初めて組んだスタンダードのデッキ

こんにちは!
今回は私が初めてMTGのスタンダードで組んだデッキ、『赤単ゴブリン』について書こうと思います。

最近は別のデッキを使ってることもあり、このデッキはコウ@デッキ配りおじさん(@bird335good)に贈呈して新しい使い手の方にに使って頂こう!ということになりました。
(コウさんは、デッキを配ることでMTGの普及に努めていらっしゃる方です。)
そこでこのデッキと思い出の振り返りと、このデッキがどんな動きをするのかの取扱説明書を書いていこうと思います。

①スタンダードを始め、このデッキを作ったきっかけ
MTGのスタンダードは今年の7月頃ですが、始めたきっかけの一つは参加賞のプロモカードです。
当時のプロモカードは《勇敢な追跡者ルビー》(アーティスト:マツモト ミツアキさん)で、赤緑信者でありその美麗なイラストに興味が惹かれた私はせっかくならシングルで買うよりイベントに参加してカードをもらおうと思い、PWFM(プレインズウォーカーフレンドリーマッチ、店舗で行われるスタンダードのカジュアルイベント)に参加しました。


そのためとりあえずイベントに参加するために作ったデッキが、このデッキの前身となる格安赤単デッキでした。デッキレシピは忘れてしまいましたが、高額な《精鋭射手団の目立ちたがり》の枠を比較的お安い《逃走する暗号破り》に入れ替えたよくある赤単デッキでした。
その後、《暗号破り》や《怪しげな統治者、スクイー》がゴブリンの種族であることに着目してゴブリンで統一したデッキがこのデッキです。


スタンダードにはローテーション落ちが存在して同じデッキが最大で3年間しか使えないのもあり、安いデッキを作ろうと思ったのですがこのデッキは主要なカードがストレージにあることも多く3000円くらいで作れました。
正直強いデッキとは言い難いですが、PWFMでもそれなりに戦えたので満足できました。

②このデッキの動きについて
基本的には一般的な赤単と同様、相手のライフを愚直に削っていくデッキです。
序盤からゴブリンを戦場に並べていき、ロード(部族限定で全体強化するクリーチャー)である《ランドヴェルトの大群率い》や、アーティファクトを生贄に捧げることで全体強化する《ブリキ通りの男爵、クレンコ》でゴブリンを強化して制圧を狙っていきます。

③採用カードについて
【メインデッキ】
ゴブリンの墓荒らし
アーティファクトがあると速攻を持ち修整を受けます。
このデッキは割とアーティファクトをすぐ使い捨ててしまいがちですが、これを戦闘要員にしたいなら、場に残しておくのもアリ。
無謀なる従僕
先制攻撃、速攻持ちなので戦闘要員として優秀。
自らを生贄にする能力は使う機会がほぼないです。
実業的な悪党》
自分のターンの終了ステップ時に、落魄(パーマネントが墓地に落ちること)していると、宝物トークンを出します。
基本的に、落魄要員は宝物トークン以外のアーティファクトになります。
一応、除去や戦闘で他のゴブリンが破壊された時も宝物が出ます。
逃走する暗号破り
果敢、速攻持ちなので戦闘要員として優秀。
変装能力は、使う機会がほぼないです。
ランドヴェルトの大群率い
ゴブリンのロード。
自身を含むゴブリンが死亡したときにライブラリの一番上がゴブリンだったら唱えることができます。
積極的に使いたい効果ではないですが、相手に除去を打たれた時でも運が良ければゴブリンをまた出せるかもしれません。
熱心な略奪者、ブリーチェス
先制攻撃を持ち、海賊1体が攻撃するたびに「①宝物を出す②相手のクリーチャー1体をブロック不可にする③ライブラリの一番上をプレイできる」の3つの能力のうち1つを使うことができます。
因みに海賊が複数体いれば、それぞれが攻撃するたびに能力が使えます。
地味ながらも小回りが利き、相手の邪魔なクリーチャーをブロック不可にして攻撃を通しながら宝物を出すなど強い動きができます。
このデッキにはこのブリーチェス以外に、《ゴブリンの墓荒らし》《無謀なる従僕》《実業的な悪党》という3種類の海賊がいるので複数体並ぶことも割とあります。
ブリキ通りの男爵、クレンコ
速攻を持ち、このクリーチャーをタップしてアーティファクトを生贄に捧げることで自分のすべてのゴブリンに+1/+1カウンターを乗せます。
これは前述の《ランドヴェルトの大群率い》とは違いカウンターなので、クレンコ自身が除去されたとしても強化は続きます。
また宝物トークン以外のアーティファクトが破壊や生贄にされたときに、赤1マナを支払うことで1/1のゴブリントークンが出せます。
つまり赤1マナと宝物トークン以外を破壊または生贄にすれば、場の全部のゴブリンを強化した上に1/1のトークンが出てきます。
怪しげな統治者、スクイー
速攻を持ち、攻撃をするたびに1/1のゴブリントークンが攻撃している状態で出てきます。
また破壊されても4マナを支払い墓地のこれ以外のカード4枚を追放することで、蘇ってきます。
上機嫌の解体
アーティファクトを破壊します。自分のアーティファクトを壊した場合は1/1のゴブリン・ファイレクシアントークンが3体出てきます。
相手のアーティファクトを壊してもいいですが、基本的には自分のアーティファクトを壊してゴブリンを増やすことが多いです。
次に紹介する《ダイヤのツルハシ》とはちょっとしたコンボになります。
ダイヤのツルハシ
アーティファクトその1
装備すると、装備されたクリーチャーに+1/+1の強化と「攻撃時に宝物を生み出す」能力を与えます。
このツルハシ自体は破壊不能なので、《上機嫌の解体》で破壊の対象にするとタダでゴブリン・ファイレクシアントークンが3体出てくるのでお得です。
チェーンソー
アーティファクトその2
戦場に出たときにクリーチャー1体に3点ダメージを飛ばせるので、相手のクリーチャーを除去しながら、《ブリキ通りの男爵、クレンコ》《上機嫌の解体》のコストに充てられます。
相手のクリーチャーも含むすべてのクリーチャーが死亡するたびにカウンターが乗り、装備するとその分だけパワーを強化できます。
ただ、このデッキだと装備する前にコストに充てられるほうが多いです。

【サイドデッキ】

ショック
稲妻の一撃
火力呪文。
クリーチャーだけでなく対戦相手にもダメージを飛ばせるので、最後の一押しになることもあります。
焦熱の射撃
クリーチャー向け火力。
5点のダメージを飛ばせるので、相手の大型クリーチャーを焼いていきたいですね。
縫い合わせの旗
マナ加速兼クリーチャー強化。
アーティファクトなので、そういう点でもこのデッキとは相性がいいです。

④まとめ
このデッキはトップメタのデッキとやり合うには厳しいかもしれませんが、動きがシンプルでちょっとしたコンボも入っているのでMTG初心者の方が使うにはおすすめできるデッキだと思っています。
ゴブリンは昔からある部族なので、様々なフォーマットで人気があります。
そういったMTGの歴史にちょっとだけ触れられるのもこのデッキの魅力でしょうか。
とても安く組むことができるので、MTGのデッキは高いからと始めるのを躊躇している方や初心者の方、新たにMTGを始める方の参考になれば幸いです。


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