ち並ぶ風車の雄大な光景とレンゲツツジ(新山つつじ)や山野草が美しい高原~

 大槌町小鎚方面から新山へ向かうと頂上付近に広がる高原。大槌鹿のジビエに取り組むmomijiさんの猟場でもあるので、自然に富んだ高原です。

#新大槌八景 #新山高原  


② 崎山展望台(さきやまてんぼうだい)
~船越湾・野島を望む絶景スポット~

 吉里吉里海岸から赤浜へ続くリアスシーニックライン沿いにあり、浪板海岸や船越湾など雄大な太平洋を一望できる展望台。その眺望の良さから新大槌八景のひとつになっています。

#崎山展望台 #みちのく潮風トレイル  

 このほか、新大槌八景である「浪板海岸」、「浪板不動滝」についても順次掲載していきます。
 さらに、前川善兵衛についても発信したいのですが、江戸時代に続いた歴史を正確に発信することは現段階では難しい所です。しかし、概要すら発信されていないこともあり、詳細は別として「前川善兵衛」として説明する場所が大槌町の中でないのもおかしいので、震災前、商工会内にあった大槌町観光協会が作成したガイドブックにまとめたられたものを参考に一度発信しようと考えています。
 現行の観光するページのプラットフォームを使っての発信は無理があるのですが、まずは形にしようと思います。

#前川善兵衛  

3.三陸ジオパーク認定ガイド認定講座

 昨年から受講していた講座。2月に要件のひとつである「三陸ジオパーク検定(初級)」をパスしたわけですが、3月はいよいよ最終の試験である認定試験(実技試験)です。
 試験は3月4日(金)岩泉町、5日(土)釜石市の2会場(いずれか1会場選択)で行われました。今回の受験者は19人いたようで、自分は釜石会場で午後1時半からでした。事前にいただいていた昨年の合格者の動画を見てみたら、10分間でほぼ完ぺきの説明をされていて、これは無理だわ… と、あきらめ気味になったのですが、その動画から、説明資料がある意味カンペの役割に利用できることを悟り、試験までに資料を増やし、試験の10分のガイド部分に絞って内容を練って、本番に臨みました。
 審査員は、協会役員と地質学の先生、そして、民間旅行会社の方の3人でした。自分の作成したプログラムの中の1場面を選び、そのガイドを10分間。私は蓬莱島(ひょうたん島)のガイド部分を行いました。
 必死にガイドしていると10分間というのはあっという間に終わりますね。その後、審査員から質問が入るのですが、地質学の先生の深堀がとにかくすごい。自分が説明した内容などさわりのようなもので、どんどん突っ込まれます。こういう場合は下手に答えるより、勉強不足を認め、今後の肥やしにする旨を伝えた方が潔いですね。昔の自分だったら取り繕おうとして、傷口が広がったと思います。勉強不足として今後のガイドに活かしたい旨を伝えました(結果的にはそれがよかったのかもしれません・・・)。最後に旅行会社の方から、合格したらどう活かすかの質問が来たので、現状の観光のことを話し、認定ガイドにこだわらず利用していく旨を答えました。
 試験の10分間のガイドについては、自分が見た合格者のガイドに比べ見劣りしかなかったので、正直(合格は)難しいだろうと思っていました。

 かくして、3月末に送られてきた結果発表は… 「合格」でした。

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 ここから、認定ガイドへの登録申請を経てガイドになるのですが、ひとつ、必修である「普通救命講習等」をコロナ禍の影響もあり受講することができておらず、その受講を待っての登録になると思います。
 なったからと言って、すぐガイドが出来るわけでもなく、自分がガイドを行うコース設定とガイドプランの準備をしなければなりませんのでまだまだやることはたくさんあります。しかしながら、続けてきたことが一つの形になることはうれしいですね。
 とりあえず、大槌町の観光に活かせていければと思います。

#三陸ジオパーク #三陸ジオパーク認定ガイド 

4.ネイチャーゲームリーダー養成講座


 三陸ジオパーク認定ガイドになるためには、認定講座を受講するわけですが、更に認定ガイドになるためのいくつかクリアしなければならない要件があります。その一つがまず「三陸ジオパーク検定(初級)」の合格があります。そして、もうひとつの要件として「自然案内に関する資格・講習会等」の受講があげられています。
 今回は、三陸ジオパークの主催で、無料で受講ができる「ネイチャーゲームリーダー養成講座」に参加しました。学生の頃、自然教室やキャンプでのレクリエーションを行う講習などを受けていたことがあるのですが、その時は指導員のお兄さん的な立場になって、某教育番組の○○といっしょのようなことをやった記憶があって、この歳でまたそんなテンションを演じなければならないのかと、モチベーションの低い受講当初でした。
 しかし、実際の講座はもっとゆったりとしたものでした。以下、講座内容の説明文そのままです。
『 本講座では、体験型の環境教育の手法「ネイチャーゲーム」を体験します。ネイチャーゲームは、見る・聞く・触るなどのさまざまな感覚を使って自然を直接体験し、楽しみながら自然への理解と豊かな感受性を得ることができる活動です。
 本講座は、まずご自身がネイチャーゲームの体験者となり、さまざまな感覚を使って自然を十分に楽しむことから始まります。体験に基づく学習を通して「実践における具体的な手法」や、その基本的な理念である「シェアリングネイチャーの考え方」を学びます。この講座を通して、自然そのものを先生として、共に学び、発見のよろこびをわかちあう「自然案内人」としてのノウハウを身につけ、自然案内に活かしてください。』
ということで、2日間、自然を感じる様々なゲームを体験したり、自分が進行する側になったり、ゆったり楽しく受講することが出来ました。
 認定ガイドの要件は受講までだったのですが、これなら何かしらのイベントでもスポット的にできるものだと思い、リーダーの登録をしてみました。 実際に行う際も、専用の教材を使用しながら行うので、自分にも比較的負担が少なく実施できるので、活用する場を模索していきたいと思います。

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 とりあえずいつでもゲームが出来るよう、教材を確保しました。

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#ネイチャーゲーム  


5.山田町の観光体験プログラム視察


 観光交流協会で一緒に活動している服部さんが山田町で作り上げてきた観光体験プログラムの視察に参加させていただきました。
 牡蠣やホタテの養殖現場や番屋の訪問、山田せんべいづくり体験など、いろいろ体験させていただきました。詳細は他の隊員がいろいろレポートしてくれているので、そちらをご覧いただければと思います。その代わり、参加した時の写真をいくつか。

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6.はたけ活動(1)


 地おこの伊藤君が実家で無農薬野菜をやっており、大槌でも始めるということで、その話しに乗らせてもらって、現在、畑づくり(開墾)から始めています。
 初日男3人で硬い地面をスコップを使い掘り起こし、えんやえんやと半日がんばり、起せた土は幅数メートル縦20m弱。そこに金沢の佐々木さんが助け舟。わざわざトラクターに乗り1時間かけて畑まで。やはりマシーンの力はすばらしい。わずか10分ほどで、畑一面を掘り起こし、別場所の三角地まであっという間。ほんとに助かりました。
 現在は、取っても取ってもなくならない石ころをひたすら拾い、これまた佐々木さんより堆肥をいただき、畑にまんべんなく広げ、少しずつ畑らしくなってきました。この後、鳥獣害対策の柵を設置したり、更に畑らしくすべく伊藤君がいろいろ考えてくれています・・・(あくまで人任せの私・・・)
 これから楽しみながらがんばっていきたいと思います。

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7.津波記念碑


 大槌町内にも過去の津波やそこからの教訓を伝える石碑がいたるところになるのですが、前から思っていることがあります。
 それは、その石碑自身が十分活かされていないように思うのです。現在、語り部や震災伝承のプロジェクトなど震災を教訓を後世に伝えるべくいろんな取り組みがなされています。そして、東日本大震災の津波記念碑(個人的には記念と付くのはどうなのかと思っている…)もいたるところに新しく設置されている。後世へ残す一つの指標として設置することに否定はしないのですが、古くからある津波記念碑は、どこか文化財のような扱いがされているものが多いような気がしています。更に、書いてある内容がパッと見て分かりにくいものがほとんどです。
 大槌に来て観光に取り入れるべく歴史関係を調べている身としては、いくつもの津波記念碑を見て、なぜ、字体のところを色付けして、遠くからでも読めるようにしないのかなぁ…と不思議に思ってしまうのです。
 一例として三陸御社地天満宮の脇に設置されている津波記念碑は、昭和3年の三陸津波の後に設置されたものです。津波時の状況と教訓を伝えているとても重要な石碑なのですが、石碑をよく見ないと書いている内容が分かりません。なので、町民の人でも気に留める人はわずかで、その存在自体を知らない人も多いように思います。
 石碑の字体に色付けするだけで、とても効果を発揮できると個人的には思っています。正直、長年住んでいる町民の方は、津波記念碑をどう考えているのかな…とずっと気になっています。

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よく見ないとなんて書いてあるかわからい石碑

#津波記念碑  


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