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ウィーンの街歩きのお供に、美味しいアイスはいかが?お勧めアイス屋さんと注文方法

オーストリアは、実はアイスクリームがとっても美味しいことでも有名です。夏の日差しが暑いウィーンでは、この時期多くのアイス屋さんが軒を並べ、お客さんがテラスやベンチでアイスを食べています。

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ウィーンで食べられているのは、国境を接するイタリアから持ち込まれたジェラートで、本場イタリア人が働いている店も多くあります。それなのにオーストリア人は、もうアイスは国民食と言わんばかりに、アイスが大好き。ランチ帰りのビジネスマンから親子連れまで、欲しいと思ったらすぐにアイスを買って、その場で食べるのがまさにウィーン人。

今回はそんな、ウィーンの夏と切っても切れない関係の風物詩、アイスクリームについてご紹介します。

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ウィーンの老舗アイス店Zanoni&Zanoniのショーケース前はいつも人だかりでいっぱい。

●アイス屋さんでの注文の仕方

ドイツ語でアイスクリームはそのままEis(アイス)と言います。
ウィーンのアイス屋さんでは、イートインとテイクアウトで窓口もメニューも違います。

まずは、気軽なテイクアウトから。ショーケースの前に立ち、コーン(Tüteトューテ)かカップ(Becherベッヒャー)かを決めます(ドイツのドイツ語と用語が異なります)。次に、何玉のアイスを入れてほしいかを決め、店員さんに言います。玉(Kugelクーゲル)の数で値段が決まります。

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このメニューだと、コーンで2玉で2ユーロ。下にはアイスの種類が並んでいます。

次に、どのアイスがほしいかを、15種類以上の味が並んでいるショーケースから指定します。ストリベリーやチョコレート、バニラなどの定番の他に、アプリコットやケシの実などのオーストリアの特産品、ティラミスやヌテッラなどのイタリアらしいものもあります。また、特別メニューで変わったものでは、山羊のミルクで作ったチーズ味、レッドブル味、タマゴのリキュール味なんてものもあります。

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有名店では全てお店の手作りですので、フルーツの味がそのまま楽しめ、濃厚でクリーミー。複数の味が混じってもとても美味しいですよ。

ここまで、ドイツ語での注文の仕方を説明はしましたが、ドイツ語が全く話せなくて大丈夫です。基本的にコーンかカップか、玉の数、アイスの種類が伝わればいいので、全て指差しでもちゃんと伝わります。お店の人も外国人に慣れていますので、ご安心を。

また、自宅で楽しみたい場合は、保冷箱に入れてもらって持ち帰ることができます。箱の大きさを指定すると、中身は何種類でも詰められます。

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保冷ボックスは種類もいくつかあり、ちゃんと発泡スチロールに入れてくれます。

また、イートインする場合はテラス席か屋内の席に座り、メニューを見て欲しいものを注文します。イートインでしか食べられないオシャレなアイスメニューもあれば、テイクアウト用のショーケースから欲しいものをお皿に盛ってもらう事もできます。

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アプリコットとラズベリーとトプフェン(フレッシュチーズ)のアイスの盛り合わせ。


ショーケースからグラスに盛ってきてもらった、チョコレート、マンゴー、ストロベリーヨーグルトのアイス。

ウィーンでアイスカフェーと呼ばれる、コーヒーにアイスが乗った夏のドリンクも、アイス屋さんで注文すると格別です。

●有名店のお勧め

ウィーンにアイス屋さんは星の数ほどあります。その中でも、現地人にも人気で観光にも便利なイチオシは、ZANONI & ZANONIです。ウィーンの中心シュテファン広場から歩いてすぐの角の店で、テラス席はいつもいっぱいですが、回転が早いのですぐに座ることができます。

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Zanoni & Zanoniのテラス席は、夕方でもこの混雑。

ショーケース前の人だかりもありますが、イタリア人の店員さんがテキパキ対応してくれるので、すぐに注文ができますよ。このお店は、グラーベンの突き当りのユリウス・マイヌルという高級スーパーにも支店を出していますので、テイクアウトだけでしたらそちらでもどうぞ。

もう一件の老舗は、シュヴェーデンプラッツのアイスサロン。こちらは夏季のみの営業で、この店が開店するとウィーンの夏が始まるとニュースになるくらいです。ここのテラス席は、ドナウ運河の船着き場を眺めることができ、なかなか素敵な気分に浸れます。

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夏のウィーンの風物詩アイス、食べたくなってきましたか?クーラーのない暑い夏を乗り切るための、イタリアからお借りした美味しい生活の知恵。観光で来られる方にも気軽に楽しんでいただけますので、ぜひ一度味わってみてくださいね。

(2017年5月執筆)


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